○特集俳句510・新し俳句1-9(新しき波)・稲田眸子03・2020-12-23(水)○「新しき波を育てて紙を漉く」(→稲田眸子03)○季語(紙漉・三冬)(「→575筆まか勢」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3・検索4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:紙漉の作業の様子の精緻な写生句であります。漉桁(すきけた)の中に敷かれた漉簀(すきす)の上に紙の繊維の溶け込んだ水を流し込む作業。何度も漉桁を揺すって「新しき波を育て」ながら丹念に。
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