俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0275・二十四節気=穀雨(時間)01・滝沢伊代次01・2016-04-20(水)
○「石臼のはればれ打たる穀雨かな」(『大年』1969)(滝沢伊代次01)
○季語(穀雨・春) 「いしうすのはればれうたるこくうかな」(→「万象・主宰顧問の俳句」より引用)【→次元俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:あ行母音の多い明るい響きの句です。このようなはればれと明るい雨も、石臼を打つ穀雨ならではでしょう。
●滝沢伊代次(たきざわいよじ)(1924~2010)
○好きな一句「海棠の明かりや寺の屋根までも」02
○季語(海棠の花・春) 「かいどうのあかりやてらのやねまでも」
【Profile】:長野県出身。→沢木欣一に師事。「→風」が2002年3月号にて終刊後、4月より「万象」創刊主宰。沢木欣一の精神を引き継ぎ、「風」の多くの会員が参加。