俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0263・数詞効果013・山本梅史01・2016-01-28(木)
○「三人に成りて淋しきこたつ哉」(山本梅史01)
○季語(こたつ・冬) 「さんにんになりてさびしきこたつかな」(→「双牛舎類題句集」より引用)【→方法俳句-索引01・方法俳句-索引02 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:「三人」が淋しい数なのかそうでないかは比較の問題です。ついさっきまで四人いたのですから。核家族化・老齢化の現在では三人は十分賑やかな数でございます。
●山本梅史(やまもとばいし)(1886~1938)
○好きな一句「蕗の臺吹きたまりたる如くなり」(『梅史句集』1934)02
○季語(蕗の臺・春) 「ふきのたうふきたまりたるごとくなり」
【Profile】:堺市櫛屋町生まれ。新聞人、のち堺市役所職員となる。少年の頃から文芸を好んだ。1917年→高浜虚子を堺に迎え堺俳壇を盛んにした。1929年「ホトトギス」同人。「いづみ」を創刊主宰。親しまれている「堺音頭」の作詞者でもある。