俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句0262・●色017・辻直美01・2016-01-20(水)
○「寒牡丹目蓋のうらの色なりし」(『春の構図』1998)(辻直美01)
○季語(寒牡丹・冬) 「かんぼたんまぶたのうらのいろなりし」(→「ふらんす堂オンラインショップ」より引用)【→色彩俳句-索引01・色彩俳句-索引02 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:「~色」第17弾は「まぶたの裏の色」。寒牡丹の色を、目を閉じたときに瞼を透かして見える冬の陽光に見立てました。
●辻直美(つじなおみ)(1936~2012)
○好きな一句「祝祭の如く鳴子の張られたる」(『祝祭』2014)02
○季語(鳴子・秋) 「しゅくさいのごとくなるこのはられたる」(「俳句201509」より引用)
【Profile】:東京都出身。→能村登四郎に師事。1986年「沖」新人賞・同人。俳人協会会員。俳人、→辻美奈子の御母堂。