俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0210・オノマトペ025・柚木紀子01・2015-01-22(木)
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○「ざらと置くロザリオもまた冬景色」(『麺麭の韻』1994)(柚木紀子01)
季語(冬景色) 「ざらとおくろざりおもまたふゆげしき」
【鑑賞】:「ざらと」というオノマトペが「ロザリオ」の鎖の形態と質感を見事に言い表しています。「ざらと」の三文字に句の情景が完結しているといってもいいでしょう。
○柚木紀子(ゆきのりこ)
●好きな一句「白鳥のこゑ天地の鹹し」(『鹵凡』1998)02
季語(白鳥・冬) 「はくちょうのこゑあめつちのしおはゆし」
【Profile】:1933年東京都出身。1962年→山口青邨より「夏草」新人賞。1987年→金子兜太より「海程」新人賞。「天為」「海程」同人。「藍生」会員。1991年、第37回角川俳句賞受賞。