俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句064・欲求発見01・大西泰世・2011-12-01
○「逢いたくて生まれるまえの石を積む」(『椿事』1983)(大西泰世01)
○季語(無季)
【鑑賞】:まるで賽の河原のように石を積む行為は「逢いたい」という欲求からの行為です。しかも積むのは生まれる前の石です。
○大西泰世(おおにしやすよ)
○好きな一句「闇よりも濃い闇ありぬ落椿」(『こいびとになつてくださいますか』1995)02
○季語(落椿・三春)
【Profile】:1949年、兵庫県姫路市生まれ。川柳作家。26歳から川柳を書き、俳人からも注目される。俳句同人誌にも参加。詩・短歌・俳句・川柳のジャンルを越えた活動をしている。第1回中新田俳句大賞。
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大西泰世掲載句
03骨盤のあたりで泳ぐのは夕陽(『世紀末の小町』1992)(泳ぐ・晩夏)〈五体650・骨盤1〉2024/5/28