「還付金処理状況確認」（ｅ－Ｔａｘで申告した場合）

平成２２年分の確定申告から、ｅ－Ｔａｘ（電子申告）で申告した場合に限りパソコンの画面でインターネットを通して還付金の処理状況を確認できるようになりました。

（ｅ－Ｔａｘ）ホーム >システム利用状況等の確認 >還付金処理状況確認について
http://www.e-tax.nta.go.jp/kakunin/kanpukinsyori.htm

還付金の処理状況は次の３段階に分かれます。

【１】申告書の確認：「申告書の内容を確認しています。」
【２】振込先の確認：「還付金額や振込先の金融機関情報などの確認を行っています。」
【３】支払手続完了：「還付金の支払手続を下記の日程にて行います。」

【１】が「難関！」です。「申告書の記載内容に不備がある」「添付書類が不足している」などの場合には、これより先に進むことができません。また、この【１】は申告内容や管轄の税務署によって要する日数が相当異なります。【１】がクリアーできない場合には税務署から電話があり、税務署の指示に従わなければ先へは進めません（還付は受けられません）。

【２】【３】は単純事務作業です。「金融機関情報」さえ正確に記載しておけば「楽勝！」です。なお、【２】が表示されてから還付金が振り込まれるまでの日数は５日程度のようです。

申告書を提出してから還付があるまでの日数は法定されていません。納税者には還付される時期が予測不能であることから、還付金をあてにした計画は立てられないのです。これは、今（ｅ－Ｔａｘ）も昔（紙の申告書）も同じです。要するに「還付金処理状況確認」に大した意味はないのです（笑）。ちなみに、以前（紙の申告書）は状況を電話で確認していました。その場合、【２】【３】あたりに限って、「振込みの手続をしましたので近日中に振り込まれるはずです」と答えてくれました。

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★会計事務所（税理士）は助かります
会計事務所としては【２】が表示されたらほっとします。達成感を感じます。また、お客様によっては還付があったことを知らせてくださらない方もおられます。その場合も助かります。この「還付金処理状況確認」を含むｅ－Ｔａｘは会計事務所（税理士）のためにあるのかもしれません（笑）。