Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

小池ワールド

2017-10-19 23:01:01 | つぶやき

 以前にも同じようなことを書いた記憶がある。これは図られたものではないか、と。衆議院選挙に絡んでのことである。

 小池東京都知事が新たな党を起こして、風を吹かせようとした。あっと驚いたのは、野党第一党の民進党が候補者を出さずに希望の党に合流するということだった。希望の党側にしてみると「合流ではない」と言ったが、傍目にはそうは見えなかった。このあっと驚く民進党の分離劇が小池ブームを後退させていったのは、今の流れをみれば歴然としている。世論調査では当初の流れに反して自民党圧勝の雰囲気すら漂う。世論調査があまりにも安倍政権寄りになるから、それに反して逆の流れがあればまだしも、そうした感じはない。

 もともと自民党にいた小池東京都知事。そして自民党の政策とほとんど変わらない。これってもしかしたら自民党が負けないように仕組まれた策なのでは、と思われても仕方ない。民進党を壊滅させるための策、といった方が良いだろうか。あの自民党が下野した時代に、わたしたちはずいぶん当時の政権政党にいじめられた。そのことはけして忘れない。だから二度とあの人たちには返り咲いて欲しくないと思っているが、確かに最近の安倍首相はおかしい。そしてこの選挙序盤のテレビにおける討論を聞いていると、ちょっと病にかかっているんじゃないか、そう思わせるほど発言もおかしかった。ところが後半に入って希望の党失速の流れが大勢を占めてくると、あの安倍さんのうろたえた顔は消えていた。もしかしたら安倍政権末期になるはずだった解散劇は、意外にも小池ワールドによって復活したのだ。

 繰り返す。同じようなこと、かつてもあったように思う。


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