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自由が丘駅前のイタリアン、マダムのひとりごと

ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女上下巻 ~ダヴィドラーゲルクランツ著~

2016年08月31日 | お知らせ
ミレニアム3のヒット真っ最中に作家ラーソン氏が死んでしまったと知りました。え~~~~~~?これが最後?と思っていたのに残されたプロットをラーゲル氏が見事に復活させてます。1作目のドラゴンタトゥ―の女も大好きだったけど、今作も良い!

ミレニアムは基本、社会派ジャーナリストのミカエルとその助っ人であり最強の女性ハッカーリスベットが主役のハードボイルドミステリー。

今回彼らがかかわったのは人工知能博士の殺人。彼の作った何か(専門外であまり理解できず)がロシアに流れ、不正に使われる可能性があるという事実をつかんだ
博士が殺害されたのです。殺害現場には知的障がい者と診断された息子がいたが、殺し屋も知的障がい者なら問題ないと彼を生かしたことが間違いであったのです。
実は息子は超が付くほどの天才的な数学者の才能を持ち、物事を写真のようにとらえることができる記憶力も持っていたのです。

犯人をそのまま写実出来るため、息子はもう一度ロシアの殺し屋に狙われますが、その殺害を防ぐのが天才ハッカーのリスベット。その真相を明らかにするのがミカエルというわけです。

リスベットの敵はロシアの殺し屋とは表向き。実は彼女が育つ過程で生涯の敵となった双子の妹の存在が見え隠れし、シリーズ5があること間違いなし!嬉しいです。

ちなみに主人公の天才ハッカーリスベットは超パンクな風貌で背中にはドラゴンタトゥー。誰がみても変人な彼女ですが、悪に対する憎しみはひとしおでやり方こそ
ほめられたものではありませんが、障がい者や虐待などを痛快にやっつけます。

彼女自身レズビアンというマイノリティ。そのあたりも見え隠れさせる物語の本筋は十分に受け継がれておりました。

凄いね、ラーゲル氏。ミレニアム5は双子の姉妹の戦いなるか?見ものです。


映画ミレニアムより、リスベットサランデル

昨日の賄い:ジャーマンホテト、鶏ささみのカツ、キュウリをそのまま食べる。ちょっとお疲れ手抜きモードです。

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