森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

ウィル・グレイソン、ウィル・グレイソン   ジョン・グリーン、ディヴィィッド・レヴィサン著

2017年12月25日 | 書籍紹介
アメリカのYA小説

二人の作家による一つの小説。 ウィル・グレイソンという少年を二人の作家が一章づつ書き進める。
主人公は同じ名前だけど 別々の2人の少年。
一人は平凡な少年 でも素敵なゲイの友人がいる。 もう一人は鬱を抱えたゲイの少年。 別々の場所で別々の高校生活を送っている。

気持ちの描写がいいなあと思う。私はこの年代にこういう立場になったことはないのだけど 共感がおこってぐいぐい引き込まれる。
LGBTの高校生が主人公の読み物って 日本にはまだない。
チャットの会話や 日々の会話のテンポが良くて きつい重たいテーマなのに どんどん話が進む。
同名異人の二人がポルノショップで出会う。 違う考え方をしている二人のシンクロ部分が面白い。

それにこの小説に出てくる子どもたちの会話のセンス いいねえ と思う。  ワタシだけかも

久しぶりに 面白い本読みましたので ご紹介。