森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

サピエンス全史 上・下 ユヴァル・ノア・ハラリ著

2017年10月22日 | 書籍紹介
H氏宅にあったのだが 今読んでる途中とかで貸してもらえなくて 購入したのだ。ここでこっそり持って帰ると あとあと何と言われるか、、。

ジァレド・ダイアモンド氏の「銃・病原菌・鉄」がハードなら これはソフト
「帝国・貨幣・宗教」なんちて 読んでいたのだが 下巻にになると 頭が痛くなった。
上巻では 狩猟採集民と農耕民の考え方の違い こういう分け方はすっきりしてるよね。 
ネアンデルタール人とクロマニョン人  縄文人と弥生人より ずっといい。
でもここまで農耕民族をぼろくそに言わなくても ねえ。
私的には 妊娠・授乳中は女性は2割増しで食生活が保証されないと 健全な育児ができないというし、飛躍的に人口が増えたので
お母さんたちはあんまりひもじい思いをしなくてもよかったのでは、とは思いましたよ。

下巻では 宗教論。 資本主義も 自然保護活動も宗教でくくられる。 たしかに面白い考え方です。
でも ノーベル平和賞に原子爆弾の発明者を という話は 私には趣旨は分かっていても カチンときた。日本人だから。
大航海時代にそれをしなかった国(スキルはあるのに)なぜか というところも も少し突っ込んで欲しかった。

最後は幸福論。 その後に 現在のテクノロジーの話。読んでいると人間ってなんでもできるようになったのかい? て気になってくる。
確かに 行く先も決めずに宇宙船地球号を発射してしまったようです。
で、頭が痛くなったのよ。 書いてあることは本当のことだし この本は SF本ではないのだし。 「都市と都市」なんてやだよ。