地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

ニューホライズンズ打上2周年記念日

2008年01月19日 14時50分34秒 | 大気圏外ネタ


明日は、準惑星に降格された冥王星とエッジワースカイパーベルト天体(EKBO)
の探査にあたるニューホライズンズが打ち上げられてから丸2年目にあたります。

正確には、2006年1月19日19時00分 (UTC) /20日4時00分 (日本時間)
に、フロリダ州のケネディ宇宙センターに隣接するケープカナベラル空軍基地
第41番発射台から、ロッキード・マーティン社製アトラスV型ロケットで打ち上げられ
ました。


(打上げ用ロケットの第1段に使われたアトラスには補助ブースター5基が取りつけら
れました。史上最も多くのブースターを使用した事例に。何故かって、地球圏離れた
段階での初速をできるだけ稼いでおく為)

人工天体史上最速の物体とのレコードを保持しつつ、昨年2月には木星スイングバイ
し、冥王星目指してかっ飛んでいます。ただし、観測機器類ほとんど休眠した状態で。

現在のニューホライズンズの位置は、


(地球から9.49AU(およそ14.2億㌔)、第一目的の冥王星まで22.84AU(およそ34.3億㌔)

あと数箇月で土星軌道にまで到達します。発射から2年数箇月で土星軌道にまで人工物
を送り込めるロケット初速っちゃー、やはり大したもんです。

アトラス・セントール・デルタ等々、米国の数あるロケット群、色んな組み合わされ方
でもって数十年に渡り使用されていますが、信頼性はやはり抜群です。

太陽系全体を見渡せる鳥瞰図で、冥王星とニューホライズンズとの位置を見てみますと、


(土星軌道超えてからが長いです。土星-天王星軌道間を飛んでいる2010年に、
近傍(と言っても最接近時でも数十万㌔か数百万㌔かの距離はあるはずですが)を
フライバイすることになる小惑星クラントルを観測することになっています)

木星スイングバイ直後は、23.08Km/secまで増速出来たのですが、現在のスピードは、
19.03Km/secまで低下しています。ちなみに、打上げてすぐ、月軌道を通過した時点
では30.49Km/secでした。

冥王星表面までの距離およそ10,000Kmに最接近する2015年7月14日まで、残す
ところ、2733日と6時間少々です。その時点でのスピードは約14Km/secまで落ち
込んでしまってるんだとか。

それでも、パイオニアやボイジャー等、歴代の外惑星探査機たちよりよほど速いスピード
ではありますが。



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