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社会、経済、政治などの問題点について投稿して行きます。 又、テレビ報道しない重要な出来事や、注目すべき出来事も対象です。

茨城県東海村の実験施設で研究者ら放射線被曝!~誤作動でビーム出力通常の400倍?。

2013年05月25日 06時40分01秒 | 科学/ハイテク

何故、誤作動でビーム出力通常の400倍になってしまったのか?。

インターネット、外部からの不正侵入で、そのようになる事は、技術のある者からすれば、セキュリティが甘ければ、比較的簡単に侵入が可能と言える。

制御しているコンピューターのプログラムの改ざん(ハッキング)の可能性は無いのか?。

直感でそのようにも思える。



記事参照

ニュース詳細
実験中に放射性物質発生 4人被ばく
5月25日 5時26分

茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で23日、金属の金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中に装置が誤作動して放射性物質が発生し、分かっている範囲で、男性研究者4人が被ばくしました。

23日午前11時55分ごろ、茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の素粒子を発生させる実験施設で、金属の金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中に、装置が誤作動してビームの出力が通常の400倍に上がり、金が高温になって蒸発して放射性物質が発生しました。

この事故で、分かっている範囲で22歳から34歳の男性研究者4人が放射性物質を体内に取り込んで被ばくし、外部からの被ばくを合わせた被ばく量は、最大でおよそ2ミリシーベルトでした。

4人は自宅や宿舎に戻っていて、日本原子力研究開発機構は「健康への影響はないと考えている」と説明しています。

また、建屋では合わせて55人が出入りしていたということで、今後、被ばく量を調べるということです。

建屋内の汚染は、最大で1平方センチメートル当たりおよそ30ベクレルで、装置がある建屋は封鎖され、立ち入り禁止になっています。

この施設は現在、停止していて、敷地境界で放射線を測定しているモニタリングポストの値に変化はなく、外部への放射性物質の漏えいはないということです。

一方、茨城県によりますと実験施設の隣にある施設のモニタリングポストでは、23日の午後4時ごろから6時ごろにかけて、通常、1時間当たり70から130ナノグレイを示している値が、一時、10ナノグレイ程度上がったということです。

国の原子力規制庁は、24日午後9時20分ごろに、日本原子力研究開発機構から連絡があったということで、内部被ばくの状況、連絡が遅れたことなどについて、話を聞いて調べています。

茨城県は、午前2時から記者会見し、発生から通報まで1日半もかかっていて遅いとしたうえで、25日の午後、立ち入り調査を行う考えを示しました。

日本原子力研究開発機構は、午前2時半前に茨城県庁で記者会見し、「大変、お騒がせして申し訳ありません」と謝罪しました。

日本原子力研究開発機構では今月17日に、福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で重要な機器の点検漏れなどが相次いだことを受けて、鈴木篤之理事長が辞任したばかりです。


「安全への認識が甘かった」

日本原子力研究開発機構によりますと、23日午後1時半ごろ、実験施設内の複数の放射線の測定装置で数値が上がっているのを確認したということです。

そして、換気用のファンで実験施設内の空気を外に出したあと、室内の空間放射線量が下がったことから放射性物質が漏えいしたことを確認し、実験装置を調べた結果、午前11時55分ごろに発生した誤作動によって漏えいしたことが分かったということです。

実験施設内には当時、およそ20人の外部の研究者が実験を行っていて、日本原子力研究開発機構は23日に研究者の服や靴の表面を検査したところ、全員から通常より高いレベルの放射性物質が検出され、その値は最大でおよそ10倍高いレベルだったということです。

原子力機構は研究者全員をそのまま帰宅させましたが、その後、4人の男性研究者から内部被ばくの検査の希望があり、検査した結果、4人から0.6ミリシーベルトからおよそ2ミリシーベルトの被ばく量が検出されたということです。

また、当日、実験施設の外のモニタリングポストの数値が上昇していたことが24日の午後になって分かったため、午後9時すぎ、茨城県と東海村に通報したとしています。

茨城県などへの通報が遅れた理由について原子力機構「J-PARCセンター」の齊藤直人副センター長は記者会見で、「放射性物質が漏れ出した量は法規上、問題のないほど低いレベルだったため、通報の必要はないと当初、判断した。しかし、施設外に放射性物質が漏れ出していることや研究者の内部被ばくも判明し、重大な事案だと認識して通報した。すぐに通報しなかったことは安全に対する認識が甘かったと反省している」と述べました。

原子力機構は当時、施設内にいた研究者全員に対し、内部被ばくの検査を行う方向で検討しています。


[関連ニュース]

茨城・東海村 実験施設で内部被ばく (5月25日 3時38分)


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130525/t10014836881000.html




原子力施設から発生する放射能は防御不可能だ。

茨城県東海村と言う事でJCOの悲惨な事故を思いださざろう得ない。

最近では岩手県にILC(国際リニアコライダー)を作ろう!と言う動きがあるが、今回の東海村の実験での被曝以上の事も起こりえる、と言う事だ。

スイスでしたか?、ハドロン型のLHC加速器が以前設置されたが、更なる加速器を日本に誘致する、と言う話しの裏では、被曝の問題があるので、EUの関係国の地元庶民は懸念を示しているのである。

この為に日本では、「この事があまり知られていない」と言う事で、EU側は日本へプッシュしたのであろう。

岩手県の知事も被曝の恐れがあると言う事は「知らないのであろう」。

最新の科学研究と言う事で、研究都市作り、雇用が確保と言う事の、「良い事のみの知識で判断」と言う事で、誘致に大賛成と言う事なのであろう。




国際リニアコライダー(ILC)計画について
2013年05月01日
http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=38648




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http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/318056a6f6a4de1cf75a8c9aec91f4bb






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3 コメント

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torl_001 (茨城県東海村の加速器実験施設J―PARCでの被爆者が「計30人に!」。)
2013-05-27 02:52:22


各記事参照


2013年 5月 26日 21:10 JST 更新
内部被ばく30人に=電磁石に過大電流―実験施設の放射能漏れ事故・茨城
記事

 日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構が共同運営する加速器実験施設(J―PARC、茨城県東海村)の放射能漏れ事故で、原子力規制庁は26日、新たに24人の研究者らの内部被ばくを確認したと発表した。

内部被ばくが判明した人は計30人となった。

同庁は「加速器の実験で、これだけ多数が被ばくを受けた例は記憶にない」としている。

 同庁によると、新たに判明した24人の被ばく線量は0.1~1.7ミリシーベルト。

事故以降、施設に出入りした55人のうち49人まで測定が終わり、19人は検出限界未満だった。
 
[時事通信社]

http://jp.wsj.com/article/JJ12749469074602894356618651442753220266968.html




2013年5月26日21時13分

放射能漏れ事故の実験施設、被曝30人に 東海村

 茨城県東海村の加速器実験施設「J(ジェイ)―PARC(パーク)」の原子核素粒子実験施設で放射性物質が漏れ、研究者らが被曝(ひばく)した事故で、高エネルギー加速器研究機構と日本原子力研究開発機構は26日、新たに研究者ら24人が被曝していたことがわかったと発表した。

最大の被曝量は1・7ミリシーベルト。

被曝者は計30人になった。事故当時、実験装置付近にいたのは55人。その半数以上が被曝したことになる。

 発表によると、新たに被曝がわかったのは、24~55歳の男性22人と女性2人。被曝量は0・1~1・7ミリシーベルト。

最も多かったのが0・1ミリの7人で、0・2ミリが4人、0・4ミリが3人。1・7ミリは1人だった。

 ホールボディーカウンターを使って、これまでに計49人について測定した。

被曝が認められなかったとしているのは計19人。未検査の残りの6人については、27日に調べるという。


http://www.asahi.com/national/update/0526/TKY201305260202.html




電磁石の電源に問題か 放射性物質漏れ事故
2013/5/26 23:06

 茨城県東海村にある加速器実験施設「J―PARC」の放射性物質漏れ事故の原因は、加速した陽子の軌道を制御する電磁石の不具合により、高いエネルギーを持つ陽子が原子核素粒子実験設備に一気に流れ込んだためとみられることが26日、分かった。

実験をしていた高エネルギー加速器研究機構は、電磁石の電源に問題があったとみて、確認を急いでいる。

 加速器は電子や陽子を加速させ、高いエネルギーを生み出す装置。

高エネ研によると、J―PARCでは3つの加速器を用い、陽子を光の速さの99.98%まで近づけることができる。

事故のあった実験設備では、加速した陽子をビームとして金に当て、素粒子を発生させる実験をしていた。

 高エネ研によると、陽子は円周約1.6キロの加速器を通り、電磁石で軌道を制御しながら実験設備に送る。

ところが、一部の電磁石のトラブルで陽子の軌道がうまく調整できず、設備への流れが一気に強くなったとみられる。

 この結果、瞬間的に通常の約400倍の強さで陽子のビームが当たり、金の一部が蒸発。

さまざまな放射性物質が発生して放出されたという。〔共同〕


関連キーワード
PARC、高エネルギー加速器研究機構、エネルギー、事故


http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2602Q_W3A520C1CR8000/




加速器施設、被曝30人に…電磁石に過大電流

 茨城県東海村の加速器実験施設「J(ジェイ)―PARC(パーク)」内の原子核素粒子実験施設で起きた放射性物質の漏出事故で、日本原子力研究開発機構は26日、新たに24人の内部被曝(ひばく)が判明したと発表した。


 これで計30人の内部被曝が確認された。

 事故当時、施設内にいた55人のうち、26日までに新たに29人の検査を実施。24人の被曝量は0・1~1・7ミリ・シーベルトだった。

原子力機構は、健康には影響がないレベルだとしている。

49人が検査を終え、27日に残り6人の検査を行う。

 また、実験施設を管理する高エネルギー加速器研究機構などの調査で、事故の引き金となった陽子ビームの出力の異常は、陽子の量を調節する電磁石に過大な電流が流れたのが原因とみられることがわかった。

同機構は近く、電磁石用の電源を製造した国内メーカーを呼び、原因を調べる。

(2013年5月27日00時16分ハハ読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130526-OYT1T00511.htm




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torl_001 (最終的には、事故評価は「レベル1」、内部被曝者は33人になってしまったようだ!。)
2013-05-28 06:22:55


東海村の日本原子力研究開発機構の職員は今回の事故の記者会見で「にやけて話していた」。

深刻な事故を発生させたと言う自覚が無いようだ。

この機構について、今後の状況に付いて話し合う必要がある。

又、今回の事故で「電磁石に過大な電流が流れたのが原因」と言う事のようだが、「何故そのようになったのか?」、その理由を明確化する必要がある。


ハッカーによる、放射ビームのプログラム、パラメーターのハッキングではないのか?。

その部分が重要だ。

そうであるならば、「深刻なテロ事件」と言う事になってくる。



記事参照

内部被ばくは33人=55人の測定終了-放射能漏れ事故・原子力機構

 茨城県東海村の加速器実験施設「J-PARC」で起きた放射能漏れ事故で、日本原子力研究開発機構は27日、新たに男性3人の内部被ばくが判明したと発表した。

事故後に施設に出入りした可能性のある55人の測定が終わり、女性2人を含む計33人の被ばくを確認した。

被ばく線量の最大値は1.7ミリシーベルトだった。


 原子力機構によると、測定結果が出ていなかった6人のうち、23~38歳の男性3人が0.1~0.3ミリシーベルト被ばくしていた。(2013/05/27-21:54)


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乳がんに重粒子線治療=臨床研究開始へ
原電「断じて受け入れられず」
宮城の住民698人申し立て=賠償増額求め


http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013052700850&j4




加速器施設を現地調査=事故評価は「レベル1」-放射能漏れ事故・規制委


http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e6/a0382b5638aba7fc53394932578cb0d9.jpg?random=6f1f48c700eded02edcdf8c8f989f60c
加速器実験施設「J-PARC」の放射能漏れ事故を受け、現場視察後に取材に答える文部科学省の丹羽秀樹政務官(中央)=27日午後、茨城県東海村
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013052700734&p=0130527at59&rel=pv


 茨城県東海村の加速器実験施設「J-PARC」で起きた放射能漏れ事故で、原子力規制委員会は27日、事務局の原子力規制庁職員3人を派遣し、現地調査を行った。


 規制委は事故が発覚した24日夜以降、現地の検査官が施設外への影響を中心に調査した。今回は実験機器や記録類などを確認し、原因の解明などを進める。


 一方、規制委は27日、今回の事故が国際原子力事故評価尺度(INES)で下から2番目の「レベル1」(逸脱)に当たると暫定評価した。


 規制委は、屋内で汚染が確認されているのに、換気扇を回して放射性物質を外に排出するなど、安全文化の欠如が見られると指摘。放出量の確定など新たな事実が判明すれば、評価を見直す可能性もあるという。

(2013/05/27-22:24)


http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013052700734





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torl_001 (日本原子力研究開発機構 〜 10施設を廃止に。)
2016-10-18 21:40:06


記事参照



原子力機構、関連10施設を廃止へ
2016/10/18 20:38


 日本原子力研究開発機構は18日、茨城県大洗町にある材料試験炉(JMTR)や同東海村にある高速炉臨界実験装置(FCA)など関連する10施設を廃止する方針を明らかにした。

いずれも老朽化が進み、新規制基準を満たすために膨大な投資が必要になるため。

今年度中に正式決定し廃止に向けた手続きを進める。

JMTRは原発の燃料や炉の材料の耐久性を調べる目的で1968年に運転を始めた。

2015年3月に原子力規制委員会に安全審査を申請していたが、耐震補強などに400億円がかかることから廃止を決めた。

FCAは高速増殖炉の設計に必要な基礎データを得るために、核分裂反応の起き方を実験で確かめていた。


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関連キーワード
材料試験炉、FCA、日本原子力研究開発機構


http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS18H55_Y6A011C1EE8000/




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