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写真大上
演説するチュニジアのベンアリ大統領のテレビ映像=13日、チュニス(AP=共同)
http://sankei.jp.msn.com/photos/world/mideast/110115/mds1101151331006-p7.htm
写真大下
14日、国民に向けテレビを通じて演説するチュニジアの暫定大統領に就任したガンヌー首相(ロイター)
http://sankei.jp.msn.com/photos/world/mideast/110115/mds1101151331006-p8.htm
写真小
http://www.nhk.or.jp/news/html/20110115/t10013418431000.html
記事参照
チュニジア デモで政権が崩壊
1月15日 5時39分
物価の高騰などに反発する市民と治安部隊との衝突が続き、緊張が高まっていた北アフリカのチュニジアでは、14日、ベンアリ大統領が国外に逃亡し、23年間にわたった独裁政権が崩壊しました。
物価の高騰や高い失業率に不満を募らせた若者らがデモを繰り返していたチュニジアでは、14日、首都のチュニスで1万人が参加する最大規模のデモが行われ、人々は口々に長年にわたって強権的な政治を続けてきたベンアリ大統領の辞任を求めました。
これに対し、政府は非常事態を宣言し、治安部隊が催涙ガスなどを使ってデモ隊の排除に乗り出し、一気に緊張が高まりました。こうしたなか、ベンアリ大統領が、家族と共に国外に逃亡したことが明らかになり、23年間続いた独裁政権が崩壊しました。
これを受けて、ガンヌーシ首相がテレビで緊急の会見を行い、「憲法を尊重し、国の混乱を収拾することを誓う」と述べ、みずからが暫定的に大統領の代行を務めることを明らかにしました。
ベンアリ大統領は、これまで国内で民主化運動を弾圧しながら、対外的には欧米との親密な関係を保つことで、長年にわたって政権の座にとどまってきましたが、市民の抗議を受けて一気に政権が崩壊したことは、同じような体制をとるほかのアラブ諸国にも少なからぬ影響を及ぼすことになりそうです。
チュニジアにある日本大使館によりますと、チュニジア国内には、商社やエネルギー関連企業などで働くビジネスマンなど、およそ160人の日本人が住んでいるということですが、日本人が衝突に巻き込まれたという情報は入っていないということです。
日本大使館は、大勢の人が集まる場所にはできるだけ近づかず、安全確保に十分注意するよう呼びかけています。
一方、チュニジアの旧宗主国で、今も関係が深いフランスは、サルコジ大統領がフィヨン首相と急きょ会談し、情勢について意見を交わしました。
このあと、フランス大統領府は声明を出し、「フランスは暴力行為が終わることを希望する。対話だけがこの危機的な状況に民主的で永続的な解決策をもたらす」として、チュニジアの人々に自制を求めました。
そのうえで、フランスはチュニジア国民と共にあるとして、安定を取り戻すために支援していく姿勢を示しました。
主要ニュース
・検察 “供述翻すと心証悪い”
・NY株 2年半ぶりの高値更新
・日米 基地共同使用で作業部会
・改造後も厳しい政権運営続く
・16日にかけて風雪強まる
・チュニジア デモで政権が崩壊
・宮崎 犬が14匹出産で人気に
http://www.nhk.or.jp/news/html/20110115/t10013418431000.html
【国際】
デモ、独裁政権倒す チュニジア、高失業で爆発
2011年1月15日 夕刊
【ベイルート=内田康】事実上の独裁体制で、盤石とみられていたチュニジアのベンアリ政権が十四日、崩壊した。内相更迭や総選挙の前倒しなど、政権は矢継ぎ早に妥協策を示したが、高失業率や物価高などへの市民の怒りは収まらなかった。強権的な体制が多いアラブの国で、街頭デモが政変を招いたのは極めて異例。近隣国は騒乱の自国への波及を懸念している。
十四日の首都チュニスのデモでは、一部の警察官が制服の勲章を外してデモ隊に賛意を示すなど、ベンアリ体制への不満は治安当局内部にまで広がっていたとみられる。
カイロのシンクタンク、アルアハラム政治戦略研究所のイマド・ギャド研究員は「大統領を出国させたのは軍だ。ベンアリ体制はもたないと判断した軍が、逮捕か亡命かを迫ったとの情報がある」と話した。
チュニジアの失業率は約14%。大卒の若者に限れば20%を超える。大統領一族や周辺の人間のみが、富を独占しているとの批判も根強かった。
首都に抗議デモが波及した一月になると、ベンアリ大統領は内相更迭や拘束したデモ参加者の釈放、三十万人の雇用創出、次期大統領選への不出馬表明などと、譲歩策を次々と示した。だが、逆に弱腰とも映り、デモ隊を勢いづかせた側面も否めない。
折しも十四日、中東のヨルダンでは物価上昇に抗議するデモが各地で繰り広げられた。最近では、同じ北アフリカのアルジェリアでもデモで死者が出たほか、スーダンの首都ハルツームでは、学生が食品などへの補助金削減に抗議し、治安部隊と衝突した。
エジプトでは、キリスト教系コプト教会前での爆弾テロを機に、事件を防げなかった政府への不満をコプト教徒が募らせている。各国が、街頭監視を強めるのは必至だ。
最新記事
・ チュニジア政権崩壊 大統領、サウジへ亡命(1月15日 夕刊)
・ デモ、独裁政権倒す チュニジア、高失業で爆発(1月15日 夕刊)
・ 胡主席と19日に会談 ホワイトハウスが日程発表(1月15日 夕刊)
・ チュニジア「非常事態」 騒乱拡大、政府が宣言(1月15日 朝刊)
・ 米韓「挑発に緊密対応」 北砲撃後初 国防相会談(1月15日 朝刊)
・ 北の機関紙、元日1面 全面に歌と楽譜(1月15日 朝刊)
・ ルノーがスパイ告訴 EV情報漏えい 容疑者特定せず(1月14日 夕刊)
・ 口蹄疫から動物園守れ 韓国、予防接種に大汗(1月14日 朝刊)
・ イラン核開発2年遅れる? コンピューターにウイルス(1月14日 朝刊)
・ ヒズボラ辞任で連立崩壊 関係者起訴阻止へ圧力(1月14日 朝刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011011502000167.html
【チュニジア政権崩壊】人通りが消えた首都チュニス 「すべては軍のコントロール下にある」
2011.1.15 13:28
通りには人影もなく、車の音も聞こえない。ベンアリ大統領が出国した14日夜、チュニジアの首都チュニスでは静寂の中、緊張が続いていた。デモ鎮圧の犠牲者の遺族はさらなる行動を誓い、一部では市民が通りで祝ったとされるが、そうした動きはわずかだ。
「すべては軍のコントロール下にある。通りは静かになった」。チュニス中心街のホテル従業員男性は電話取材に言葉少なに話した。他のホテルも「静けさ」を強調するが、緊張が続いているためか、取材への返答は少ない。在チュニジア日本大使館がある住宅街も「夕方から人通りが消えた」(大使館員)という。(共同)
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・ 【チュニジア政権崩壊】ベンアリ大統領のサウジ到着確認 仏は「来訪望まない」
・ 【チュニジア政権崩壊】「どうしたらノ」邦人、不安な夜
・ 【チュニジア政権崩壊】サウジがベンアリ大統領と家族の滞在受け入れ
・ 23年の強権支配崩壊 チュニジアのベンアリ大統領出国
・ チュニジア大使が辞表 ユネスコ駐在、弾圧に抗議
・ 即時辞任求め5千人デモ 内閣総辞職、選挙前倒し チュニジア、緊張続く
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/110115/mds1101151331006-n1.htm
チュニジア大統領が国外脱出、87年から独裁
【カイロ=田尾茂樹】北アフリカ・チュニジアのジン・アビディン・ベンアリ大統領(74)は14日、退陣要求デモが全土に拡大する中、国外に脱出した。
これにより、23年にわたって強権手法で国を治めたベンアリ大統領の体制は幕を閉じた。ガンヌーシ首相は同日、国営テレビを通じ、自らが暫定大統領として職務を引き継ぐと明らかにした。
ベンアリ氏は15日未明、サウジアラビアのジッダに到着。事実上の亡命とみられる。サウジアラビア王室は声明で、ベンアリ氏の到着を歓迎すると表明した。
在チュニジア日本大使館は在留邦人186人(昨年10月時点)らの安否を確認中。同大使館によると、日本の団体旅行4グループの日本人参加者が首都チュニスなどのホテルで足止めされ、外出できなくなっている。計160人以上に上るとみられる。今のところ、トラブルに巻き込まれたとの情報はない。
(2011年1月15日14時04分ハハ読売新聞)
サウジアラビア 亡命 ジッダ
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• 【国際】 デモ隊と警察衝突、市民14人死亡…チュニジア(1月10日 19:08)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110115-OYT1T00097.htm
同義記事
ベンアリ大統領が6選断念 物価引き下げ、民主化も約束 チュニジア
2011.1.14 08:26
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/110114/mds1101140826001-n1.htm
チュニジア大統領「14年に退陣」 首都で辞任要求デモ
2011年1月15日1時47分
http://www.asahi.com/international/update/0115/TKY201101140546.html
チュニジア:大統領「議会選前倒し」 辞任要求拡大に対抗
毎日新聞 2011年1月15日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20110115ddm007030107000c.html
ベンアリ政権崩壊=23年間の独裁体制に幕、大統領は出国か-チュニジア
(2011/01/15-06:30)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011011500077
チュニジア政権崩壊、大統領出国 邦人団体百人超足止め
2011/01/15 07:00 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011011501000016.html
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民主的な選挙が存在しない国が大半のアラブ諸国では、クーデターなどで権力を掌握し、そのまま形式的な選挙で政権の座に居座る指導者が多い。エジプトのムバラク大統領は30年近く、リビアのカダフィ大佐は約41年、イエメンのサレハ大統領は約21年など高齢の指導者が長期政権を維持している。こうした国では、治安機関が強大な権限を維持する「警察国家」として不穏分子を監視。報道の自由を制限したり、インターネットを監視したりして政権批判やデモを抑え込んでいる。
しかし、民衆は情実人事にまみれ、腐敗した政権に不満を強めており、チュニジアでは強圧的な警察の行動に抗議した青年の焼身自殺を引き金に、民衆の怒りが爆発した。
9月に大統領選を控えるエジプトでは、次男ガマル氏の出馬の可能性に反発が高まっているほか、サウジアラビアやモロッコなどの王室も批判の的になっている。いずれも高失業率や貧富の差拡大、言論の自由の制限に批判の矛先が向けられ、特に若年層はインターネットの普及で反体制感情を共有している。(2011/01/15-14:30)
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http://sankei.jp.msn.com/photos/world/mideast/110115/mds1101151331006-p7.htm
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物価の高騰や高い失業率に不満を募らせた若者らがデモを繰り返していたチュニジアでは、14日、首都のチュニスで1万人が参加する最大規模のデモが行われ、人々は口々に長年にわたって強権的な政治を続けてきたベンアリ大統領の辞任を求めました。
これに対し、政府は非常事態を宣言し、治安部隊が催涙ガスなどを使ってデモ隊の排除に乗り出し、一気に緊張が高まりました。こうしたなか、ベンアリ大統領が、家族と共に国外に逃亡したことが明らかになり、23年間続いた独裁政権が崩壊しました。
これを受けて、ガンヌーシ首相がテレビで緊急の会見を行い、「憲法を尊重し、国の混乱を収拾することを誓う」と述べ、みずからが暫定的に大統領の代行を務めることを明らかにしました。
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一方、チュニジアの旧宗主国で、今も関係が深いフランスは、サルコジ大統領がフィヨン首相と急きょ会談し、情勢について意見を交わしました。
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2011年1月15日 夕刊
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十四日の首都チュニスのデモでは、一部の警察官が制服の勲章を外してデモ隊に賛意を示すなど、ベンアリ体制への不満は治安当局内部にまで広がっていたとみられる。
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