気ままに風の跡 by樋口友治郎

日々は風のごとく吹き抜けてしまうから、風の跡を刻んでいきたい。気ままに綴る詩ブログ。 

回顧'07 #8

2007-12-27 18:04:17 | Weblog
孤独な星空

冷やされた空気に星が潤んだ
そんなにセツナク瞬くなよ
寒さが余計に身に沁みる

一人ぼっちなんだな 誰も彼も
こんなにも煌びやかな星空に見えていても
お前もあてない宇宙空間のはずれで
ほんとは一人ぼっちなんだろ

かじかんだ しじまに星が咳(せ)いた
そんなにサビシク囁くなよ
静寂がひときわ身に詰まる 

一人ぼっちなんだな みんな同じだ
形作られた星座の神話がロマンチシズムでも
お前の隣には宇宙空間が広がるだけで
ほんとは一人ぼっちなんだろ

ほんとはもっと傍にいたいんだろ
                      2007/10.19

夜空にひしめく無数の星々、この地上から見上げる星座は
あたかも、寄り添いあって図形を作り出しているように見えるけど、
その星の一つ一つは宇宙空間に ぽつんと孤独に浮かんでいるだけで
星座の一片を形成してるとは思ってもいないだろう・・・
俺たちもきっと そんなものなのかもしれない、
こんな しがない社会でも、知らないうちに "人の輪”を
織り成しているんだよな、孤独という宇宙の中で・・・。



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