気ままに風の跡 by樋口友治郎

日々は風のごとく吹き抜けてしまうから、風の跡を刻んでいきたい。気ままに綴る詩ブログ。 

名もなき星座

2024-05-11 09:10:10 | 詩歌


こうして草原に寝転んで
幾千の星を仰ぎながら
ふたりだけが知っている
星座を作ってしまおうぜ

少し夜空の角度が変わったら
気づかなかったものも
見えてくるかもしれないな


あそこにいるのがポラリス
そいつに背を向けて進もうか
迷った時だけ振り向けば
いつも見てくれてるんだろ

ボクらの居場所はそれで分かる
なにも間違っちゃないぜ
新しい星座に名前をつけるんだ

そよいだ風が巻き散らかした
あの日の淋しさが
見ろよ 暗闇の中で瞬いてく

きっとあれが 
ボクらの星座だ








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