気ままに風の跡 by樋口友治郎

日々は風のごとく吹き抜けてしまうから、風の跡を刻んでいきたい。気ままに綴る詩ブログ。 

美しい景色

2023-02-11 10:02:09 | 詩歌








昨日の不安と裏腹に
晴れ広がる青の空

厳しさの裏側にある美しさは
くぐり抜けた先にある

同じ景色でさえも
目の当たりにした者でしか
感じられない美しさがある


美しい景色の間近には
追われる現実があるとしても




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は雪の予報

2023-02-09 08:35:04 | 詩歌



ようやく夜明けが早くなってきて
幾分 陽光も増した 気がする
春近し 
と思いたいのだけど

明日は雪の予報


そうさ そんな日がまだまだあって
期待しては我慢して 本当の
春が来る
のだから のだけど

明日は雪の予報


春になって 指先のヒビ割れもなくなって
心配せずに ギター弾きたいな
そのうち春めいてくから

明日は雪の予報

 
明日の雪は 南にも降る予報
だとすれば 春へと向かうための雪


明日は雪の予報
















コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この街で 

2023-02-02 07:27:04 | 詩歌




なんの因果か この街にたどり着いて
もうどれくらいの時間が経ったろう

いつの間にか追われるような暮らしに
まくしたてらるだけの日々だった


今にも埋もれてしまいそうな居場所で
どうにのかこうにか 凌ぎ彷徨い

秘めた思い捨てきれず 星々のざわめきに 
夜空を見上げ 唄い続けてた  

燃えカスみたいな情熱だけが
今も胸の中で 燃え尽きぬまま 

ほら 心 澄ませば 共鳴してく
雑踏の中から 微かに聞こえたら
たぐり寄せるように響き渡れ    
アーケードの片隅から
呼ばれてる 応えてる
この街で


きっかけ ってのは 案外 どこにでもあって
待ってる人は どこかに必ずいるはずで

たとえ運命 ってやつに 操られていても
意志の濃度で どうにでもなるんじゃないかな

きっと夢ってのも そんなもんで
胸の奥底で 鳴りやまぬ残響

ほら 心 澄ませば 共鳴してく
喧騒の中から 微かに聞こえてた
たぐり寄せるように 声 震わせ    
地下街の端っこから
呼ばれてる 応えてる
この街で


燃えカスみたいな情熱だけが
今も胸の中で 燃え尽きぬまま 

ほら 心 澄ませば 共鳴してく
雑踏の中から 微かに聞こえてくる
たぐり寄せるように響き渡れ    
雑居ビルの階段から
呼ばれてる 応えてる
この街で
この街で









コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする