ライセイ

こんな くだらねえ人生
さっさと終ってくんねえかな

生きてる意味も理由も
なんだか ぼやけてきちまって

いつからだっけな
追いかけてた日々に
追いかけられるようになったのは

どこからだっけな
夢は夢でなくなって
何もかもが消えちまったのは

この現在（とき）はどこへ繋がる
いつかまた俺が生まれるのなら
次は笑って生まれるように
今のうちに悲しみでも背負っとくか


今度　生まれるなら
石油王で生まれてみてえな

今度　生まれるなら
ＩＴバカに生まれてもいい

ガソリンエンジンが
この世界を いつまでも
走っていられるかは怪しいけれど

ＰＣがＰＣのまま 　
この社会に いつまでも
はびこっていられるかは疑問だが

この現在（とき）はどこへ繋がる
いつかまた俺が生まれるのなら
次は笑って生まれるように
今のうちに苦しみでも味わっとくか


こんな さえねえ人生
さっさと終ってくんねえかな

もしも終らせられるなら
終らせてみてえ気もするが

いずれ終るらしいから
慌ててみてもしょうがねえ

来生のために
見るもん見とかねえと
笑って生まれて来れねえからな

この現在（とき）はどこへ繋がる
いつかまた俺が生まれるまで
次は笑って生まれるように
今のうちに涙でもこぼしとくか

もう２度と
生まれたくねえとも思うが
俺の都合と関係なしに
意に反して生まれちまうとして

やっぱり
泣きながら生まれてしまっても
強く生きていけるように
今のうちに
喜びも愉しみも噛みしめとくか
今のうちに
腹のそこからでも笑っとくか

カラクリ

仕組まれた現代社会
あらゆる平等を装う猿芝居に
不平不満を封じ込め
結局　
影で糸引くヤツの都合で
事は進むのさ

ガキの夢だって
親のデカさで左右してるだろ
そういうことさ

仕組まれた出来レース
みんな同じスタートラインに立たせておいて
ゴールラインはあって無いようなもの
結局
小細工してるヤツの色めがねで
順位は決まるのさ

純粋な夢だって
容赦なく踏みにじられるだろ
そういうことさ

分かりきったカラクリ
実に単純なカラクリ

それが普通に　まかり通る世の中だけど
合わせるな　
掬 すく われなくても
影の糸にも色めがねにも

殺伐としたカラクリ
実に卑劣なカラクリ

それが普通に　まかり通る世の中だから
失うな
拾われなくても
自分らしく輝いてればいい

掴み取れ
カラクリの真っただ中で
自分のその手で　たぐり寄せ

そして　忘れるな
この理不尽なカラクリは
歪 ゆが みきった愛の一つだということ

それが普通に　まかり通る世の中なんだ

もう僕らは僕らで 僕らを信じるしかない

そうさ　いつだってそうさ

僕らはいつだって
懸命に立ち上がろうと

震えながら　
その体を起こそうとするのに

そうさ　いつだって
はじからひっくり返される

もどかしくても
情けなくても
悔しくても

そうさ　いつだってそうさ

僕らはいつだって
決まってバカを見る　

正直なやつほど
報われることなく棄てられる

そうさ　そうやって
文明は繁栄と滅亡を繰り返す

もどかしくても
情けなくても
悔しくても

助かる者は誰だ？
救われる者は誰だ？
逃げてる者は誰だ？
責任者は誰だ？

僕らは　
そうさ　いつだって
ここにいる
どんなに遠く離れてたって
逃げ出すやつはどこにもいない

助けるべき者は誰？
救うべき者は誰？
戦ってる者は誰？
証言者は誰だ？

チグハグな国では　いつも　
責任者が誰でも　証言者が誰でも　
上っ面ばかりで
大した問題ではないのさ

もう　どんなにひっくり返されても
どうやら　僕らは僕らで
立ち上がるしかなさそうだ

僕らはいつだって
小さな毎日を積み重ねるだけだ

僕らは
そうさ　いつだって
ここにいる
どんなに遠く離れてたって
逃げ出すやつはどこにもいない

僕らは　
そうさ　そうやって
ここで変わらぬ日々を願ってる
どんなに遠い未来だとしても

僕らは僕らを　いつだって信じてる

僕らは
いつだって未来を信じてる