気ままに風の跡 by樋口友治郎

日々は風のごとく吹き抜けてしまうから、風の跡を刻んでいきたい。気ままに綴る詩ブログ。 

決断

2024-01-09 08:28:45 | Weblog




意志を灯した
未来へと向かう風を受けて
頑なに拒否していた領域に
足を踏み入れてみる
あの時の その決断

進むべき道など どこにもない
あるのは吹きっさらしの荒野と
なんてことない晴天の空









コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春だより

2022-04-05 08:21:11 | Weblog



そぼ降る雨が 桜の蕾を濡らす
開花の知らせも ちらほら
どこからともなく 
聞こえてくるというのに

未だ 身震いするよな夜風の先で   
旅立ちの泪 上がれば
奮い立つ春の匂い
いつか 振り返る時まで

明日の天気は回復予報
きっと 広がってく蒼い空
切なさも決意と 隣り合わせ
うるんだ瞳で見据える未来から
そっと届く 春だより


散りゆくまでの ほんのひと時を
死にもの狂いで咲けばいい
今は今を精一杯
いずれ 分かる時が来るまで 

晴れの日ばかり 続きはしない
揺らぐ希望に翻弄されても
永遠も刹那と 隣り合わせ
次の蕾は その奥に芽吹くから
そっと届く 春だより


明日の天気は回復予報
きっと 広がってく蒼い空
切なさも決意と 隣り合わせ
うるんだ瞳で見据える未来から
そっと届く 春だより













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新たなる1年

2008-01-05 15:29:14 | Weblog
新年、明けてます、今さら おめでとうございます。
2008年も5日めですよ、早いものですね
そうこう してるうちに、今年も暮れてしまいそうで
おっかねぇデス。
さてさて、今年ですが相変わらず 詩歌 書いてきます
でも去年みたいに、無理やりには書かずに 自然体で書きます
でもなるべく たくさん 書くつもりです。
ただ いろいろ書いてみましたけど、
結局 うまい詩歌を書こうとしたのが なんかアホらしかったので
どうせなら まさに風のごとく、 読んでくれた人の心を吹き抜け
心地よかろうが、寒かろうが、痛かろうが、知ったこっちゃない、
様々な俺の風を吹かせてみたい そんな詩歌を書きたい

今年はどんな風が吹くのか、自分でも おっかねぇ、
まあ、ひとまず 新たなる1年、
「気ままに風の跡by樋口友治郎」を どうぞよろしく


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回顧'07 #10

2007-12-30 18:21:07 | Weblog
心の華

涙に散った夢もありました
違った夢もありました

夢の入り口だと気づかずに 
舞台に立ったあの日から
幾月年が過ぎました

誰かに伝えたい夢なのです
決して諦めてはおりません
だから届けと 祈りをこの胸に
一瞬の舞台に立つのです

心に泉があるかぎり
心の華は枯れません
自ら美しく咲かせ続けます

そして 
清らかな泉はゆらゆらと 
湧き上がっているのです

夢の入り口かもせぬと気づかずに
無邪気に笑う
小さな踊り子たちの足元で
                2007/11.26

*2007もいよいよ終わりですね、ふと思い返してみれば
良くも悪くも、今までの人生の中では考えられないほど、
様々な経験をした1年でした。 
この1年が、人生においてどんな位置になるのか? その答えは、
もう少し未来にならないと教えてもらえそうもありません、
でも 2007年が、意味ある年だったと思えるかどうかは、
この先の自分が、どうあるべきかで決まるのでしょうね・・・。

回顧'07の最後は、わが娘(5才)が通うダンス教室の公演会で
裏方をお手伝いした時に感じた、我が子の踊る姿、
ダンスに情熱を傾ける人々の姿、涙に溢れた想いを詰め込みました、
好きなことを心の底からやり遂げた時、人は感動は生むことができる。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回顧'07 #9

2007-12-29 15:13:59 | Weblog
バニラチョコミックス

幸運の女神が公園のベンチで
愛想を尽かしてた
バニラとチョコミックスの
ソフトクリームを食べながら
えり好みしてる場合じゃないでしょって
なんだか 呆れかえっていたね
大切な人を泣かせちゃったからかな

感謝してるぜ 幸運の女神
差し出してくれたソフトクリームを
俺は遠慮しといたけどね
俺はバニラの香りがちょっと苦手なんだ

幸運の女神が木洩れ陽の下で
肩をすくめてた
ソフトクリームの白いとこを
舌先ですくい取りながら
バニラが苦手じゃ笑えないわねって
なんだか がっがりしていたね
大切な人を守れないでいるからかな

感謝してるぜ 幸運の女神
今度は俺がおごるよソフトクリーム
君はバニラチョコミックスで
俺はバニラを試してみるからさ 
気が向いたら 微笑んでくれないか
                    2007/11.9

*今年もあと3日、いよいよ押し迫ってきてしまいました。
今年はなんだか、「幸運の女神」が微笑んでくれたのか
怒ってしまったのか、よく分からない1年だったです、
とりあえず、生きているだけラッキーなのかもしれない。
来年は「幸運の女神」を見方につけられるように
自分の苦手なことや嫌いなこともしなくちゃなあ、
大切な人を泣かさないためにも、自分のためにも・・・


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回顧'07 #8

2007-12-27 18:04:17 | Weblog
孤独な星空

冷やされた空気に星が潤んだ
そんなにセツナク瞬くなよ
寒さが余計に身に沁みる

一人ぼっちなんだな 誰も彼も
こんなにも煌びやかな星空に見えていても
お前もあてない宇宙空間のはずれで
ほんとは一人ぼっちなんだろ

かじかんだ しじまに星が咳(せ)いた
そんなにサビシク囁くなよ
静寂がひときわ身に詰まる 

一人ぼっちなんだな みんな同じだ
形作られた星座の神話がロマンチシズムでも
お前の隣には宇宙空間が広がるだけで
ほんとは一人ぼっちなんだろ

ほんとはもっと傍にいたいんだろ
                      2007/10.19

夜空にひしめく無数の星々、この地上から見上げる星座は
あたかも、寄り添いあって図形を作り出しているように見えるけど、
その星の一つ一つは宇宙空間に ぽつんと孤独に浮かんでいるだけで
星座の一片を形成してるとは思ってもいないだろう・・・
俺たちもきっと そんなものなのかもしれない、
こんな しがない社会でも、知らないうちに "人の輪”を
織り成しているんだよな、孤独という宇宙の中で・・・。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回顧'07 #7

2007-12-26 17:57:08 | Weblog
妙に空が明るすぎる

まるで鏡に映しだされたような 
どこか冷ややかな太陽
こんなに晴れているというのに 
ガラス細工の妙な眩しさ

やたらと風の強い 空が明るすぎる日
真空めいてしまった空には 
雲の欠片すらなく
やたらと強い風が作りだしたのは 
悲しいほど透き通った空だった

まるでベールを剥がされたような
どこか他人じみた太陽 
目を叛(そむ)けたくなる その眩しさでは
繁栄などもたらせられない

やたらと風の強い 空が明るすぎる日
真空めいてしまった空には 
暖かさなどなく
柔らかな空を作りだしていたのは・・・

やたらと風の強い 空が明るすぎる日
真空めいてしまった空には 
優しさなどなく
やはり本当の空を作りだせていたのは
目には見えない空気の関与だった
                        2007/9.14

太陽が我々のとって太陽らしくいられるのは、
大気があるからこそ。
人も同じように、どんなに自分自身を輝かしたとしても
そのことを第三者に伝えるには、
必ず目立たずに支えてくれてる人がいて、
その人たちに感謝してこそ、温かみが生まれる。
でも、その支えてくれている人にすら気づけずに
自分だけを輝やかそうとする人からは
なにひとつ、温かみは感じない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回顧'07 #6

2007-12-21 18:16:41 | Weblog
慈しみ

歴史が惨酷ならばなる程に
瞳を凝らすだろう
戦争が醜ければなる程に
平和を尊うだろう
人の心が汚らわしければなる程に
愛は美しいだろう

もし惨酷な歴史も 醜い戦争も
汚らわしい心もなかったら 

平和を測る定規の一目盛りだとか
わざとらしい愛の美しさだとか
おせっかいにも似た その
狂気じみた見せかけのポーズに
ボクは吐き気がするだろう

別にこの時代が正常(まとも)だという 根拠もないのに
いつの時代もそれが正常だと 流れるだけなのに
頭の悪い現代が 正義を捻じ曲げている

過去の事実は真実の上に
成り立つだけだろう

真実が錆びなければ錆びぬ程に
祈りは叫びなのだろう

現代が愚かならばなる程に・・・
慈しみの御霊(みたま)は浮かばれないのだろう
                    2007/8.17

終戦記念日のあたりはいつもこんな感じの詩になってしまいます。
現代の正義が戦争の放棄ならば、
戦時中の正義とは・・・ 鬼畜米英、
その時代時代で倫理観や正義感は変動してしまうのでしょう、
ただ、真実として命懸けで戦ってくれた兵隊さんがいて
現代があることをもっと必死に想像しなきゃいけないんだろうね、
戦争はよくないというのも過去の事実があるからこそ、
だから「反戦」「反核」を叫べている訳だしね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回顧'07 #5

2007-12-20 15:51:58 | Weblog
ソーダ水の泡の一つ

100年後 俺はなにをしてるだろう
たぶん どこにもいないような気がする

馴染みの店のバーテンダーは
TV中継のアイスホッケーに釘付けで
ソーダ水ごとシェイクしてしまったと
ハデに汚してしまったカウンターを拭いている

100年後 皆はどうしてるだろう
たぶん 誰にも会えないような気がする

幼なじみの悪たれ不良のアイツも
今ではそれなり中間管理職で
できの悪い部下と鼻くそ上司に
苛立ちながらも 随分といい暮らしをしている

ブラックライトに青く照らされたソーダ水が
グラスに注がれ 気泡を奏でる
ソーダ水の泡の一つだ
そんなもんだろ 人の一生なんて
どれだけチープでも ゴージャスでも
どこからともなく生まれて
みんな消えてしまうのさ
あっけなくても はじけていたい
俺もソーダ水の泡の一つだ
                       2007/7.24


一生なんて膨大な時間の流れの中では、
所詮 ソーダ水の泡みたいなもの
突然現れ、フラフラっと浮かんでは消えていく、
どうせ、あっという間に消えてしまうなら
スカッと生きていきたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回顧 '07 #4

2007-12-19 12:49:32 | Weblog
暁の動乱

中枢神経をバラしながら
忍び寄る 暁の動乱を
天国へと続く階段の踊り場で
アイスキャンディをくわえたまま
なにくわぬ顔して待っていた

もうすぐ夜が明けるぜ 
そろそろ仕掛けなくちゃ

心を解き放して 覚醒ベイビー
眠り込んだ心を たたき起こして 
誰も追いつけないスピードの中
研ぎ澄まされた神経で
アイスキャンディの棒を吐き捨てるのさ 

寝ぼけてなんていられない
固着しきった神経じゃ 感じられないぜ
新しい光を呼び起こすのさ
暁の動乱
                       2007/6.30

久しぶりに歌詞として書いた詩です。
事を起こすなら、誰もが寝静まっているうちに
真っ先にやっちまおうぜ、夜明け前のあの緊迫感で・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回顧 '07 #3

2007-12-17 16:36:54 | Weblog
生人生 ~なまじんせい~

多少の流れを把握したなら
あとは 何が起こるかお楽しみ
空気を読んで 出たとこ勝負
すべって 転んで 擦りむいて
やり直しなんてきかないが
傷(いた)んで 悩んで 生身で感じて
とり返しなら幾らでもつく

やっぱり生だぜ 生でいこう
生が一番気持ちいい
本番 本番 生きてくぜ

生人生 ひっくり返って 
逆さになっても 生人生
                 2007/6.28


人生はリハーサルもシナリオもなしの生放送、
突然、人生ひっくり返るようなことが起きたとしても
それが人生。
「右から読んでも、左から読んでも、生人生」なんっちって
昔流行った、どこかの海苔のCMみたいですな・・・





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回顧2007 #2

2007-12-14 17:34:54 | Weblog
ジンクス

経験に萎縮された憐れな勇気
新たな自分に踏み込めずに 塞(ふさ)ぎこむ
この道の行く末を思い当たれば
あの道を歩み出せていたならと

ここを抜け出せず くぐり抜けるだけ
哀れにもあの時のジンクスを繰り返し
良かれ日々を追いかけている

最小限の経験枠に収まるほどの成功
古びた自分は悪しき結果の呪縛霊
この道にうんざり飽き飽きしてるが
あの道を歩み出していたとしても

いらぬ空想の自分と今を照らし合わせ
知らぬ彼方の姿ばかりを美化しては
良かれ日々のジンクスをなぞっている

それでも今日も ジンクスを呪(まじな)い
良かれ ブーツを左足から履いている
                   2007/5・31


"苦難の今”を向かえると
いつも顔をだす「こんなはずじゃなかったのに・・・」って気持ち
そんな気持ちと闘いながらも、過去にすがってしまう弱さ、
それでもこのままじゃヤバイぜ と思う気持ちを込めました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回顧2007 #1

2007-12-13 13:00:49 | Weblog
太陽の登る場所

ぼくが小さい頃
裏山から昇る太陽にさわりたくて
裏山に登った

だけど太陽は
ぼくの足では行けない向こうの山から
昇っていた

大人になった今では
そのからくりを知っている
太陽が遠くにあるのも知っている

でも思えば 向こうの山の次の
太陽の昇る場所は知らない

もしかして 向こうの山に登れば
太陽にさわれるのか
いや、それはありえない けど
海から昇る太陽なら見れるかもしれない
                  2007/5・17


*詩集出して、ブログ始めて、間もない時期の詩歌です、自分の詩を本にして
一つ夢が叶ったわりには その分、良くも悪くもいろんなことを言われてた頃です。

想い的には、
小さい頃は夢を叶えたくて、無茶をしてあれこれ知るんだけど
大人になると夢を見ることさえ、最初から答えを決めつけちゃって
何もしないで終わることの方が多くなるばかり、
でも、どうしても忘れられない夢があるのなら、
違った所からもう一度だけ、見に行ってもいいのでは・・・
たとえ、またその夢には触れなかったとしても
もしかしたら、新しい景色が広がるかもしれないから。
なんて、そんなことを願って書きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

激動の2007

2007-12-12 17:27:21 | Weblog
気忙しい師走が、文字通り走り抜けて 今年も残すところ2週間と5日。
とはいえ、世はクリスマス気分へまっしぐらで、年末を感じるのは
売れ残ったクリスマスケーキの特売と、一晩で門松へとディスプレイが変わる
新聞広告やショッピングモールを見てからでしょうか。

ここに詩歌を書き始めて数ヶ月、ちょうど年末だし、ネタも切れ切れなので
今年を振り返るフリをして、今までの詩歌を幾つか引っ張り出したいと思います、
それでも折角ですから、自分なりに好きな詩歌で、その詩歌にどんな想いを
込めたのか なんてのもついでに書けたらなあって思っております。

というわけで、一発目は明日。


 



 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢心地   ~風

2007-10-06 17:52:17 | Weblog
寂しいけれど・・・
信越放送さんで土曜午後1時からの生放送番組
「マジテレ!」が9月いっぱいで終ってしまいました。

番組に出させていただいたのが、3ヶ月ちょっと前
ずいぶんと昔に感じます。

毎月毎月、書店には何千、何万もの本が並び
毎月、たくさんの方が書物を出版される
そんな中の一人である 私ごときを
15分もの枠で「日常戦争」を 
紹介してくださった
まったく幸運そのもので
今更ながら 感謝しまくりです

台風みたいな風だったけど
とっても素敵な風だったな

マジテレ!」のバックナンバーがみれるようです。
(期間限定かな?) よかったら見てやってください。

関連ブログ記事
夢心地#1 夢心地#2  夢心地theLast
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする