にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

『コクリコ坂から』

2011年08月25日 | MOVIE
『コクリコ坂から』(2011年/日本)
監督:宮崎吾朗。
声の出演:長澤まさみ。岡田准一。竹下景子。石田ゆり子。

1963年横浜。仕事で不在の母の替わりに下宿を切り盛りする高校生の海。同じ高校の新聞部の風間と知り合ったことから、彼らの文化部の部室となっている古い建物カルチェラタン取り壊し反対運動に関わることになる。少しづつ縮まっていく二人の距離だったが・・・。

まず、この作品は全く見にいく気がなかった。そう。最初からわかってたんですよ。間違いなくこの作品は私は嫌いだと。でも見ようと思って出かけた作品がもう残席わずかで前の方しかなかったものだから、じゃ、こっち・・・と選んでしまった。
ということで、この作品が好きな方はこれから先は読まないように。







あまりにも予想通りに私の嫌いな作品だったので、ある意味笑ってしまったんですが・・・。(^-^;
基本、世間知らずで何の苦労もしていない優等生は嫌いなんですよ。同じ1960年代を描いている作品だったら『三丁目の夕日』の方が好き。というよりこちらの登場人物の方が好き。貧乏人の僻み根性と言われてしまえば全くその通りなのかもしれませんけどね。
私からするとこの作品には全くのリアリティが感じられない。まず妹。なんじゃこいつ?一つしか年違わないんだからさ、普通は姉ちゃん手伝うだろう?しかもさ、この下宿屋ってばあちゃんの趣味なんだよね。赤字じゃなきゃいい?意味わかんないよ。それに一番の不思議、母ちゃんどこで何してんの?ちゃんと描写あった?うざいなーって思いながら見てたから私がスッ飛ばしちゃったのかな。なんかいきなり「ただいまー」って帰ってきたような気がした(笑)。
そして風間・・・まーなんてあっさりした本当の親子じゃない描写なの?(^-^; 本当の親子じゃないからちょっと他人行儀?なんか気持ち悪い。「俺たち団塊の世代の若い時はずーっと大人だったんだぜ」描写?(苦笑)。
で、主人公の海のニックネームが「メル」いきなりそう呼ばれててなんなんだよそのメルって・・・と帰ってきて調べたら海をフランス語に訳すとラ・メールってなるからメルだそうだ。ってそんな台詞どこにあったよ!原作で補完しろってか?
こんなに手抜きな脚本も珍しいんじゃないですかねぇ。いや・・・手抜きというより荒すぎるというのか・・・。ま、どっちでもいいや。

-2011.8.3 大阪ステーションシティシネマ-


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。