にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【落語】第77回新開地寄席

2014年09月27日 | 落語会
第77回新開地寄席(2014.9.21 新開地まちづくりスクエア)
-演目-
桂治門さん「動物園」
桂雀喜さん「七段目」
桂梅團治さん「鉄道勇助」
桂雀三郎さん「崇徳院」

今回の予約も117とほぼ満席。で、当日3で120?だったけか、忘れちゃったよ。ま、いっか。とにかく満員御礼でございます。
今回の振る舞い飲料はグリーンティー。そしてなんと月見団子までセット。写真撮りそこねちゃったんですが、神戸・・・というか新開地というのか・・・の月見団子は丸ではないんですよね。そして餡が巻かれている。そういえば治門さんもこの月見団子は初めてということで写メ撮ってらっしゃったのですが、どっかでアップしてるかも。探してみてください(笑)。

その治門さんは「動物園」。これも前座さんではよく出るネタで、新開地寄席でお配りしている「かやく語版」によると、この動物園の園長さんの名前が演者さんによって違うそうで、なんでも稽古をつけてもらった師匠の名前が入るとか・・・。えっと誰だったっけ?(爆)。治門さんの師匠は小春團治さん、三島さんではなかったような・・・。その上の師匠が春団治さん。河合さん・・・だったような気がする。「動物園」聴くときの新たな楽しみですね(笑)。
ちなみにこの「かやく語版」コチラでダウンロード出来ます。http://shinkaichi.or.jp/event/yose

右腕負傷中の雀喜さん。なんだかすごくややこしい骨の折れ方をなさったようで。チタンで接合しているとか・・・。「七段目」芝居噺なので、芝居の所作も入り、最後は刀を振り回す場面もあるので、手大丈夫なのかな?とそちらに気が行ってしまいましたよ。(^_^;) 早く良くなりますように。

梅團治さんの「鉄道勇助」は「鉄砲勇助」のホラふき噺を鉄道でやられてました。さすが自らをてっちゃんと言い切るだけあります。究極、希少な鉄道の写真を撮るためになら、遠方の落語会でも交通費だけ確保で行ってしまうかも・・・という撮り鉄さんようですね。鉄道そんなに詳しくなくってもこの鉄道ホラ噺楽しかったです。

トリの雀三郎さんは「崇徳院」。もうねぇ、感想もなんもないよ。雀三郎さんの落語は面白い!もうそれだけって気がしてきました。床屋さんでのやりとりは最高です。セリフなしで笑わせる。雀三郎さんならではですね。

次回は11月16日(日)場所:新開地まちづくりスクエア 入場料\1,500
桂千朝さん「軒づけ」。月亭文都さん「借家借り」。桂雀太さん「替り目」。桂米輝さん「子ほめ」。
また予約でいっぱい。なんて状況になるかもしれませんので、お早めにご予約を。
新開地まちづくりNPO  ☎078(576)1218

彦八まつり2014.9.7

2014年09月09日 | 落語会
彦八まつりを訪れるのはこれで三度目。三度目の正直、初めてのピーカンでした。そしてすごい人!
乗り換えが面倒なので鶴橋から約2キロを歩いて生國玉神社へ。友人と11時の待ち合わせで現地到着したのですが、奉納落語会のチケットを求める人の列がすでに結構出来ていて、購入出来たのは70番。落語会の開場が12時半だったので、とりあえずウロウロしてお腹を満たすことに。そうこうしていると住吉おどりが始まる。こういうの見る度毎回思いますが、落語家さんって案外器用でいろいろこなさないといけないんですよねぇ。おまけに焼きそば焼いたり鯛焼き焼いたり・・・ご苦労さまです(笑)。
で、ちょうど時間となりました。ということで参集殿へ。
まずは招待客の方々から・・・。結構いますねぇ。で、札番号順で入っていくともうすでに後ろの方。二度の膝送りで満杯。何人くらい入ってたのかなぁ。250くらい?

-演目-
笑福亭生寿さん 「つる」
桂梅團治さん 「天災」
露の都さん 「ハルちゃん」
桂文之助さん 「一文笛」
 仲入り
座談会 
笑福亭仁智さん 「めざせ甲子園」

住吉おどりでがんばってらっしゃった生寿さんです。多分初めて聴かせていただくんですが、師匠に似てますよねぇ、落語がじゃなくってお顔が(笑)。他人なんだけど親子という関係だから似てくるのでしょうか?お若いのにこなれてらっしゃいました。

梅團治さんの落語は三回目・・・四回目?このあとの座談会が歴代彦八まつり実行委員長が集まってのものだったんですが、なんでも唯一台風で一日中止となった彦八まつりは梅團治さんが実行委員長の時の二年前だけだそうで、まさしく天災だったようですね。そこまで仕込んでのこのネタだったのでしょうか?

露の都さんは初めて聴かせていただきます。なんともかわいいお声で、憎めない素敵なキャラをしてらっしゃる。この落語のハルちゃんを地でいく感じでした(笑)。

文之助さんの「一文笛」を聴くのはこれで二回目。やっぱかっこいいな。雰囲気がスマートだから本当にこの噺がよく似合う。

仲入り後は歴代実行委員長による座談会。今年で24回目。ということは24年もやってるんですねぇ。なのに落語に興味を覚えるまでま~ったく知りませんでしたよ。(^_^;) スポンサー探しに寄付集め。実行委員長ってホントに大変なんですねぇ。

トリは仁智さん。高校野球がお好きなようで、マクラはスポーツねたから高校野球。こんな話お嫌いですか?などと言いながらも絶対にするよ。と続ける高校野球ネタ。そら続けますよね、ネタは「めざせ甲子園」なんですから。しかしこれ面白すぎます。安打製造機と呼ばれている・・・ピッチャー(笑)。それじゃバッティングマシーンだよ。何回聴いても面白いだろう新作ってやっぱ作るの難しいでしょうねぇ。

楽しい落語会でした。落語会終了後は例年のごとく富くじ購入。今年はハルカスでやってる「デュフィ展」と兵庫県立美術館の「だまし絵Ⅱ」という2つの展覧会の招待券が当たりました。「デュフィ展」は行きたいなと思ってたのでラッキーです。
今年は落語家さんの家紋の缶バッチにプラス落語ネタイラストの缶バッチのガチャガチャがあったので挑戦。一個目は「喜六、清八」が。「後藤一山」があったので、これ欲しくってもう一回挑戦。「茶金」さんが当たりました。

来年は「後藤一山」が当たるといいな。

そうそう、ちょっと小腹が空いたから・・・と、塩鯛さんちの塩鯛焼きを買いに行くと、なんとカスタードは大丈夫だけどあんこはもう残り少ないよと。なんとか前の人が大量買いしなかったので、無事購入出来ました。
一生懸命鯛焼きを焼く小鯛くんの姿がしっくりと馴染んでいた。なんかすごく似合ってるんですけど(笑)。
小鯛くんが焼いた鯛焼きしっぽまでしっかりあんこが詰まってておいしかったです。

楽しい一日でした。今から来年が楽しみです。

【映画】『バルフィ!人生に唄えば』

2014年09月06日 | MOVIE
『バルフィ!人生に唄えば』BARFI!(2011年/ヒンディー)
監督:アヌラーグ・バス
出演:ランビール・カプール。プリヤンカー・チョープラー。レアナー・デクーズ。アーシーシュ・ヴィダヤールティー。

耳が不自由で言葉の話せない青年バルフィは、ある日町へやってきた一人の女性に一目惚れをする。彼女の後を追い、いきなり告白する。しかしその女性シュルティーには婚約者がいた。友達としてバルフィと付き合うシュルティーだったが、いつしかシュルティーはバルフィに惹かれていく。母に諭され、婚約者の元へ戻るシュルティー。失意のバルフィに追い打ちをかけるように彼の父親が病に倒れる。病院代を必要とするバルフィは、幼なじみの富豪の娘ジルミルの誘拐を思いつくが・・・。

まさかこんなサスペンスのようになっているとは思わなかった。町へ来たばかりのシュルティーに一目惚れするバルフィにはおいおい・・・と思ったんだけど、でもそのプロポーズがおしゃれだ。言葉が無くっても恋する気持ちは伝えられるんですよね。言葉を話せないバルフィの手話に字幕があるわけでもなく、手話をわかる人が訳すわけでもない。でもそれがすごく効果的に登場人物たちの気持ちを伝えているように思う。ジルミルもまた、自閉症のために多くの言葉を発しない。言葉ではなく本当に心で通じ合うバルフィとジルミルがすごく素敵だ。警官とバルフィの追いかけっこはまるで無声映画の喜劇を彷彿とさせる。楽しくて悲しくて心がほっこりする素敵な作品です。しかしびっくりしたのはジルミル役のプリヤンカー・チョープラー。上手いよなぁこの女優さん。と思って見てたんだけど、まさか『DON』のロマだったとは!素晴らしすぎます。
で、ちょっとネタバレ。










シュルティー。あなた何やってんの?(笑)。一度目バルフィから去っていくのはわかる。許そう。しかし・・・。自分の立場を考えようよ。元はと言えばあなたが原因じゃん。ジルミルとバルフィの間に入ってどうすんのよ。ラスト、こいつ耳の聞こえないバルフィに教えてやらないんじゃないかとヒヤヒヤしましたよ(笑)。で、その後、ジルミルがシュルティーとバルフィが近づかないようにする仕草に笑った。かわいいなぁ。
あとさぁ、ジルミルの父ちゃん。何バルフィをボコボコに殴ってんだよ。あんたが一番の悪人じゃないか!ま、ハッピーエンドだから許すとするか・・・。でもラストは『君に読む物語』じゃないか。

-2014.9.3 TOHOシネマズなんば-