にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【その他】第16回神戸新開地音楽祭

2016年05月11日 | Weblog
第16回 新開地音楽祭
2016.5.7
今年ももちろんお手伝い!今年で3年目です。この音楽祭自体は16年目!すごいですよねぇ。
雨になるか?というお天気だったのですが、雨は全く降らずに快晴!とまではいきませんでしたが、まずまずのお天気。
新開地の駅に降りると、もう設営始まっています。駅にもステージがあるんですよね。自分の担当場所であるメインステージまでテクテク。今年も来たぞ!という高揚感でワクワク。楽屋裏のセッティングをして、正面の椅子のセッティング。今年の椅子は少し軽くなっていましたが、やはり肉体労働ですな(笑)。椅子をセッティングしていると「ありがとうね」などと声をかけられる。こういう時ボランティアの甲斐がありますね。例年の如く「消防音楽隊」の演奏で幕開け。そして新開地音楽祭の名物である「のど自慢」。皆様まず衣装で楽しませてくれます。あまりにすごく派手なシャツのお兄さんに目が釘付け。その時思ってたのが「あれ、どこで買ったんだろう・・・」すると横にいたスタッフも同じことを呟く・・・(笑)。やはり考えることはみんな一緒なんですね。この日のために新調しているのか、他にもこういうのに参加されているのか・・・。でもきっと衣装選びから楽しいんでしょうね。
続いての「ポコスカバンド」の衣装もエスニック調でかわいかった!音楽もノリノリ。楽しそうに演奏するドラマーさんに和みました。今年も14時頃から会場を離れた仕事だったのでステージは見られず。16時からのうしをみやこさん。赤いドレスにキュートな雰囲気とは違う力強い歌声圧倒されましたねぇ。
スペシャルゲストのばんばひろふみさんと杉田二郎さん。メインステージ担当は身近に接することが出来るからある意味役得な担当場所なんですが、お二人とも穏やかで柔和な方でした。杉田さんは歌声どころか話し声も素敵な方で、ベルベット・ボイスですね。ステージはもう最高ですよ。会場一体を目指した感じのステージ。昔懐かしいフォークソングだ!ええそうですとも年代ツボですよ。気持ちいい高揚感のまま初日は終了。そうそう、翌日新開地に向かう電車の中で何気にばんばんを検索したらYahooの知恵袋がヒット。「尾木ママとばんばひろふみさんの見分け方を教えて下さい。」電車の中で思いっきり吹き出しそうになったよ。よかった、これ検索したの翌日で。当日だったらご本人前にして吹き出しかねなかったよ。(^_^;)

2016.5.8
続いて二日目。この日は楽屋裏のセッティングはほぼ前日のままなので、どちらかというとゆっくりした感じ。そして前年もそうでしたが、この日はオープニングに出演する「颯爽JAPAN」の方たちがボランティアに入って下さるので人手足り、ちょっと楽出来る一日です(笑)。この日の話題は公演ステージに出るコピーバンド「FASCIST」。パンフにはバンド名とその下に()でジャンル書いてあるんですが、このバンドのジャンルは(聖飢魔Ⅱ)。ま、アリスやユーミンなんてのもありますから、コピーバンドだとわかりやすいですがね(笑)。今年の「もうすぐメジャーステージ」はMayuさんと中島孝さん。Mayuさんはなんともキュートな女性で、エレキギター持ってたのでドラムかキーボードがつくのかと思っていたらなんとエレキギター一本。小柄だけどパワフルなステージでした。続いては中島孝さん。バンドで来られていたので、ステージに上がられるまで誰が孝さんかわかんなかった。(^_^;) 申し訳ないです。ちょっとシャイな感じの優しげな青年でした。彼の声いいですねぇ好きです。そしてこの日楽屋受付前でおおいに盛り上がることが・・・。スタッフの一人が持ってきていた「そのまんまレモン」というレモンの皮のお菓子なんですが、これがねぇ・・・癖になります。ダイエー・・・今はイオンですか・・・に売ってるとのことでしたが、とりあえずネット検索。あった!送料かかる!などとわいわい。傍から見ると一体どんな音楽談義で盛り上がってるのだろう?と思われていたかも。「そのまんまレモン」です。マジおいしいです。コレです。そのまんまレモン
そしてShinkaichi Jazzy nightへ。今年は楽屋がカラになったところを見計らって早々に撤収作業(笑)。ある程度片づけられるところまで片づけられたので、音楽祭終了と同時に撤収させていただく身としては、ちょっとは役にたった気分で帰路につけました。
ちなみにiPhoneのアプリ、ヘルスケアで見ると7日は22,710歩。8日は20,513歩歩いたことになっておりました。ハイキング行ったときより歩数多いんだけど(笑)。さて、来年のゲストは誰になるのでしょうか?もう今から楽しみです!
アーティスト、スタッフ、ボランティア、オーディエンス、この音楽祭に携わった、かかわった皆さん!楽しい二日間をありがとうございました!
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【舞台】いのうえ歌舞伎<黒>『乱鶯』

2016年04月24日 | Weblog
いのうえ歌舞伎<黒>『乱鶯』

演出:いのうえひでのり。
作:倉持裕。
出演:古田新太。稲森いずみ。大東駿介。山本亨。大谷亮介。橋本じゅん。高田聖子。

いつものように盗みに入った鶯の十三郎一味を待ち受けていたのは黒部源四郎率いる北町奉行所の同心たちだった。手下たちは悉く惨殺され、十三郎だけは辛くも逃げ出し、瀕死の状態で倒れているところを小橋貞右衛門に助けられ古びた居酒屋鶴田屋で看病されることに・・・。名を問われ「源三郎」と答える十三郎にすべてを承知の貞右衛門は「すっぱり足を洗え」と諭し立ち去る。あれから七年。貞右衛門と共に十三郎を助けてくれた鶴田屋の主勘助は五年前に他界。今はその女房お加代を支え板前源三郎として働いていた。その源三郎の前に小橋貞右衛門の子息、御先手組組頭小橋勝之助が現れる。「火縄の砂吉」という盗賊を追っているという勝之助に源三郎は、貞右衛門への恩を返すために協力することにするが・・・。

幕間に流れている曲がなぜか懐かしい時代劇の主題歌や主題曲。時代劇好きの私はすごくうれしかったのですが、この作品を観てその選曲に大いに納得。まさしくこの作品は時代劇。今までだって時代劇あるじゃない。と言われるかもしれませんが、お侍さんとかが出てくる時代の作品だからって時代劇ではないんですよ。この作品はまさしく娯楽の王道だった時代劇と同じ時代劇なんです!あ~・・・あんた何言ってんの?って言われそうだなぁ。うまく説明できないのがもどかしい!でも時代劇好きならばわかってもらえるはずだ!とにかく面白れぇんだよ!そしてこの本いいですわ。もちろん新感線ならではの面白さはあるんですけど、この本は新感線じゃなくっても絶対に面白いはずだ。映画にしたっていいんじゃないの?って私は思う。この物語はいい!好きだなぁ。で、そんなに面白い本。いのうえさんの演出で新感線で面白さ倍増って感じ?(笑)。主役の古田さん、たばこを吸う間もないくらいに出ずっぱりだとか・・・確かに。疲労度半端じゃないんじゃないのかな。しかも冒頭とラストの殺陣もあるし。大忙しです。そのせいか体重のせいか、年齢のせいか、殺陣シーンが全盛期からすると重たかった。ちょっと残念。単純にいい人役、勘助役の粟根さん。場面は変わり七年後、勘助は五年前に亡くなった・・・って。「え!?何それ!?あれで終わり!?」密かに粟根ファンである私は軽くショックを受けて頭ぐるぐるしましたよ。でもこれから観る予定の粟根ファンの方々。安心してください。はいて・・・じゃない、出てきますよ!(笑)。今回お目当ての大谷亮介さん。出番少ない!(笑)。でも冒頭の第一声かっこよかった。途中反物くるくる~って伸ばしちゃうシーンも何気にお茶目で素敵でした。とにかく面白かった。もう一回見たいくらいに堪能した。いいですよこれ。再見できない私は指折り数えてゲキ×シネを待ちたいと思います。

-2016.4.23 梅田芸術劇場メインホール-
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【映画】『幸せをつかむ歌』

2016年04月07日 | MOVIE
『幸せをつかむ歌』RICKI AND THE FLASH(2015年/米)
監督:ジョナサン・デミ。
出演:メリル・ストリープ。ケビン・クライン。リック・スプリングフィールド。

ロサンゼルスの小さなライブハウス。ステージに立つのはリッキー&フラッシュという若くはないバンド。ボーカルのリッキーはバンドだけでは食べていけないので昼はスーパーのレジ打ち。実は彼女ロック歌手という夢が捨てきれずに三人の子供を夫の元に残して離婚していた。そんなある日元夫から娘のジュリーが夫に捨てられ離婚したことで精神的なダメージが強く助けてやってくれと連絡がくる。早速インディアナポリスへと向かう。高級住宅街にある家に到着したリッキーは完全に場違い。飛行機代で手持ちのお金が全くなくなったリッキーはそのまま元夫の家に泊まり込み、娘のジュリーと向き合い、今は家を出ている二人の息子とも再会するが・・・。

冒頭のライブハウスのシーンに「見に来てよかった!」という気になる。結構単純である(笑)。往年のロックのヒット曲だけではなく、なんとレディガガ!まさかレディガガの楽曲を歌うメリル・ストリープを見られるとは思いませんでしたよ。このメリル・ストリープ演じるリッキー、本名はリンダなんだけど、私は歌手!ロッカーなのよ!ってな感じで子供を放って家を出て離婚したんだろうな・・・というのが現在のスタイルでなんとなくわかる。ライブハウスのステージ上だけのファッションならともかく、普段も濃いメイクにロッカーな髪型。タトゥにアクセサリージャラジャラですからねぇ。しかもその恰好でインディアナポリスの高級住宅街の元夫と娘のいる邸宅を訪れるんだけど、元夫も娘も、久しぶりに食事でもとやってきた息子も驚かないんだからすごい(笑)。奔放な母親、自分たちを捨てた母親。憎しみや恨みはきっと彼らの中にあったとは思うけど、心底憎めないできたんだろうな。そんな気がした。自分の父親の介護のために家を空けていた現妻が帰宅。生みの母親であることを訴えるリッキーに、あなたが知っているのは小さい頃だけ、私が育ててきたんだと怒りをぶつける現妻。いつも送っていたカードなども嫌がるあの子たちに書くようにと私が書かせていたんだと本当のことをぶつける。傷心で戻ったリッキーにバンドのギターで現彼でもあるブラッドは言う。「愛するのは親の義務だ。君の使命だ」と。子供たちから愛してもらえないようなことを自分はした。でも私は子供たちを愛しているきっとリッキーはそう気付いたんでしょうね。ここからの展開はとても素敵です。ラスト、よくあるパターンの大団円。いいんじゃないですか。親子で歌う「Drift Away」気持ちのいいラストです。劇場で私のななめ前に座っていた女性がこのシーンで体を左右にゆすってノリノリで見てらっしゃいました。その気持ちよくわかるよ!って微笑ましく思えましたよ。今すごくこの作品のサントラが欲しい!って思っている・・・きっと密林あたりでポチッってしてしまうんだろうな。(^_^;)

-2016.4.6 シネリーブル梅田-
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【映画】『恋人たち』

2016年01月28日 | MOVIE
『恋人たち』(2015年/日本)
監督:橋口亮輔。
出演:篠原篤。成嶋瞳子。池田良。山中聡。光石研。

3年前、妻を通り魔殺人で亡くしたアツシは、橋梁点検の仕事はしているものの拭えない喪失感を抱え無気力な日々を送っていた。夫と姑と暮らす瞳子は、代わり映えのしない毎日をただ淡々と過ごしていた。ただのビジネスと割り切った感じで日々相談者と接する弁護士の四ノ宮。そんな彼らの日常がふとしたことがきっかけで変わっていく。

この先、ネタバレになります。
ま、この作品ネタバレしないと感想書けないんですけどね(笑)。
なんだかこの作品やたらと評判がいいので、気になっていたんですが、ちょうどアンコール上映されていたので観てきました。うーん・・・。なんだかなぁ~というのが私の感想(笑)。いや、メインのアツシの物語はすごくよかった。殺された嫁の姉の独白にも心かき乱された。そして彼が働く会社の社長黒田がいいんですよ。妻を殺した男の判決が出たとき、そのあまりの理不尽な結果に自暴自棄になり仕事場へも現れなくなったアツシの元を訪れ淡々と「殺しちゃダメだよ。・・・だってこうしてあなたと話せなくなるでしょ。僕はもっとあなたと話したいよ」って・・・ここウルウルきちゃいました。彼を思う人の気持ちが彼を支える。この社長役の黒田大輔さん。いいですわ。なんでも「天皇の料理番」というドラマではすごく憎たらしい役で話題になった人らしいんですが、この作品では柔和な笑みを常に湛える隻腕の、この作品の中のなんだか訳わかんなかったり気分悪かったりする登場人物の中で唯一素敵な人を演じてらっしゃいます。彼が隻腕であることが彼のあの柔和な笑みの理由なのかな・・・と思ってたら昔皇居にロケット打ち込んで吹っ飛ばすつもりが自分の腕吹っ飛ばしちゃったって。なんかこの理由に納得。過激派を肯定するつもりはないですけどね、でも何か世の中に不満を持ち、世の中の理不尽に憤り、この世の中を変えるんだ!なんて大きなこと考えて行動していた彼が腕を失くしたことで、もう一つこの作品の中にパートを作れるくらいの物語があって、今目の前にいる人々が幸せに暮らしてくれるといいななんて境地に至ったんじゃないだろうか?と私は思ったんですよね。だから彼がアツシに係ることで、アツシがまたちゃんと生きようとするこのパートの物語はすごく好きだ。私はもうこれだけでいい(笑)。一番訳わかんなかったのはあの主婦。なーんにも読み取れなかった。ま、あのパートに出てくる人たちみんな私は絶対に付き合わないだろうなって人たちでしたが。弁護士のパートは可もなく不可もなく「ふーん」って感じだったのですが、あの息子にいたずらしたとかなんとか・・・あれってあの友人の嫁がわざと言ったんじゃないのかな?って私思ってるんですが。感想いろいろ見ましたがそう思っている人はいないようで。まずあの病院で四ノ宮の恋人がやってきたときにあの嫁ニコ~って笑ったじゃないですか、あれで、きっとあのあとあの彼にコナかけてゲイで彼の恋人だってわかって、「うきゃ~」「うきー!」ってなって旦那が危ない、あんな奴と付き合いさせたくない、したくない。で、息子がいたずらされそうになったという話作ってシャットアウト。と思うとね、あの四ノ宮が決して悪いことしてる訳じゃないけど、相手のこと考えないで自分のことだけ考えて行動してたことに対して、される側にまわった結果という面白い流れだなぁ~とより納得がいくんですよね。ま、どうとってどう楽しむかってのは観客の特権ですから、これはこれでありだよね(笑)。決して悪い作品ではない。でも絶賛するほとでもない。あの主婦のパートがなければ私はよかったかな・・・というのが私の総評です(笑)。

-2016.1.25 テアトル梅田-
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【落語会】第84回新開地寄席

2016年01月18日 | 落語会
第84回新開地寄席(2016.1.17 新開地まちづくりスクエア)
-演目-
桂 慶治朗さん「つる」
林家染雀さん「質屋芝居」
桂 出丸さん「花筏」
桂 文之助さん「茶屋迎い」

新年一発目!予約完売札止め!いやあ気持ちいいですねぇ。120名のお客様ありがとうございました。

初新開地寄席となる慶治朗さん。真面目な学生さん風の好青年。いい声してらっしゃるんですよねぇ。落ち着いてしっかりした一席でした。これからも楽しみにしております。

続いての「質屋芝居」。これ私好きな噺の一つなんですよね。基本芝居ネタのものは大好きなんですが、下座大忙しの噺です。満席ということでスタッフの役得な下座が見える位置に陣取ったおかげでなかなかに楽しい一席となりました(笑)。でも以前この噺聴いたときあんなに芝居の場面長くなかったような気がしたのですが・・・。

開場してお客様入場。ふと見るとカメラ片手の出丸さんが・・・。「え?」もう何度もこちらでスタッフさせていただいておりますが、この時点でここにいる出演者さんというのは初めてでございました(笑)。袖でも写真を撮られてて、ご自身の舞台は誰かに頼むのかな?と思っていたら、大関花筏に似ているからと身代わりを頼まれる提灯屋さん。当時はテレビもこんなものも・・・とカメラを取り出し、前のお客さんに撮影を頼まれる。「うまい!」やりますねぇ。お客様に手が届くこのホールならではかもしれません。初めて聴いた「花筏」楽しかったです。

新開地寄席では私は初めてお目にかかる文之助さん。文之助さんにお名前が変わられてから初めてだそうですから、結構久しぶりのようですね。好きな落語家さんの一人なので楽しみでございました。スタッフとしてお手伝いしていると落語家さんの普段着というのを見ることが出来るのですが、普段はあまり気にならないんですよね。ところが今回なぜか日曜日のお父さんという感じの文之助さんにふとイメージと違うと思ってしまったことをここにこっそり告白しておきます(笑)。その日曜日のお父さんが高座にあがると粋な旦那になるんだから、やはりすごい。端正ですよねぇ。「茶屋迎い」堪能致しました。

次回は3月20日(日)場所:新開地まちづくりスクエア 入場料\1,500
桂雀三郎さん「百年目」。桂梅団治さん「源平盛衰記」。桂雀太さん「粗忽長屋」。笑福亭生寿さん「狸の鯉」となっています。次回もまた当日券なしなんてことになるかもしれませんので、ぜひともお早めのご予約を。
新開地まちづくりNPO  ☎078(576)1218
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【映画】『パリ3区の遺産相続人』

2015年12月17日 | MOVIE
『パリ3区の遺産相続人』MY OLD LADY(2014年/英・仏・米)
監督:イスラエル・ホロビッツ
出演;ケビン・クライン。クリスティン・スコット・トーマス。マギー・スミス。

長年疎遠だった父が亡くなり遺産相続することとなったパリの高級アパルトマンを、早く売り払い借金を清算し、人生をやり直すつもりでニューヨークからやってきたマティアス。ところが、その物件には一人の老女マティルドとその娘クロエが暮らしていた。マティルドの話によるとそのアパルトマンはフランス独特の不動産売買制度「ヴィアジェ」、月々の支払は普通に購入するよりも安いが、本当にその買い手のものになるのは、その所有者が死亡した時で、それまでは売買もできないし、月々の支払いも続けていかなくてはいけないというものだった。パリに来るために有り金を使い果たしたマティアスは、マティルドの好意?によりしばらくはこのアパルトマンで生活することになるが・・・。

手持ちのお金すらほとんどないマティアスが、マティルドに内緒で家具をこっそり古道具屋に持ち込んでお金にするところや、マティルドの主治医に彼女の健康状態を確認しに行くシーンなんかを見ているとおしゃれなコメディっぽいんですが、実はマティルドとマティアスの父は不倫関係だったという事実がわかるところから、少しシリアスになる。このあたりから確かに元々はこの作品舞台劇だったというのが納得の流れになっていきます。まんま舞台を見ているようなセリフの応酬に自分語り、物語としては少し重たいのかもしれませんが、舞台劇であるという感覚がその重さを感じさせない。そして本来だったら、マティルドあなた最低だよ・・・ってなっちゃうんですが、憎めないんですよねぇ。マギー・スミスの巧さもあるのかもしれませんが。
マティルドが子供のような無邪気さで犯していた罪。その罪が生んだクロエの孤独とマティアスの心の傷。マティルドの罪を犯していたと同じ無邪気さが二人を結びつける。あ、だから原題は「MY OLD LADY」なのか。ほっとするラストです。
そうそう、この作品で私初めて知ったんですが、ケビン・クライン歌うまいんだ!もっと聴きたいくらいでしたよ。

-2015.12.15 シネリーブル梅田-
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【落語】第83回新開地寄席

2015年11月18日 | 落語会
第83回新開地寄席(2015.11.15 新開地まちづくりスクエア)
-演目-
桂 恩狸さん「みかん屋」
林家卯三郎さん「鬼の面」
桂 米紫さん「堪忍袋」
林家竹林さん「井戸の茶碗」

しばらく満員御礼札止めが続いていたのですが、今回は神戸マラソンと被ったために最終92名のご来場でした。以前神戸マラソンと被った時は60そこそこだったので飛躍ですね。

開口一番は新開地寄席初登場の桂恩狸さん、背が高いので高座の天井危なっかしかったです。背の高い人と体重の重い方にはちょっと要注意な高座なんですよね(笑)。あ、ちなみにお名前おんりさんとお読みするそうです。オンリーワン!な落語家さんになられるであろうことに乞うご期待!今回、このお噺時間の加減か「高野で髪を落として」という下りがなかったのが残念でした。私ここ好きなんですよ。

お人柄の良さが立ち居振る舞いすべてに出ている卯三郎さん。その卯三郎さんに似合う優しいお噺「鬼の面」です。悪い人が全く出てこないお噺っていいですよね。ま、落語にはあまり悪人は登場しないんですけど。

和やかだった会場を熱気の嵐に変えた米紫さんの登場です(笑)。途中会場内で上着を脱いだり、チラシで仰いだりする人が見受けられたので、エアコンのスイッチを入れに行く・・・と、米紫さんの暑く・・・コホン。大熱演で会場が暑くなったのかと思ってたら、すみません暖房入ってました。(^_^;) お客様よりも米紫さんかなり暑かったのではないでしょうか?申し訳ないことをしました。暑さをもろともしない大熱演に会場大満足な一席でした。

ヒートアップした会場に一陣の清涼な風を入れるかの如くに登場の竹林さん。サクッと会場を自分の雰囲気に持っていかれるのは流石ですね。喉の調子がお悪いのかちょっと話辛そうでしたが、素敵な人情噺「井戸の茶碗」聴かせてくれました。このお噺もいいんですよねぇ。

次回は来年1月17日(日)場所:新開地まちづくりスクエア 入場料\1,500
桂文之助さん「茶屋迎い」。桂出丸さん「花筏」。林家染雀さん「質屋芝居」。桂慶治朗さん「つる」。となっています。また予約でいっぱい。なんて状況になるかもしれませんので、お早めにご予約を。
新開地まちづくりNPO  ☎078(576)1218
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【落語】米二・染二 二人会Vol.3~米朝トリビュート~

2015年11月16日 | 落語会
米二・染二 二人会Vol.3~米朝トリビュート~
-演目-
オープニングトーク
林家染二さん「貧乏神」
桂 米二さん「始末の極意」
林家染二さん「一文笛」
 仲入り
桂 米二さん「除夜の雪」

まずはオープニングトークから。ここは写真OKということで、撮影させていただいたのですが、こんなに柔和な笑みを湛えてらっしゃる米二さんというのも珍しい(笑)。次回からカメラ持って行こうかしら。


染二さんのお楽しみは「貧乏神」。BL落語です←違! 染二さんの貧乏神好きなんですよねぇ。「ビンちゃん」健気です。
米二さんのお楽しみは「始末の極意」。以前、誰だったけ?文三さん?だったけかな?忘れた・・・。ま、とにかく以前ある会である人が米朝師匠のホールでの会に出掛けて後ろの方の席だったので、この噺のオチが全くわからなかったということをおっしゃってたんですが、確かにわかりませんよねぇ。ラジオでも無理だ(笑)。

染二さんの米朝トリビュートは「一文笛」。この噺いいですよねぇ。男前(ルックスだけではないですよ)の米朝師匠が作られたというのが至極納得出来る作品ですね。私は以前から言ってますが、このお噺男前の雰囲気を醸し出せる人にしか似合わない噺だと思ってるんですよ。染二さんももちろんかっこよかったですが、この噺に限りは私文之助さんが一番好きなんですよねぇ。あ、この噺の時マクラで左ギッチョの話をされたので、以前新開地寄席で「三年目」をかけられた時も死んだら髪を落とすという話をマクラでされてたことを思い出して、ちゃんとオチがわかりやすいように丁寧に前フリされるんだと、染二さんの落語に優しさを感じました。

米二さんの落語はこれまでに68個?本?・・・なんて数えるがわかんないんですが、これまで68のネタを聴いてるんですよね。でもこれが何回というのは控えてなかったので、控えておけばよかったなと思ってるんですが、この「除夜の雪」は結構聴いてますね。今年はこの噺が一本目でしたしね。でも何回聴いてもいいお噺です。悲しいお噺なんですが、「あ、除夜の鐘がなり出しましたな」という所から、若い二人の坊さんが除夜の鐘をつくために走っていく情景が浮かび、ふわりと暖かいものに包まれるような感覚がするんですよねぇ。今年の初め、この噺聴いて外出たら雪だったんですよね。この日は雨でした。


-2015.11.14 天満天神繁昌亭-
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【舞台】歌舞伎NEXT『阿弖流為』

2015年10月11日 | STAGE
歌舞伎NEXT『阿弖流為』
作:中島かずき。
演出:いのうえひでのり。
出演:市川染五郎。中村勘九郎。中村七之助。片岡亀蔵。坂東彌十郎。

古の日本。大和朝廷は国を一つにするべく北の国蝦夷征伐に乗り出していたが、蝦夷征伐は一向に進まなかった。そんなある日蝦夷討伐の報復と都を襲う蝦夷の名を語る盗賊集団を捕えるべく踊り女に扮した立烏帽子は、盗賊集団との戦いの中「北の狼」と名乗る男と出会う。二人はかつて愛しあい、国を捨てようとした際に蝦夷が奉じる荒覇吐の神の怒りを買い、名前と記憶を封印され国を追われた阿弖流為と鈴鹿だった。過去と自分を取り戻した二人は蝦夷を守るため、故郷へと戻る。そして進まぬ蝦夷征伐に征夷大将軍の任を受けた坂上田村麻呂もまた北の地へと向かう。互いを認め合った二人の男の戦いが始まる。

以前CATVで放映された劇団新感線の『阿弖流為』を観ていたので、これが歌舞伎として再演されると知って絶対に観たい!って思ってたんですよねぇ。で、これ行く前に『阿弖流為』を再見して・・・と思ってたんですが、ちょっと時間がなく再見しないまま劇場へ。座席に置かれたリストバンド。二幕が始まる前に腕にお巻き下さい。一緒に蝦夷の星空を作りましょうとある。さすが歌舞伎、前回の新感線『五右衛門VS轟天』のバッテンより豪華だな。持ち帰りは出来ないけど(笑)。舞台が始まり、なんか新感線だよなぁ・・・と何となく思っていて蛮甲登場で、あまりの新感線っぽさに笑っちゃったよ。いやあ亀蔵さんすごいです。新感線のチャンピオンまつりに混じっても絶対にわからないと思う。歌舞伎版にするにあたり、ギャグは抜いたという話なんですが、さすがに全部は抜いてなかったんですね。普通に村人に混じってる熊に思わず吹き出しそうになっちゃったよ。彼女の説明がある前に心の中で叫んでた「クマ子ぉ~!」。そっか・・・『阿弖流為』では外せないキャラなのね(笑)。この場面の動きがことごとく新感線なもんだから、おかしくっておかしくって。私のお隣は、ごく普通に歌舞伎として観に来られた方っぽい。というかまわりがほとんどそんな感じなものだから、妙な所で笑い堪えている私はきっと奇異に映ったに違いない。(^_^;) 二幕に入るとシリアス度が増すので、歌舞伎としての厚みも出ますが、殺陣が新感線のあの速さと効果音が活かされているので、歌舞伎としての重厚さと殺陣の激しさがミックスされて無茶苦茶かっこいい!。そしてさすがの貫禄彌十郎さん。かっこいいなぁ。ラスト、リストバンドの効果はすごい。私三階席だったので、花道の見切れとかつらいことが吹っ飛んじゃいましたね。すごくきれいでした。この効果は素敵だ。これ見終わってから友人と話してたんですが、これは『阿弖流為』歌舞伎版というよりも『阿弖流為』豪華版と言った感じだよねと。歌舞伎の世界はやはりすごいですわ。
この観劇後、劇団新感線版『阿弖流為』再見しました。確かにギャグ減ってます。というかかなり無くなってます。というか・・・どんだけギャグ満載だったんだよ!(笑)。もうすっきりきっちりしているこちら版の方が私は好きです。DVD化されるかなぁ・・・されたら絶対に欲しい。

-2015.10.9 大阪松竹座-
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【落語】染二の会-山本周五郎作品に挑む-

2015年10月09日 | 落語会
染二の会-山本周五郎作品に挑む-(2015.10.8 天満天神繁昌亭)
-演目-
桂 米輝さん「道具屋」
桂 しん吉さん「天災」
林家染二さん 「替り目」
 仲入り
ラッキー舞さん 大神楽
林家染二さん 「ぼうふり」

なんだか落語会の感想はすごく久しぶりになってしまったんだけど、今回はぜひとも書いておきたいと、えっと筆もペンもとらないな・・・キーボードを開く?(笑)。ま、そんなこたぁどうでもいいや。とっとといきましょう。

米輝さんの「道具屋」。こんなにショートバージョンなのは私初めてでした(笑)。おじさんの商売を泥棒だと言うのもなし。本屋のゼンさんを初めから知っている。「しょんべん」云々もなし。落語ってのはいろいろ縮めようがあるのだなぁ。と改めて感心しましたよ。
続いてのしん吉さんの「天災」も多分ショートバージョン。こちらはそんなに聴かないので、何がどう抜けてたのか把握出来ないんだけど、短かったような気がする。
当日「お楽しみ」となっていた染二さんの演目は「替り目」でした。染二さんの「替り目」は初めて聴くので、ちょっと得した気分。でもうどん屋さんの出てこないバージョンでした。
仲入り後は大神楽のラッキー舞さん。すごいわ。客席が好奇心満々の子供状態と化しておりました。楽しかった。

で、私のお目当ての「ぼうふり」。
山本周五郎さんの作品「深川安楽亭」を上方落語にしたものなんですが、これの映画化された作品小林正樹監督の「いのち・ぼうにふろう」が好きなんですよ。映画好き仲間でも評判の作品で以前・・・CATVで放映されていて観たんですが、生まれて初めて誰かのために命を張る無頼漢たち。かっこいいんですよねぇ。それを落語にするっていうんですから、こりゃもう見逃す訳にはいきませんよ。上演の二日前に映画「いのち・ぼうにふろう」を再見して望みました。
とにかく一言「素晴らしい」。まず物語の舞台ですが、上方落語ですからもちろん大阪、中之島の鼠島となっておりました。「鼠島」?と思っていて帰ってきて速攻調べましたよ。これが実在したんですねぇ。しかも立地も物語にぴったり。お見事です。そして江戸の男たちが違和感なく上方の男たちに変わってます。取捨選択された登場人物たち。安楽亭の主人とその娘。仕事を持ちかけてくる小平に安楽亭に運びこまれる富次郎。ふらりとやってくる酔っぱらい。ここらは外せないですよね。で、命ぼうにふる男たちが3人に集約されています。生き仏の与兵衛に由之介、仙吉の三人。本来映画での主役である「知らずの定七」をあえて外したのがこれまたうまい!物語の流れを落語という行間のないものに持っていく場合定七というキャラはなかなか難しいと思います。それに与兵衛というキャラは本来主役になってもおかしくないキャラですしね。その与兵衛に定七テイスト足して、由之介によし公を足したという感じでしょうか。仙吉には文太がプラスされ、よし公テイストも入れられている。・・・とまぁ、私は勝手に判断したんですけどね(笑)。物語は無理なくムダなく、私の知っている通りに運ぶ。ラスト、どうするのかな?と思っていたら、なるほど・・・そう来ますか。上方落語らしい笑いもちゃんとある人情話。上方落語独特のハメモノも生かされていたし、本当にいいお噺でした。観に行ってよかった。今後再演されて、この日以上に熟成された「ぼうふり」また聴きたいなと思います。
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