にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【映画】『あなたがいてこそ』

2014年08月14日 | MOVIE
『あなたがいてこそ』Maryada Ramanna(2010年/テルグ語)
監督:S・S・ラージャマウリ。
出演:スニール。サローニ。ナジニードゥ。スプリート。

インドのハイデラバードで配達の仕事をしているラーム。彼が生まれたばかりの頃故郷の町では家同士の抗争があり、彼の父は敵方の弟を殺し家に戻ってきたが彼もまたそのまま息を引き取ったのだった。報復を恐れた母はラームを連れて故郷を後にした。ラームにはそのことを何も告げずに母は亡くなる。貧しくても一人明るく生きるラームだったが、自転車しか持たない彼はいつも配達時間に遅れ、とうとう解雇を言い渡されてしまう。そんな時故郷に相続した土地があるから手続きにくるようにとの郵便が届く。何も知らずに故郷に戻ったラームを待っていたのは、弟の仇を討とうとしているラミニドゥ家だった。

10年ほど前に観た『愛と憎しみのデカン高原』以来のテルグ映画だ。で、冒頭の抗争シーン。テルグ映画は家の抗争とか村の抗争とかが好きなのか?そしてしゃべる自転車・・・なんなんだよ。ちょっぴりクラクラしてたら、ドッカンドッカン車が吹っ飛ぶ。なんなんだよ!で、故郷に戻る列車でヒロインと出会って、いい人だと思ってついていったらその家にヒロインがいて、しかもなんとその家が自分を殺そうとするラミニドゥ家だったり・・・と、こう書くとなんだか出来すぎ感ありありなんだけど、案外ここまでの流れ無理なく進むんですよね。で、このラミニドゥ家、自分の家を大事にするから家の中では殺さない。敷居を一歩でも跨ぐと・・・ということで、なんだかんだと家の中から出ようとしないラーム。うまい!この後の展開は一体どうなるんだろう?とドキドキする。家から出る流れも家から出たあとも面白い!そしてどう逃げ切るのかと思ったら・・・。いやぁ、これはすごい。そうきますか。このラストは見事ですよ。さすがの南インド映画ですね。

2014.8.13 シネマート心斎橋


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