にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【映画】『盲獣vs一寸法師』

2012年06月25日 | MOVIE
『盲獣vs一寸法師』(2001年/ )
監督・脚本:石井輝男。
出演:リリー・フランキー。塚本晋也。藤田むつみ。

浅草レヴューのスター、水木蘭子の舞台を観に行った三文小説家の小林は、舞台も見ずに顔を伏せるサングラスの男に気付く。そしてその帰り道、人間の腕を運ぶ一寸法師を目撃し、後をつけるも途中でまかれてしまう。その数日後、富豪の妻となっている知人、百合枝から探偵の明智小五郎を紹介して欲しいと頼まれる。突如いなくなった義娘を探して欲しいという。そして訪ねた明智が読んでいた新聞には水木蘭子が行方不明となったと記されていた。やがて二つの事件は切り落とされた腕を発端に交錯していく。

出来れば見たいなと思ってた作品だったんで、今回神戸で上映ということで、神戸なら足を延ばしてもいいだろうと出かけてきた。
カルト・・・ってやつですかねってカルトなんだけどもね(笑)。想像してたよりもすごい作品だ。すごいって言っても絶賛のすごいじゃないよ。(^-^; なんというか、その・・・なんじゃこりゃ?なすごさ(笑)。出演者全員のあのなんとも言えないぬるーい芝居。盲獣役の平山久能さんのやってることはすごいんだけど、セリフになるとなぜだかぬるい。そういう演出なのだろうか?一番圧巻だったのはやはりあの風呂場の死体解体シーンだろう。あれはマジすごい。プシュー!ドバー!な血しぶきで血まみれになって、切り取った首に愛撫!あんなの子供の頃見てたらトラウマになっただろうな。あ、ハムもえぐかったなぁ。そして最後に登場した丹波さんが映画をかっさらって終了。という感じのなんとも不思議な作品です。なんなんだろうチープっていうのかな?なんかねぇ・・・映画を見たって気にならない作品なんだよね。同じとんでもでも『江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間』の方がずーっとしっかり映画してて面白い。そして盲獣vs一寸法師と言っても戦うわけじゃないのよね。当たり前だけど。『盲獣』も『一寸法師』も単体の作品見たことありますが、やっぱミックスするより単体の方がよろしいかと・・・。(^-^;
しかし考えたら、石井監督の作品ってさ、血がドバーッ!とか首がポーン!とかドッカーンとか、やたら擬音で語りたくなる作品多いよね(笑)。

-2012.6.24 神戸映画資料館-


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