中華街で、ランチを美味しく食べられる店と問われれば、「獅門酒楼」と「一楽」をあげるであろう。中華街ではまずい店はないと思っているが、その数段上のものを提供してくれる店舗が、数店舗ある。中華街でどこで食べたいというよりは、何を食べたいというものがおもしろい。ランチであれば、失敗しても落胆は少ないが、やはりコースならば、ここでしか食べられないと言う物を食べておきたい。
そんなこともあり、本日は獅門酒楼。一年ほど前、ヒルナンデスの要望でも関ジャニをご招待した店舗。素材を生かした料理、コースを要望通り提供してくれる。当然ランチは、他店舗では食べられないような珍しいルニューも準備してくれている。
しかし、残念だったのは個室だと席料を取るという。私も個室は数年前しか、つかったことがないので記憶は不安定。先日取材では2階席の大テーブルをつかったので、そこを要望したら快く受け入れてくれた。そんなわけで参加者10名がそろい。近辺を散策の後、獅門酒楼の「美味口福コース」を楽しむことにしてみた。
このコースは、高い設定になっているが、良質の物を提供してくれる。ランチなので最低価格の茉莉花(マツリカ4100円込み)とした。参加者も10回程度参加しているので、多少舌も肥えている。ちょうど良いときの来訪かもしれない明るい2階のスペースに案内された。先客は1組いたが、広いので気にならない。
大きめのテーブル、やはり全員がまとまれるというのはありがたい。まずは、①時季彩拼盆(季節の前菜盛り合わせ)。魚の揚げ物・叉焼・海鮮(イカ・帆立)・蒸し鶏と野菜をあしらった物。その都度違うので楽しめる。全体の盛りつけを撮影するのを忘れてのが残念。これだけでも十分な逸品。
続いて、②蕃茄冬瓜湯(トマトと冬瓜の澄ましスープ)。卵でどじられたはくたんスープ。野菜味付け冬瓜が優しく調和していた。量も多いので、2杯/人は飲むことができた。お腹が落ち着く。これで後の料理ものんびり楽しめる物。紹興酒も整い、のんびりとした会話も楽しむ。
次は、③イカと腸詰め、春野菜のマレーシアソース炒め。イカと腸詰め、これが意外と合う物。野菜もレンゲ・中国キノコ・小松菜・アスパラ・パプリカなどが入り、彩りも見事。きゅうりも添えられていた。海鮮と肉が調和し、とろみで野菜にあじが付き、美味しい物だった。
4番手は、④ソフトシェルの漁師風&春竹の子の天ぷら。これは私も初体験。大きな皿をレモンで仕切り盛られていた。ソフトシェル・天麩羅と筍を違った角度から楽しむ物。これがなかなか美味しい。天麩羅は、塩で食べると風味かいっそう出されていた。こういう物もよい。
⑤芥蘭(カイラン)菜の湯引き広東風ソース。今回も広東料理を一つのテーマとしていたので、それらしい料理が出された。この野菜も食べたのは初めてかもしれない。しめじと共に美味しい味付け。優しい料理だった。今回も女性の参加が多いので、うれしそうだった。茎ぬめり等も感じる美味しい野菜である。
六番手は、⑥牛バラ肉と春竹の子の煮込。これがまだ実によく煮込まれた物、色が単調になるところをゆでたてのブロッコリーが変化を加えていた。柔らかく美味しいあじつけ、本日のコースのテーマである「筍」の最後の料理堪能できました。
仕上げは、⑦桜海老とレタスチャーハン。この時期ならではの海老を十分に使った炒飯。香りが海鮮、香ばしさがだいぶでていました。当然、パラパラ。ちょうど良い味付けになっていた。デザートは杏仁豆腐と蒸しパン。これもおもしろい演出だった。
「芥蘭(カイラン)菜」 ウィキペディア 華珍園
カイラン(芥藍、英: Chinese Kale、学名:Brassca Oleracea var.alboglabra)は、アブラナ科の緑黄色野菜。キャベツやブロッコリー(ヤセイカンラン)の仲間。カイランサイ(芥藍菜)ともいう。別名チャイニーズブロッコリー(英: Chinese broccoli)、チャイニーズケール(英: Chinese Kale)。
芥藍菜は中国南部~東南アジアではとてもポピュラーで、つぼみはブロッコリー、茎はアスパラガス、葉はホウレン草のような味。高知市東部地区で年々栽培が盛んになっている注目野菜です。これから寒くなるほど甘みの増す芥蘭菜、是非お試しください。
第16回 「海鮮料理・創作料理」 「獅門酒楼」 4100円/人(税込)『美味口福コース』
「中華街・横浜散策と食事(ランチ)を楽しむ」 PART4 ①15回 「海鮮料理」「獅門酒楼」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます