トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

気を抜けない

2006-10-17 15:51:10 | 元夫婦
「あーちゃん幼稚園に行く姿も見たいよね。」

「何で?願書を受け付ける当日になってそんな事言うのかな?」

「いや・・・。仕事しなくちゃって思っていて行かせてあげられないなら
可哀想かなと思ってさ。俺が仕事頑張るからさ」

「当日に言われてもね。もう何度も悩んだし、今やっている事もいける所まで
行ってみたいしねぇ。
もし、どうしても幼稚園に行かせてあげたいと思った時にはまた相談するよ」

「いやいや。良いんだ。お母さんに一任するからさ」

久々に腹が立った

夫はこうやって何かを決断する時、いかにも私に賛成しているかのように
振舞っていて、土壇場になって必ず「でも。」「だけど」とか
俺は一応反対もしたってスタイルをとるんだ

そして物事が上手くいかなくなった時の逃げ道をしっかり用意する
「俺は反対したんだから。」とか
「だから俺はこうしても良いよって言ったよね。」と・・・
そして最後の決断はお前がしたんだからと責任を押し付ける

なんて巧妙なんだろう

結局願書は受け取りに行かなかった

後ろめたさが残った
「本当に良いの?」とこの何日か悩んでいた

昨日夫が珍しく朝起きて話しかけてきた
「友達がさ、車を2年リースで借りられるって言うんだ。400万位のが200万位でリースできるって言うんだ。
400万の車に乗れるんだよ。うちもやってみない?」

「はあ?今年買ったばかりの車はどうするの?2年リースで借りたらその後はどうなるの?」

「買ったばかりの車は下取りしてもらう事もできるんだよ。2年たったらまた違う車をリースできるんだって。2年ごとに新しい車に乗れるんだよ」

「私はそんなリースなんてしたくない。あの車は大切に乗りたいんだよね。あれはお兄ちゃんの貯金も全て崩して買った車だから・・・」

もっともっと言いたかったけれど止めた

夫はそれ以上は言わなかった

そして今日夫は朝からやたらと甘えてきた
怪しいと思っていたら案の定
「実はお母さんに謝らないといけない事が。。。友達の車を動かして後ろのバンパー擦っちゃって弁償しなくちゃいけないかも」

「いくら?」
「まだ請求きてから」だって。

すぐ私の思考がこれは嘘か真かとすばやく反応する
でも、これも止めた

嘘でも真でももうどうでも良いや
そんな事に振り回されたくない

準備だ。準備を進めなくちゃ
絶対試験に受かって自立の道を見つけなくっちゃ
そう心に固く!固く!誓ったのだった

今日も聞いてくれてありがとう