トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

会いたくない

2006-10-06 12:07:43 | 元夫婦
久しぶりにお昼ご飯を食べにフラッと帰ってきた夫

「めずらしいね。今日はお手伝いなかったの?」と聞くと

「午前中は別行動になったから」と言った

一緒にお昼ご飯を食べていると
「今日さー。あの○○さんの所へ行ってきたよ。ほらあの借りていたお金を返して来たから」と何でもない事のように言った

○○さんとは私のOL時代の友人
○○さんのご主人は夫の学生時代の友人

お互いが友人同士なので結婚してからは家族ぐるみで付き合っていた

ある時○○さんのご主人が自宅から馬券を買える権利を貰ったと言った
申し込みで抽選で選ばれるそうだ

「だから家からいつでも好きな時に買えるんだ」と自慢していた

○○さんのご主人も競馬ファンでよく私達は競馬場にも一緒に遊びに行っていた

道営競馬が始まると子供の遊び場も充実していてお弁当を持っていけば
大人も子供も遊べる良い娯楽施設だった

私はずっと夫の金銭トラブルには悩んでいたけれど、ギャンブルとは無縁だと
思っていたので競馬場へ行く事はなんの違和感もなかった

だから夫がたまに電話で○○さんのご主人に「悪い。今日のレースひとつ買っておいて」と電話を掛けるときもそれ程心配していなかった

ある日○○さんから電話が来た
「ちっこちゃん。うちの夫が小遣い足りなくなったから立て替えた馬券代
早く返してねって言ってたんだ。伝えてくれる?」と言われた

「え?まだ返してないの?分かった言っとくね」と慌てて電話を切った
恥ずかしくて本当に腹が立った

夫が帰ってきて
「○○さんが早く立て替えたお金返してって言ってたよ。早く返しなよ」と言うと
夫は
「うるせーな!返しに行ったら留守でいなかったんだよ!返しに行ったのに
いないやつが悪いんだ!」と言った

それからは何度か「あれ返した?」と聞いても
「だから返しに行ったけれどいなかったんだって!」と逆切れされる
もう何も言いたくなくなって放っておいた

○○さん夫婦ともそれっきり付き合いも途切れた

今春に夫の借金が発覚した時に私は怒りに任せて夫に言った事がある
「あなたは○○さんや他の友達からもお金を借りたでしょう。
それを結局返していない。あなたにとっては何でもない事でも貸した方は
返さないあなたを軽蔑していると思う
そういう事に平気な事事態、あなたの感覚は病んでいる」

夫は別れたくない一身からなのかとにかく全てを綺麗にすると言い出し
会社で借りた人や友達にも全てお金を返して回った
唯一残ったのが○○さんのとこだった

それを夫はようやく返しに行く決心がついたのだろう
○○さんは返しに来た夫を快く受け入れてくれて
「またこれを期にお付き合いを始めましょう」言ってくれたと嬉しそうに報告した

夫は早速今度の連休にご飯を一緒に食べようと計画しているらしい
私に「○○さんの都合を聞いてみて」と言う

「会いたくないな」と思った
夫にとっては返してすっきりって感じだろうけれど
私はなんだか会いたくない・・・・

最近私は昔の同僚や学生時代の頃の友達に会う事が
苦痛で仕方がない

今のママともには全く素の自分でいられるのに、なぜか昔の友達と
会うと過去の自分が引き出されて息苦しくなってしまうのだ

他にも転勤していた友達が帰ってきたけれどその友達にも会えずじまいでいる

どうしてそう感じるのか分からない
会わなきゃ。連絡しなきゃって思えば思うほど気が重くなっていく

友人が嫌いなわけじゃない
懐かしい気持ちもある

でもこのざわざわ感はなんだろう
夫に説明したくてもどう説明して良いか分からない

なんか良い断り方法はないだろうか・・・・

友達へのメールを書いては消して。消しては書いて。

今日も聞いてくれてありがとう