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中国武侠ドラマ「四大名捕~都に舞う侠の花~」第12話 あらすじ

2017年09月03日 16時09分07秒 | 四大名捕(中)

冷血(れいけつ)…チャン・ハン
無情(むじょう)…ヤン・ヤン
追命(ついめい)…ウィリアム・チャン
鉄手(てつしゅ)…マオ・ズーシン
楚映雪(そ・えいせつ)/楚離陌(そ・りはく)…チャン・チュンニン
安世耿(あんせいこう)…ミッキー・ホー
姫総領/姫瑶花(き・ようか)…ジア・チン  
諸葛正我(しょかつ・せいが)…ホアン・ウェンハオ
于春童(う・しゅんどう)



「昇格試験の波紋」


仙鶴司でも正捕吏になるため、皆、昇格試験前の猛勉強をしていた。そんな中、徹夜で“洗冤罪録”を復習していた海香が、明け方に眠ってしまい、ロウソクが倒れて杜鵑の服を焼いてしまう。5年も合格できず、父から愚鈍な地主の息子に嫁げと言われている海香。尼になったほうがマシ、仲間と離れたくない、どうか力を貸してくださいと海香は姫瑶花に頼む。


瑶花は海香を連れて冷血の元へ行く。海香がひざまずき、瑶花は「海香は5年間、不合格が続いていて、次もダメなら望まない結婚をさせられる。今度の試験の監督は私たち2人だから、見逃してもらえるなら助けてほしい」と話す。「資格試験は神侯府の名誉に関わる厳粛なものだ。お互い神侯府の一員として責任を自覚するべきだ」と断ろうとする冷血。しかし瑶花は「あなた方、四大名捕は幼い頃から一緒に育ってきた仲間同士。生死を共にする兄弟の絆がある。私と仙鶴司も同じなの。私は女だけど、仲間の絆の大切さは分かる」と説得する。女が道を開くのは険しい、正捕吏になるには男以上の努力が要る、女は家に帰されたら、もう道を決められない、長年、共に過ごした仲間の望まぬ人生を見過ごしにできる?と。

冷血は「俺が監督するのは男だけのはずだ。それ以外は知らん」と言うと行ってしまう。喜んだ海香は「すべて姫統領のおかげです」と感謝する。瑶花が「あなたの努力の賜物よ」と言うと「姫統領の言葉だから聞いてもらえたんです。お二人は運命の伴侶だと、皆、思ってます。冷統領が承諾したのは、姫統領をお好きだからに決まってます」と言う海香。


神侯府の昇格試験。「今年の課題は宋慈の“洗冤録”だ。単なる筆記試験ではないぞ。検死方法の知識を基に、推理と事件解明の力を見る」と言う諸葛正我。諸葛は試験監督を冷血と瑶花が務めることを話した後、離陌を呼び「この両監督に加えて、今回は監督助手を置く。楚離陌だ」と告げる。
何も聞いていなかった離陌は戸惑うが、諸葛は「お前を試験監督にするのは、読心術の力試しだ」と言う。

試験が始まる。落ち着きのない海香に「周りを見ないで」と注意する離陌。海香の行動を見て見ぬふりをしていた瑶花は、離陌に「楚監督官、騒がないで」と言う。「私のこと?騒いでないわ」と驚く離陌。冷血からも「証拠もなしに声を上げるな」と言われ“証拠?いいわよ、見つけてやる”と離陌は思う。

海香が不正行為をしている証拠を離陌が見つける。瑶花が海香をかばい「総監督にあるまじき行いは諸葛様への裏切りよ」と言う離陌。そこに諸葛が来る。
「諸葛様、この人が不正を」と離陌が言う。「海香、今日はここまで」と諸葛が言い、海香は泣きながら離陌を睨むと、駆けて行ってしまう。自分の顔を見る諸葛に、瑶花は何も言えない。


呼び出された離陌は、ようやく来た冷血に「やっと来た。こんなに待たせて、ご用は?怒るならどうぞ」と言う。「いい気分か?総監督は鼻が高いか?」と聞く冷血。意味の分からない離陌は「ご冗談、理解できないわ」と返す。あなたたちは監督官のくせに、なぜ不正を助け、私を責めるのかと。冷血は「海香は例外なんだ」と言うだけで説明もしようとしない。「言わなきゃ分からないわ。私は務めを果たした。なぜ皆、私が悪いような目で見るの」と言う離陌。冷血は「海香の力は凡庸だ。資質を磨くには、まだ時間がかかる。だが今回、昇格しなければ望まぬ結婚を親に強いられる」と話す。「でも力不足で昇格したら本人が危険だわ」と離陌が言い、冷血は「口答えか?余計な真似はするな」と言うと行ってしまう。


離陌は瑶花と会おうとするが、その途中で蝴蝶と海棠が現れる。海香を吊るし上げたと怒っている蝴蝶たち。離陌は「何も知らず、諸葛様の命令に従っただけ。それに、やっぱり不正は間違ってる。縁談のことは本当に知らなかったわ」と言う。しかし蝴蝶たちは許してくず、離陌は2人にじわじわと追いつめられ、池へと落ちそうに。偶然、通りかかった無情が気付き、飛んでくると離陌を抱きかかえ救ってくれる。素敵な無情の顔を見ながら、意識を失ってしまう離陌。


離陌は寝台で意識を取り戻す。傍らにいた葉児が「よかった、やっと気づいたわ」と笑顔で言う。池に落ちかけて無情様に救われたのよ、ひらりと飛んで受け止めてくれたの、寝台へ抱えてきてくれて布団もかけてくれたわ、今やあなたに嫉妬する人だらけよ、と。体を起こした離陌が「何だか寒い」と言うと、葉児は「熱があるのよ。さっき、お医者様も来た」と話す。そこに冷血が来る。

「昼から寝床に?」と言う冷血。葉児が「離陌は体の具合が…」と言ってくれるが、仮病だと思っている冷血は「飯を作れ」と命じる。怒りながらも食事を作る離陌。そんな離陌に今度は「床も窓も、部屋中をホコリ1つなく掃除しろ」と冷血は言う。
ムカつきながら掃除を始めた離陌は、わざと食事中の冷血の近くでホコリを飛ばす。


洗濯籠を持って屋敷を出た離陌は、冷血に呼び止められる。洗濯物を投げつけ、離陌が掃除をした時に汚した服を洗えと言う冷血。離陌が「八つ当たりしないで、春萍さんのほうがマシ」と言と、冷血は「“務め”を果すんだろう?」と返す。

離陌が屋敷の角を曲がってすぐ、ガタンと音がする。屋敷へ戻ろうとしていた冷血が立ち止り見に行くと、離陌が倒れていた。離陌の額に手を当て“熱い、本当に病気だったか”と思う冷血。そこに来た無情が、倒れている離陌を見て「どうした」と言う。


離陌が寝台で目を覚ます。「なぜ部屋に…」と言う離陌。離陌は近くにいる無情に気づき「あの人でなしは?」と聞く。人でなし?と聞き返した無情は、それが冷血のことだと分かると笑い「冷血なら君を寝かせて稽古に行った」と話す。離陌は「あなたはなぜ?」と尋ねる。「通りすがりに倒れてるのを見てね。具合はどう?」と言う無情。離陌は「だいぶいいわ」と返す。
“この人も四大名捕の1人なのに冷血とは大違い。片や横暴男、片や優しくて親切。近くで見ると、とってもすてきな人”と離陌は思う。


正捕吏の昇格試験の結果が張り出される。不合格になった海香が泣いている姿を見て、離陌は落ち込む。そんな離陌に諸葛が声をかけてくる。
試験の件を気に病んでいる離陌に、諸葛は「お前がしたことは正しい。不正を働いてたまたま合格しても、現場に出れば弱点があらわになる。そこを悪人に突かれたら、自分の身も危うい。お前は、そういう者を救ったんだ」と励ます。諸葛の言ってることは分かるが、心が晴れない離陌。


町を歩きながら、鉄手は「俺は死神だ。そばにいれば依依に累が及ぶ」と追命に話す。「会わないと決めたなら、もう考えるな。贈り物探しに集中しろ」と言う追命。鉄手が「贈り物?」と聞き返す。追命は「公主の謹慎が解けたんだ。必ず神侯府に来るから、贈り物を買っておくのさ」と言う。「祝日のたびに物を送るな。新鮮味がなくなると、金鉱を贈っても喜ばなくなる」と言う鉄手。そして鉄手は「どれだけ大切に思おうと、公主にその気はない」と告げる。「そんなの構うもんか。大事なのは伝えることだろ」と追命は言う。
結局、鉄手は買い物に付き合うことにする。


神侯府に公主が来る。さっそく追命は贈り物を渡すが、冷血が目当ての公主は見向きもしない。
「冷兄様に弓術を教わりたいの」と言う公主。追命は「腕前じゃ俺も負けてないぞ、教えよう」と言う。しかし「冷兄様は前の誘拐事件で助けてくれたわ。達人よ」と公主は断る。とにかく、あなたじゃダメだと。

しばらくして冷血が来る。公主が「弓を教えて」と頼み、冷血は引くこともできない公主の手を取って教える。追命はあきれ、瑶花は心穏やかではいられない。
矢が的のかかしに当たり、公主は喜ぶ。そんな公主に蝴蝶たちが「お楽しみいただける的を用意しました」と言い出す。止まった的は楽、動いてこその弓術だと。冷血は「公主は要領だけ覚えれば、もう十分。動く的など、相手も自分も危ない」と言う。しかし公主は「獲物は動いてなきゃ」と言い、聞こうとしない。「ここに住んで、まとわりついてもいいの?」とまで公主に言われ、冷血も何も言えなくなる。

人型の的を持って動くのは離陌だった。公主が矢を放った瞬間、蝴蝶が離陌の足に小石を投げる。痛さで的を手から離してしまい、矢が離陌に向かっていく。その矢が刺さる寸前、手で矢をつかんで止める冷血。「何してる」と冷血が離陌に言う。離陌は蝴蝶たちを見ると「あの2人が公主の的になれと」と答える。冷血は蝴蝶たちを睨みながら矢を投げ捨て「以後、俺の許しなく出てくるな」と離陌に言う。怒っている冷血は、公主にも「わがままは許さない。弓は練習無用」と告げる。

「わざとじゃないわ、まさかあんな…。的を落とした、その者のせいよ」と言い返す公主。冷血が行ってしまい、瑶花は「離陌を的に?」と蝴蝶たちに聞く。2人が公主も離陌も懲らしめようとしたことを知る瑶花。さらに蝴蝶が「離陌が危なかったときの冷統領の顔を見た?」と言い、瑶花は複雑な気持ちになりながらも「命をオモチャにする気?」と言う。


追命からも責められ、不機嫌な公主は明月楼へ行く。「大荒れね、どうしたの?誰のせい?」と嬌郡主が聞く。「冷血以外、誰がいます?公主は奴と話せれば何日もご機嫌で、奴が一言多いと何年もメソメソする。でも今回は奴が正しい」とついてきた追命が話す。「あの小間使いが的を落とすから悪いのよ」とすねる公主。追命は「矢の覆いを取ったろ?射殺すところだった」と言う。事情が分かり「なるほど、冷血が怒るわけね」と言う嬌郡主。わきまえなさい、小間使いも命の重さは同じ、改めないなら陛下に話すと。

公主は「叔母さまにまで叱られたわ。もう帰ってよ」と追命に八つ当たりをする。追命は「暑い日に怒るとのぼせるぞ。暑気払いに酸梅湯を作ってくる」と言って出て行く。
嬌郡主は「追命はいい子だわ。思いやりがある」と言う。「私と追命のこと、いつまで冗談言う気?子供の頃からずっとよね」と言う公主。嬌郡主はお茶を渡し「わざとじゃないのは信じるわ」と言う。

「問題は冷兄様の誤解よ。離陌を狙ったと思われてる」と公主は話す。嬌郡主は「追命は本当にいい子よ。もったいないわ。4歳のあなたを太監に任せず、自分で世話してた。ほんの6歳だったのに。冷血よりお似合いだと思うけど?」と言う。「1日中、つきまとって、あれはダメ、これはダメってうるさくて死にそうよ」と言う公主。嬌郡主は「男の人の言葉と心は裏腹よ。嫌いだったら毎日そばにいないし、何より、幼なじみでしょ」と言う。

公主が「私を好きなら、もう近寄らせない」と言い、嬌郡主が「なぜ?」と聞く。「気まずい」と公主は答える。恋人って物を食べさせ合うのよ、私と追命がそんなことして、ほほえみ合うなんて不自然でしょ?と。嬌郡主はため息をつく。


座りながら冷血が助けてくれた時のことを思い返す離陌。離陌は「他人に関心のなさそうな、あの冷血動物が体を張って私を助けた。おかしな人。ううん、おかしな冷血動物」とつぶやいて笑う。そんな離陌の背後に、冷血がそっと近寄る。
何も気づかずに立った離陌は、冷血を見て驚く。離陌の肩に手を置き「変わった感謝だ」と言うと、冷血は行ってしまう。その背に向かい「安心して。恩ならいつか返すわ」と離陌は言う。


“五毒翎教(ごどくれいきょう)は天下を害し、毒を用いて数多くの民を殺害した。教主・温如玉(おん・じょぎょく)の息子・無常(むじょう)は、殺人を重ねた罪で、長年、六扇門のお尋ね者であったが、ついに捕縛された。本日、斬首に処すものとし、天かに公告する”と張り出される。

教主・温如玉にとって温無常は一人息子、大事な息子の処刑を黙って見ているはずはない、必ず動くはず、そう思った韓総領は刑場へ行き、護送中の無常を待つ。


温如玉は息子を救うため、安世耿と会う。「殿下、息子をお救いください」と頼む温如玉。息子をお助けくだされば、私は殿下の手足となります、と。安世耿は「温殿は私の力を信じておらぬのか?私に従うと言うなら、そなたはもう、わが一党。他人事ではないのだ。安心するがいい」と言って手鏡で自分を見る。


ーつづくー


離陌が掃除をさせられた時が可笑しかったー。
やられたらやり返しで(*≧ω≦*)
冷血もだんだんそんな離陌との生活が楽しくなってきているかも(∩´∀`@)

いくら海香のことも含めて離陌にいろいろ思うところがあったとしても、蝴蝶たちのしたことは危険すぎるし、ひどすぎる。
捕吏としても、どうなの?って思ってしまう。
冷血がすごく怒っていたけど、それは離陌が危険だったから?それとも蝴蝶や公主のやったことが許せなかったから?

私も公主には冷血より追命の方が似合うと思う(*´艸`*)
追命はちゃっかりしているところもあるけど、真剣な時はカッコいいし、誰よりも公主のことを思ってる。

そして新たな事件が起きそう…。



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2 コメント

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予防するということ (time)
2017-09-07 00:05:11
離陌がすごく落ち込んでいましたね。
でも、世叔の言葉は流石でした。
離陌だけでなく、多くの弟子たちを救っていますよね。

こちらの公主様もマイペースですが、
嬌郡主は改めてお綺麗と、公主とのシーンで
ほれぼれ見ていました。
世叔はいつも見ているのでしょうか、この姿(笑)

冷血の離陌への態度が面白いですね。
自分のバックグラウンドと信念に従っているのでしょうか。

姐姐もかかれているように、安世耿がらみで
次回何かが動きそうですね。。。
Unknown (くるみ)
2017-09-09 20:09:46
カンニングの件は、事情を知っていれば優しい離陌ならば協力したかもと思ったけど、冷血が黙認したのは意外な気がしました。実際とは逆でしたね。冷血の意外な一面を見たような?

蝴蝶たちが離陌を人間の的にして、しかも本当に射殺されるようにしたのは驚きでした。ひどすぎて。
衝動的に遊びでやったのなら、捕吏の資質としてもどうかと・・うささんと同じ感想ですね。

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