玉児はボゴルの件をどうするかフリンに聞く。隣に座る玉児の顔は見ず「考えました。宛寧以外ならば何でも与えます」とフリンは答える。皇位さえ譲ってもいいと。「何ですって?そんなことしか思いつかなかったの?簡単に皇位を譲るだなんて」と強く言う玉児。フリンは玉児の顔を見ると「十四叔父上が私に譲った位ですよ。どんな手を使い叔父上をその気にさせたので?」と言う。
「生意気な…」と玉児は怒るが、それでもフリンは「どうせ私のものではない。皇帝になっても幸せではないし、ボゴルのほうが優秀です。私より名君になるかも」と言う。そして、ひざまずき「私の位を譲ることで争いを避けてください」と頼むフリン。玉児はフリンに指を差し「ボゴルに皇位を譲れば先帝やご先祖に申し訳が立たないわ」と怒鳴る玉児。フリンが「ボゴルとて父上の息子なのですよ」と言い返すと「愚かな…」と言い玉児は出て行く。
ボゴルはあの時の火事の夢にうなされながら目を覚ます。体を起こそうとし、ボゴルは脚が動かないことに気付く。何とか体を起こすが、やはり歩くことができず倒れ込んでしまう。信じられない現実に再び歩こうとし、また転んでしまうボゴル。そこに娜木鐘が来る。動揺するボゴルを泣きながら抱き締め「この恨みは必ず晴らしてやるわ。あの母子を許さない」と言う娜木鐘。
明日はドルゴンの葬儀、悪い予感がすると玉児は蘇瑪に話す。私とフリンに試練が待っていると。玉児は兄・呉克善が到着しているのを確認すると、洪承疇と鄭親王も呼ぶように命じる。"娜木鐘、お手並み拝見ね"と思う玉児。
翌日。
順治帝(フリン)と皇太后(玉児)は百官がひざまずく中、皇帝の待遇でドルゴンを葬る。その人徳と善政を敷いた功績を称え、成宗の豹号と共に諡号が与えられ、略して"義皇帝"と敬われた。
葬儀の最中、輿に乗ったボゴルと一緒に来た娜木鐘は「ドルゴン」と泣きながら棺の元へ行く。「摂政王、無念でしょう。陛下のせいでボゴルもあんな体になってしまったのよ。この世で誰が私たちの無念を晴らしてくれるの?」と言う娜木鐘。鼇拜がフリンに「どういうことです」と聞き、索尼も「なぜ襄親王(ボゴル)はこんなお姿に?」と言う。フリンを見ながら「十四叔父上の前で真実を述べてください」と言うボゴル。
玉児は「皆が集まっている。場をわきまえなさい」と止めようとするが、娜木鐘はだから訴えてると言い返す。一国の主ともあろう者が弟の妻を奪い口封じをしようとしたと。それを聞き「口封じだと?朕と宛寧は思い合っている」と言ってしまうフリン。「つまり邪な思いを認めるというわけですね」と娜木鐘は言う。そして、なぜ許婚のいるボゴルがあんな目に遭うのか、誰が嘘を言っているのか明白だと訴える娜木鐘。玉児はボゴルを下げ娜木鐘の前へ行く。
「私とボゴルを殺しても、天下の噂は消えませんよ。この場の皆が私とドルゴンの無念を晴らすわ」と勝ち誇ったように言う娜木鐘。そんな娜木鐘に玉児は「そう?英親王にその力があるかしらね」と言う。娜木鐘は玉児の顔を見る。
その頃、兵を連れて反乱を起こそうとしていた英親王を玉児の命で鄭親王が捕らえていた。
すべて制圧したと報告を受けた玉児は、娜木鐘に「謀反をそそのかした罪は重い。分かっているの?」と告げる。
寝殿でボゴルを捜す娜木鐘。しかしどこにもボゴルの姿はない。そこに来た玉児は「捜しても無駄よ」と言う。ボゴルは安全な場所にいると。
「何が不満があるの?」と玉児が聞くと「分かってるのよ。息子の醜聞を恐れてわざと私たちを許すのだとね。あの息子が名君になれるとでも思うの?」と娜木鐘が鼻で笑う。「フリンのためだけではない。あなたやボゴルの名誉のためでもある。つけ上がらぬことね」と言う玉児。知られて困るようなことなどないと娜木鐘は言う。
廟へ行った娜木鐘は、焚かれていた香で意識を失う。
しばらく経ち、娜木鐘が意識を取り戻すと、お面をした男が現れる。「君が一番愛する男だ。地獄に落とされたから迎えに来たのだ」と言う男。動揺しながら「私はボゴルを育てないと」と娜木鐘は言う。「ボゴルだと?また別の男か?」と言う男に「私たちの子よ。忘れてしまったの?」と言う娜木鐘。前にも伝えたはずだわ、と。その時「下がって」と言いながら玉児が来る。男はお面を外し出て行く。
「卑怯よ」と怒る娜木鐘。玉児はあなたさえ自重していれば暴きはしなかったと言う。娜木鐘は幽霊だと思って噓をついただけだとごまかそうとするが、玉児は静嫺師太となった藍玲児を証人として呼んでいた。
その昔、大福晋の命令で淳福晋を陥れたが海福晋の恩情で出家、宮中の出来事は海福晋が書状で逐一知らせてくれた、太妃(娜木鐘)と阿古拉の私通を知った宸妃(海蘭珠)は激怒したが、姉弟の情で太妃を訴えなかった、その後、阿古拉が処刑され、宸妃は太妃の策だと調べるも復讐はしなかった、なぜなら太妃が阿古拉の子を宿していたから、そう話す静嫺師太。それが現在の襄親王だと。すべて聞いていたボゴルが衝立から顔を出し泣き崩れる。
ぼんやりと一点を見つめるボゴルに声をかける娜木鐘。ボゴルの近くには縄が置かれていた。「この浅ましい女め。何においてもフリンより上である私が、なぜ皇帝になれないと思う。卑しい男の子供だからではないか」と泣きながら縄を振るうボゴル。撤回し、さっきの話は噓だと言ってくれと。「私もどれだけ願っていたか。陛下の子であれと」と娜木鐘も涙を流す。そして、いっそ殺せばよかったのに、と言うボゴルを娜木鐘は抱き締めながら「父親が誰であれ、私のお腹の中で育ち、産まれてきた子なのよ。自分の息子を殺す母親なんて、この世にいるわけがない」と言う。そこに玉児が来る。
娜木鐘はひざまずき「息子は見逃してください。君主を欺いたのはこの私です」と頼む。しかし「ボゴルはドルゴンと陛下を引き離し、陛下の孤立を図った。死罪に処しても足りぬ」と言う玉児。娜木鐘は自分が指示した、ボゴルは阿古拉の息子、甥を平気で殺せるのですか?と言うが、玉児は「出生のことは知ってていた。先帝の手前、今日まで生かしてやったのに、本分も忘れ己の首を絞めるとは愚かの極みよ」と言い返す。娜木鐘はボゴルの縄を手に持ち「私が罪深き女なのです。私が死にますのでボゴルだけは…」と自分の体を叩く。それを「自分を責めないで」と止めるボゴル。顔をそらした玉児は、そんな2人に「こうなっては生かしてはおけない」と言い放つと出て行く。
目隠しをされ連れて来られた娜木鐘とボゴルに「生涯、先帝の墓守を命じる」という密旨が小六子から伝えられる。見逃してくれることに驚くボゴル。襄親王は病死し、太妃は先帝の墓守に就くとなれば誰も追及しないと話す小六子。
紫禁城を振り返り「離れがたいですか?」とボゴルが聞くと、娜木鐘は「バカね。栄華は味わい尽くしたのよ。心残りはないわ。大切なのは、あなただけよ」と娜木鐘は言う。
"鳳求凰"をつけながら父・呉克善と歩いていた静児。その途中、落とし物を捜しているフリンを見かける。何を捜しているか分かった静児は、呉克善を先に行かせ、自分のつけていた"鳳求凰"を取り、見つけやすい場所に落としてその場を離れる。その鳳求凰に気づき、やっと見つけたと喜ぶフリン。陰から様子を見ていた静児は、優しく頬笑む。
金玉児と金爾袁の墓に玉児は手を合わせる。安らかに眠るよう祈る玉児に「もう終わったこと。美しい思い出は胸に残ります」と蘇瑪は言う。「残された者は前へ進まないとね」と言う玉児。
交泰殿。
フリンの婚儀が行なわれる。抜け出したフリンは、花嫁衣装を着ている宛寧の元へと向かう。
寝ていた宛寧の鼻をつまみ、起こすフリン。目を覚ました宛寧は「今夜は皇后のもとでは?」と同じ日に嫁いだ静児を気遣う。フリンは宛寧の両手を取り「皇后にしてやれなくても朕を好きか?」と聞く。何も言わず目をつぶる宛寧。フリンはその頬に口づけをする。
皇后となった静児はフリンわ来るのをずっと待っていたが、寂しく一夜を独りで過ごす。
翌日。静児は手を繋ぎ仲のよいフリンと宛寧を見て心を痛める。
フリンが宛寧と一緒に玉児のもとへ挨拶に行くと呉克善がいた。
明日、帰郷する呉克善のためにここで一緒に食事をすると言う玉児。「でも宛寧と凧揚げを」と言うフリンを、玉児と呉克善が同時に見る。それに気づき「実は午後、父上たちが会いに来るのです。ご一緒できません」とフリンに話す宛寧。玉児は冷たく「では下がって」と言う。それが気に入らないフリン。
食事中、すべて最高の食材を使わせても、料理の下手な者が作ると台無しだと話し始める呉克善。「私の指導が悪いと?」と玉児が聞くと、呉克善は「玉児、耳が痛いだろうがさすがに放任しすぎだ」と呉克善は言う。最高の食材を使っても大切にせず手順を無視して作っている、料理は台無しとなり、皆の腹も満たせうえ、厨房まで火事になった、結局、私が遠方から火消しする羽目に、と。「朕は美味に感じます。まずいなら食べなければいい」と言うフリン。玉児は忠告に対して失礼だとフリンを叱る。そして呉克善には「厨師は若く、頑なな性格です。でも物分かりはよいから指導しておきます」と言う。
呉克善がいなくなると、回りくどすぎると怒るフリン。玉児はあまりにも失礼で呉克善が怒って当然だと話す。「昨夜、皇后にどんな扱いをしたの」と。そして妻と子の関わりは国の前途を大きく左右する、宛寧を愛しても皇后を軽んじてはならない、と言う玉児。
宛寧は父の側女たちを競わせる。やっと母上の無念を晴らせると思う宛寧。
父からの贈り物に顔を曇らせる静児。そこにフリンが来る。たくさんの贈り物が、呉克善からの身ごもれるようにという品や生まれた子のためだと知ったフリンは「用意周到なことだ」と言う。そしてわざと厩舎で汚してきた履物を静児に脱がせるように言うフリン。「怒っているな」とフリンが言うと静児は「いいえ。たとえ1ヵ月に1日しか訪れがなくても、陛下のためなら何でもします」と返す。
「夜伽をしたいのだろう?かなえてやる」とフリンは静児を押し倒す。しかし何もせず「そなたに興味はない」と言うフリン。静児は体を起こし目を潤ませながら「どうすれば陛下に愛されるのですか?」と聞くが、フリンは「そなたは本気で朕の愛を求めておらん。愛されたいのなら鳳求凰をなくすか?」と言うと、履物を履いて行ってしまう。
陛下と皇后はまるで同じような境遇、決められた道から外れたくとも、その力もない、皇后を嫌うのは己が嫌いだからですねと話す宛寧。「朕の理解者だな。言いきれぬ思いも分かっている」とフリンは言う。今日、皇宮に召した父の側女たちは私に媚を売ってばかり、痛快な気分も最初だけですぐに消えた、今は父の愛を13人で分け合っている彼女たちが気の毒だと宛寧は話す。
宛寧は皇后への恩は数えきれない、私に免じて皇后を大切にしてくださいとフリンに頼む。迷いながらも「うん」とうなずくフリン。
ーつづくー
フリーーーーーーーーーーーーーーンヾ(`Д´*)ノ
静児が可哀想(;△;)
こんなのあんまりだよぉ。
それにいつも思うけど、どうして同じ日に婚礼を…。
必ず初夜にはどちらかにしか行けないと分かってて(o´д`o)=3
静児は何もつらいと言わないけれど、感情がないわけじゃない。
ただ相手の事を思いやりすぎて我慢してしまうだけなのに。
鳳求凰だって…(TωT)
この優しさはフリンにいつか届くの!?
皇后を嫌うのは己が嫌いだからという気持ちは分かるけど、同じように痛みや苦しみだって分かるはずなのに…。
娜木鐘とボゴルは命が助かりました。
ちょっと昔の玉児の優しさが見れて嬉しかったな。
そういう気持ちが残っててくれてというか。
ボゴルは甥だものね。
好きではなかったけど、玉児に殺してほしくなかったから。
静嫺師太って淳福晋の侍女・藍玲児だったのねーヾ(・ω・`;)ノ
全然、まったく、気付かなかった( ̄▼ ̄|||)
いよいよあと1話となってしまいました。
どうなるんだろう!?
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宛寧もどうなの?私はあまり好きになれないの~
フリンに静児のこと言うけれど…
同じ日に婚礼ね、フリンがきめたのかな?
宛寧を後にはしたくないでしょう?
先はダメだし…?たぶん…
呉克善が怒ってる!当然!!
今まで思わなかったけれど…ちょっと男前(o^^o)
静児が怒ってる感じかな~(;_;)
後、1話ですね~静児が幸せになってほしいな~
うささん、宜しくお願いします。
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リンクから外してください。
すみません。
あの部族にさえ生まれなければ
これほど周りに気を配れるのに、
もったいないですよね。
それに対して福臨は・・・
阿古拉の子も明確になりましたね。
お父さんはそれなりにイケメンだったのに、
お子様は執念だけに固執し過ぎて
この後の人生は穏やかに
過ごしてくれるといいですよね。
玉兒は皇太極、哲哲のように
血を流さないので、救いでした。