イタズラなkiss(2話)ー台湾版ー

【出演者】

入江直樹…ジョセフ・チェン
相原琴子…アリエル・リン
池沢金之助…ジロー(飛輪海)
相原重雄…タン・ツォンシェン
入江茂樹…チャン・ヨンジェン
入江紀子…シンディー・チャオ
入江裕樹…ジャン・ボーハン



◆あらすじ◆

翌朝。自分と同じテーブルで直樹が朝食を食べているというだけでドキドキの琴子。
直樹が学校へ行くため家を出ると、弟の裕樹も一緒に行くと席を立つ。すると、直樹の母紀子が、いいこと思いついた、っていう顔で、琴子にお兄ちゃんと同じ学校だから一緒に出なさいよって言い出す。そして玄関にいた裕樹は、まだまだ時間があると紀子に引き留められてしまう。

一緒に家を出たが、歩くのが早い直樹。琴子が小走りでついていきながら、こんなことになるなら手紙を渡さなければ良かったと思っていると、直樹の背中にぶつかってしまう。慌てて謝る琴子に、直樹は4つ約束だ、と突然言い出す。「1つ、二度と俺にぶつかるな。安全のためにも一定の距離を保ってくれ。2つ、学校への道順は一度だけ教える。パンクズ落とすなり石ころ置くなり好きに覚えて、二度と俺に聞くな。3つ、一緒に住んでる事は誰にも言うな。これ以上あんたのせいで変な噂を流されたくない。4つ、学校では俺に絶対話かけないでくれ」と…。

通学途中の満員のバスの中。直樹は琴子から遠くへ離れる。
離れなくたっていいじゃんと琴子が思っていると、琴子にチカンの魔の手が。琴子はこっちをちらっと見た直樹に助けてお願いって体をバタバタ動かすけど、直樹は完全に無視。仕方なく琴子は別の場所に無理矢理移動する。

先にバスを降りた直樹を追いかけた琴子は「ちょっと待って」と言う。しかし、直樹はそんな言葉は聞こえていないって感じで止まらない。琴子が「待てって言ってるでしょ」と言うとようやく止まったが「声かけるなって言っただろ」と言う。それを黙ってられないと、琴子がさっきチカンがいたのを知ってたんでしょ、と言うが、振り向いた直樹は「それで」と冷たい。琴子がどうして助けてくれないのか聞くと、俺の助けは必要なかったんじゃないのか、と言う返事が。さらに、ぶつかっただけで自意識過剰だったんじゃないかと言われてしまう。

琴子のクラスの担任は、校長先生から、F組の全生徒の成績を合計しても入江くん1人の成績に及ばない、と怒られてしまう。

落ち込んだ担任は、先生の力不足で教え方が悪いから、君らの成績を合計しても入江1人に及ばないんだ、と泣き出してしまう。
クラス中で、そうじゃない、とかばう中、やる気があって努力さえすれば何だって出来ると、琴子はそれを証明するため、今度の試験で入江直樹を負かしてみせると宣言。それを聞いたクラス中が笑い出す。入江は学校一の天才どころか、全国一の天才だと。琴子は「じゃあ、入江くんはともかく、掲示板に載ってみせるから」と言う。しかし、掲示板に載るには100番以内に入らなくてはいけなかった。

琴子が宣言したことが校内放送で流れてしまう。事が大きくなってしまい、琴子は真っ青に。

家に帰った琴子は勉強をするが、どこが分からないのかも分からなくて、いつまでも終わらない。そこに紀子が夜食を作ってきてくれる。紀子は直樹は勉強しないから、夜食を作る事に憧れていたと話す。毎晩10時には寝るからつまらないと。琴子は、直樹が勉強をしないと聞いて驚く。本当に天才なんだ…とガックリしてしまった琴子に、紀子は面白いものがあるから見たらきっと元気になると言う。

しばらくして紀子が持ってきたものはアルバムだった。古い写真の中に、直樹に似ている女の子の写真が。不思議に思っていると、全部直樹だと紀子は言う。女の子が欲しかったから思い切って着せちゃったと。

幼稚園に入っても、女の子の格好のままの直樹は、みんなの人気者だったという。ところが幼稚園のプールの日、ピンクのスカートつきの水着を着た直樹は、かつらをとってしまった。みんなにからかわれ、それ以来女の子の格好をしなくなったと言う。
相当ショックだったみたいで、あんな冷めた性格になっちゃったのかしら…と言う紀子。

朝、琴子と直樹のお弁当を作った紀子は、わざと琴子のカバンに直樹のお弁当を。
琴子は直樹の顔を見ると、昨日の女の子の格好をした直樹を思い出し、笑いが止まらなくなる。

金之助は琴子が今どこに住んでいるのか気になって仕方が無い。しつこく琴子に聞くが、直樹と一緒に住んでる事を教えられない琴子は困ってしまう。
そんな話をしていると、直樹が琴子の教室まで来る。そして、カバンを持ってきてくれと…。

琴子はカバンを持って直樹と一緒に校庭の隅へ。直樹は「おふくろが入れ間違えたみたいだ」とカバンから琴子のお弁当を出す。
2人が何かを交換しているのを、こっそりついて来た金之助たちは目撃する。

うちに住むだけでもやっかいなのに、同じ学校なんてまぎらわしい、と嫌味を言う直樹に「ほんとだね。制服だって間違えて着ちゃいそうだもんね」と言う琴子。なんで制服を?と直樹が不思議に思っていると、琴子は昨夜の女の子の格好をした直樹の写真を取り出し「だって、小さい頃からスカート履いてたって言うし」と直樹にその写真を見せる。

驚いた直樹は「返せよ」と言う。それを「イヤ」と言うと逃げ出す琴子。直樹はそんな琴子を追いかける。

とうとう捕まった琴子は写真を直樹に渡すが、ネガは持ってるもんねーっと言う。直樹が、いったいどうしたいんだ、と聞くと、琴子はネガを返す代わりに中間テストまでの1週間、勉強を教えて欲しいと頼む。私を100番以内にしてくれたら返すと。直樹は断るが、写真を焼き増ししてみんなに配ると脅すと、しぶしぶ琴子の顔に自分の顔を近づけ「分かった。教えてやるよ」と言う。
その2人の姿が、金之助たちにはまるでキスをしているように見えてしまう。

今夜の夜食は何がいいか紀子が琴子に聞くと、直樹が「今日は俺のも頼むよ」と言う。家族はその言葉にビックリ。紀子は直樹も試験勉強をすると聞いて感動する。

琴子の部屋で数学の勉強が始まる。2年間、直樹に片想いをしていた琴子は2人きりの状況にドキドキ。
しかし、直樹が作った問題を琴子が間違えると「何でこうなる」と直樹に怒鳴られてしまう。頭の中空っぽか、と。琴子が「入江くんと違う事はたしか」と返事をすると、直樹は何も言えなくなる。

根本的なところから教えてやる、分かるまでは寝かせないからな、と言って直樹がまた解かせると、今度は正解。琴子は驚いている直樹の手をとってすごく喜ぶ。1問できただけで喜ぶ琴子に、直樹はあきれるが、その時カメラのフラッシュが…。いつの間にか紀子が部屋に入っていた。
そして「あなたたちとってもお似合いよ。将来2人、結婚しちゃえばいいのに」と言う。


ーつづくー



写真を取り返す時
直樹が琴子を追いかけた姿も
金之助たちからしたら
楽しく追いかけっこしているように
見えただろうなぁ
しかも何かを交換していたり(お弁当だけど)
キスまでしてたら(してないけど)
金之助は大ショックだよね

でも、直樹と琴子の追いかけっこ
事情を知ってても可愛かった

直樹のお母さんも最高～
お弁当をわざと入れ替えちゃう時の顔ったら
初めて直樹に作る夜食も
何だかすごく豪華だった
それでけ嬉しかったってことだよね





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