二人の王女 第42話

隆基は潞州へ帰り、安公主は誰にも気づかれないよう密かに太平公主符へ戻ってくる。
李顕の容体が急変。韋蓮児は裹児と一緒に李顕の元へ向かう。李顕に皇太子の李重茂は幼いため、自分を後見人にし公務にあたらせるという勅命を出してほしいと頼む韋蓮児。しかし李顕は則天武后が生前、上官婉児に密詔を託していると話し、天命に逆らってはならぬと返す。そして韋蓮児は房州に戻り、畑を耕して暮らすようにと言うと亡くなってしまう。韋蓮児は甘露殿を封鎖し、崩御が外にもれないように手配する。
上官婉児に李顕が崩御したことと、崩御したことを韋蓮児が公にしようとしないことが伝えられる。生死を決する戦いが始まると思う上官婉児。
則天武后の密詔がある以上、安心できないと思った韋蓮児は手に入れようと考える。
韋蓮児は李旦を毒酒で殺害しようと企て、李顕の側近の宦官・楊思勖に「崩御なさる前に陛下が私に託したの」と毒の入った酒を渡す。
李旦に李顕の意思ではなく、韋蓮児の意思だと告げ、毒酒を差し出す楊思勖。天子の命なら従うべきだと言われた李旦は絶望し毒酒を口に。しかし、その酒には楊思勖が差し替えていたため毒は入っていなかった。
上官婉児の別苑に賊が入る。密詔を奪おうとした賊だったが、それに兵たちが気づき、密詔を奪い返す。
韋蓮児は陛下の遺言だとして上官婉児に読み上げてほしいと詔を渡す。そして上官婉児が力を貸してくれれば、いずれ褒美をとらせると約束。上官婉児は金品ではなく、李旦と共に生きたいと牢からだしてくれるように頼む。
牢から出た李旦は上官婉児の元へ。上官婉児は韋蓮児から密詔を持ち出さないよう言われたことを李旦に話す。2人は則天武后が託した密詔を読んでみることに。
則天武后の密詔には"天の定めるままに"と書かれていた。意向に従い、自分が決めればいいと解釈する上官婉児。
安公主も兄・李顕が崩御したことを知ることに。何も伝わらぬのは韋蓮児が封じているからだと思う安公主。そこに崩御を知った隆基が来る。即位するつもりの韋蓮児を阻止しなければいけないと言う隆基に、すでに武攸曁が援軍を手配していると安公主は返す。安公主は満を持して、一気に宮廷に攻め込むつもりでいた。
安公主は1人になると、兄の死に涙を流す。
韋蓮児は大臣たちに李顕が崩御したことを告げる。皇太子は幼いからと、韋蓮児が即位するように言う大臣たち。それに反対したのは、復職した3人の大臣たちだった。韋蓮児はその3人を即刻死罪にするよう言い渡す。反対する者を排除した韋蓮児は、3日ののちに即位すると宣言する。


ーつづくー


韋蓮児…こうみえて気が小さいって(￣▽￣；)
涙を流している姿も皇帝をすすめられて自分には無理無理できないわって感じも白々しいったら!!
余裕で笑っていられるのも今のうちだと思うけど…。
復職した3人は亡くなったのかな?(；△；)

楊思勖が李旦を助けてくれてよかった(TωT)
でも、上官婉児も何か企んで(?)いるみたいだし、今後が気になります。

安公主が戻ってきたのも韋蓮児は気づいていないのね…。
則天武后や安公主と違って、やっぱりこういうところが甘いなぁって思う(￣ω￣;)



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