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中国ドラマ「秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~」第35話 あらすじ

2017年03月11日 11時51分07秒 | 秀麗伝(中)

「戦火の都」


劉秀はつらい気持ちを抑え過珊彤と床を共にする。
横で背を向けて寝ている劉秀の肩に触れる過珊彤。眠っていた劉秀はその手をにぎり「麗華」と言ってしまい、過珊彤の顔が凍り付く。


「劉秀は聡明なはずよ」と言う過主に「母上、夫に何を話したのですか?」と過珊彤が言う。「心配は無用よ、私と伯父上がうまくやるから。お前がつらい目に遭わぬようにね。さもないと…」と答える過主。過珊彤は「陰麗華をどうするおつもりで?」とすかさず聞く。過主が「何の話?」ととぼけようとすると「以前、陰麗華のことを“山出しの妾にすぎぬ”と仰いましたよね。でも本当は妾ではないのでしょう」と言う過珊彤。過主は「何を聞いたの?」と言う。

過珊彤は「やはり、ご存知で?ただの妾なら、母上や伯父上が気にするはずがない。陰麗華は妻だったのでしよう?」と聞く。夫は隣で寝ていても夢で彼女の名を呼ぶ、私は悲しくてたまらないと。涙を流す過珊彤に、過主は「以前がどうであれ、今の妻はお前よ。それは永遠に変わらないわ」となだめる。しかし過珊彤は「嘘です。また出任せを」と言う。「母を信じなくても、伯父上の力は信じるでしょ?」と言う過主。

過珊彤は「やっと分かりました。この結婚は私が望んだからではない。伯父上が必要としたからですね。母上たちは私を人形のごとく美しく着飾らせ、観賞して楽しむたけでした。でも、ようやく有効な使い道を見つけたのでしょう。だから劉秀に愛する女がいても私を嫁がせた」と言い返す。確かに私は名家の娘、陰麗華など恐れない、彼女は1年早く夫と結婚しただけ、私だって夫の心をつかめる、心さえつかめれば妾がいても気にしない、母上たちの企みには付き合えないと。
過珊彤は気分が悪くなり、過主に帰るように言う。


「劉秀が生きていたとはな。しかも鄧禹に征西させ、赤眉を長安付近に追いやり、朕の腹心・馬武まで懐柔した。劉秀は忠臣だと言わなかったか?」と麗華に言う劉玄。麗華は「蕭王は命を懸けて河北の勢力を制圧し、漢の威風を示しました。兵力を有していても蕭王は陛下の臣下です。かなたの蕭王より、迫りくる赤眉を案じるべきかと」と話す。劉玄は麗華の前まで歩いてくると「劉秀のために必死だな」と言う。

ふっと笑い、劉玄は「邯鄲から知らせが来たぞ。それによると、近頃、劉秀は過氏を寵愛しているそうだ」と告げる。麗華は「私は離縁しました。夫が妻を愛するのは当然のことです」と言う。「それが本心と願おう」と言うと、劉玄は行ってしまう。

泣いている麗華の元に急いで来た丁柔は「陛下の言葉を真に受けないで。蕭王は劉揚に気兼ねして過珊彤を邪険にできないだけよ。河北が平定すれば蕭王は天下を争えるわ」と慰める。「私は彼が生きていればいいの。他のことは気にしないわ」と麗華は言う。
劉玄が理性を失いつつあると分かり、丁柔は「早くここを離れたほうがいいわ」と説得する。麗華は首を横に振り「平気よ。琥珀によると馮異が洛陽の近くで朱鮪や李軼の軍をかく乱しているとか。鄧奉に護衛をさせるから軍営を訪ねたら?」と言う。馮異が洛陽の近くにいると知り、麗華も一緒にと誘う丁柔。しかし麗華は趙姫を見捨てて逃げるわけにはいかないと言う。
先に丁柔だけがここを離れることになり、2人は抱き合う。


「李軼に文を出し、蕭王への帰順を打診したところ、臆面もなく“承諾する”と返事が」と劉秀に話す馮異。劉秀は「どうする?」と聞く。馮異が「卑怯者は邪魔なだけです」と答え、劉秀は「では、その李軼の返事を朱鮪に見せたらどうだろう?」と話す。ふっと笑い「仰せのとおりに」と馮異が言う。そこに鄧奉が頭巾つきの外套で顔を隠した人を連れてくる。

「この方が馮将軍に会いたいそうだ」と言う鄧奉。頭巾を脱いで顔を見せたのは丁柔だった。
丁柔の頬に手をあてる馮異。


鄧奉が何も言わずに行こうとし「なぜ黙って帰る」と劉秀が聞く。それでも怒っている鄧奉が何も言わず、劉秀は「麗華は元気か?」と尋ねる。「新妻がいるのに、まだ姉さんの安否を?」と不愉快そうに言う鄧奉。劉秀は「麗華は今でも、私の最も大切な人だ」と言う。そして刀を見ながら「この長歌刀も肌身離さず持っていた。麗華に返そう」と差し出す劉秀。鄧奉は「戦況が悪化しているから私は漁陽へ行き親族を守る。その刀は自分で姉さんに返せ」と言って馬に乗る。
しばらく走ってから振り向いた鄧奉は「お前が明君だと信じよう。姉さんの期待を裏切るなよ」と言って去って行く。


夜更けに麗華に会いに来た陰興が、李軼が殺されたことを伝える。馮異とやり取りしてた密書が誤って朱鮪の所へ、怒った朱鮪が刺客を放ったらしい、と。劉秀の罠だと思った麗華は「李軼は縯兄さんを殺した。やっと敵が討てたわ」と言う。
琥珀は「張卯と隗囂が劉玄を見限り、劉求を皇帝に立てようと画策しています」と話す。麗華は陰興に「劉玄に報告して」と言う。陰興が「まだ、あんな奴に気遣いを?」と言うと「劉玄と張卯を敵対させれば、混乱に乗じて逃げられるかも」と言う麗華。
麗華の脚は治っていたが、劉玄に警戒されないよう芝居をしていた。


趙萌は「我が漢軍は赤眉軍と鄧禹の軍に挟撃され、洛陽や宛との功臣が遮断されてしまいました。長安は陸の孤島となり、情勢が不安定に。軍心も乱れ、命令に逆らう者が続出しています」と劉玄に話す。早急に指示を、と趙萌が言うと「兵もおらぬのに何ができる」と返す劉玄。趙萌は「私が新豊で兵馬を募り、援軍を形成しましょう」と言う。


琥珀が麗華に「劉玄の陰謀に気付いたのか、張卯が逃走しました」と伝える。隗囂は見ていないと。張卯は隗囂と結託している、このままでは済まない、と麗華が思っているところに、陰興が駆けて来る。「張卯が軍を率いて長楽宮へ急襲を」と言う陰興。麗華は劉鯉も連れて逃げることに。


張卯の兵を倒しながら、劉玄と合流する麗華。韓姫が劉玄に助けを求めるが、敵の槍によって殺されてしまう。
劉玄は趙姫を連れ、麗華も陰興たちと長楽宮を脱出する。


劉玄は勅命として「比陽王の王匡と陽平王の陳牧、襄邑王の成丹を呼び、皆で一丸となって長安で反撃せよ」と告げる。趙萌は「私が責任をもって呼び戻します。ただ王匡や陳牧たちは元緑林軍で、張卯のように将来、謀反をせぬかと心配です。ゆえに兵を引き連れて戻り次第、始末したほうがよいかと」と言う。「朕を皇帝に立てたのは王匡や朱鮪だ。朱鮪は今、洛陽を守っておるゆえ、王匡しか呼べぬのだ。張卯に異心を抱かせたのは失敗だった。王匡たちはよくなだめて長安へ出撃させよ」と言う劉玄。承知しました、と言った趙萌だったが、陳牧と成丹は謀反の罪を着せ斬ることを決めていた。


陳牧と成丹が抹殺されたことを知り、劉玄が自分の腹心を殺したと思った王匡は、長安へ行き張卯と合流することにする。


趙萌が陳牧と成丹を殺したと分かり、劉玄は趙姫に怒りをぶつける。「そなたの父のせいで王匡は朕に離反したのだぞ。勝手な真似を」と趙姫を責め立てる劉玄。趙姫が父をかばい、劉玄は「死にたいか」と怒鳴る。それを聞き「韓夫人を見殺しにし、趙夫人まで殺すと?」と麗華が言う。劉玄は「張卯と結託した韓姫に未練はない」と言い返す。それでも「長年連れ添った情が簡単に消えるのですか」と言う麗華。劉玄は「韓姫は自業自得、趙姫こそ妻だ。案ずるな、張卯ら逆賊の思い通りにはさせぬ。李松の救援が到着したら長安を奪還でき、朕はまた漢の主だ」と言う。麗華が「身の程知らず」と言い、劉玄は麗華の頬を叩く。


劉秀は長安の状況を馮異に聞く。「李松と趙萌が攻撃を」と答える馮異。「麗華は?」と劉秀が心配すると、馮異は「趙萌の屋敷にいます。危険は及ばぬかと」と言う。
麗華を救出したいと考える劉秀に、馮異は「今は絶好の機会と言えません。匈奴の侵犯や河西で反乱も続いています。乱世に明君は不可欠。劉玄の敗北が濃厚となった今こそ自立しては?天子となるのです」と説得する。

「その件は呉漢や耿弇にも何度か進言された」と言う劉秀。馮異は「麗華が心配で逆らえないと?」と聞く。劉秀は「劉玄は長安を追われても麗華を放さぬ。人質だからだ。私が裏切らない限り、麗華は無事でいられる」と答える。
馮異に何かを感じ「言いたいことがあるなら素直に言え」と劉秀が言う。馮異は「実は邯鄲の奥方から知らせがあり…懐妊したと」と告げる。


李松と趙萌の軍と、王匡と張卯の軍は長安でひと月、激戦を繰り広げる。その結果、王匡と張卯は敗走し赤眉軍に帰順したため、元緑林軍の残党も赤眉軍と合流し長安を攻めることに。
更始帝・劉玄は長安で再起するも、内乱の拡大で朝廷は疲弊し、もはや壊滅寸前の危機となる。


麗華たちは長楽宮へ。陥落した日に置き去りにされた韓姫は、遺体すら見つかっていない。一連の戦で宮人の9割が死に、あまたの民が命を落とした。
麗華は「私が挑発しなければ、張卯は危険を冒して謀反してなかったはず。考えもしなかった、大勢の無辜の民まで巻き込むとは。この手についた血は永遠に拭えない」と琥珀に言う。琥珀は「戦乱が一刻も早く鎮まれば、それだけ多くの民を救えます」言い、劉秀の文を麗華に渡す。


陰興は「赤眉軍が入城する前に長安を離れよう」と麗華に言う。劉秀の文を読んだ麗華は、その文を燃やしながら「私も秀兄さんのように皆のために戦うわ。劉玄が敗れても、趙姫や劉鯉、長安の民を守らねば」と言う麗華。


朝廷。「陛下、赤眉軍は牛飼いの劉盆子を皇帝に立てました。また洛陽の朱鮪も劣勢です。河内が落ちれば援軍はなくなり、長安は孤立無援となります」と趙萌は劉玄に訴える。


劉玄は女と酒に溺れる。そんな劉玄に麗華が「戦続きで長安の民は困窮しています。速やかに救援のご指示を」と言う。「知るか」と劉玄が言い、民は無実です、国庫を開いてお救いください、と頼む麗華。それでも聞く耳を持たない劉玄に「昔、通った太学へ行っても?」と麗華が聞く。「構わん。ただし、長安から逃げようものなら全員殺すぞ」と脅す劉玄。その時、赤眉の大軍に長安が包囲されたという報告が入る。劉玄は「これで誰も逃げられぬ。どこへでも行くがよい」と言う。


太学にたくさんの思い出がある麗華。
麗華は蔡少公が指差しながら「紫微垣と北斗星の位置から予言できます。咸陽に一番乗りしたのは“劉”氏の高祖。雑草の“莠”も草冠を除けば“秀”になるから“劉秀は天子となる”と解読できます」と言った赤伏府を探し出し「見つけた」と言う。その赤伏府に“劉秀、兵を発して……天子と為らん”と麗華は書き込む。そこに陰興と琥珀が来る。

麗華は「これを秀兄さんに届けて」と陰興に赤伏府を渡す。陰家以外の者に頼んで届けさせて、と。陰興は劉秀と同窓の疆華に頼むことにする。適任だと思った麗華は「あなたが河北まで送り、受け取りを見届けて」と言う。


赤眉を阻めず、趙萌は「残った将兵たちのため、赤眉に投降なさっては?」と劉玄に話す。「流賊になど、死んでも投降せぬ」と言う劉玄。劉玄は「徹底的に戦えと勅命を伝えよ」と告げる。


過珊彤は感情的になったことを母に謝る。「お前が子供を産んだら、劉秀は陰麗華など忘れるわ」と言う過主。お前たち母子を今まで以上に愛するはずだと。「だといいですが。子が生まれても夫は陰麗華を想い続けるかも」と過珊彤は心配する。過主は「そうはさせないわ」と言う。


劉玄は「臣下たちは赤眉の侵入すら止められず、私に投降を勧める。私が投降すれば己の命が助かるからだ。私だけが死ぬ。長安を守るには、どうすれば?」と麗華に聞く。麗華は「鄧禹の征西軍と手を組んで、赤眉を制圧し、民をお守りください」と答える。「赤眉に降るか、鄧禹に降るか。私が今さら劉秀に頭を下げられるとでも?皮肉なものだ。劉秀が私の立場でも民を守れと諭すのか?」と言う劉玄。麗華は「陛下はずっと皇帝の維持に腐心し、民など眼中にない。蕭王の志は一貫しています」と話す。劉玄は「“勝てば官軍”だ。天下を治めず皇帝に就かずして民を憂えようか。残滓は拭い切れぬ。私に不可能なことが劉秀にできるものか」と言う。


ーつづくー


過珊彤ととうとう…。
劉秀はつらそうだったけど。
「すまぬ」は誰に言った言葉だろう?
今まで冷たくしてきた過珊彤に?
愛していないのに抱いてしまう過珊彤に?
それとも……麗華に?
いろいろ考えてしまって…(;д;)

そして過珊彤が懐妊。
麗華だって麗華だって子供がいたはずなのにぃぃぃぃぃ(;-;)
過珊彤も愛されなくて可愛そうだけど…。

丁柔が馮異と再会できたのはよかった!!
でも、1人で残った麗華は心配。
丁柔は支えになっていたと思うから…。
琥珀も頼りになると思うけど。

そうだ。
韓姫がけっこうあっさり亡くなったかも。
それよりもっとだったのが李軼。
殺されるシーンもなくて寂しいお別れに。(寂しいのか?)



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2 コメント

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しのびよる不幸の気配 (浜浜)
2017-03-15 14:44:34
皆、不幸になってしまうんじゃないかと心配です。
返信する
どんどん悪い方向に、、、。 (Berry)
2017-03-18 23:24:05
うささん、本当に劉秀の「すまない、、、」は、どういう意味なんでしょうね、、、?麗華の事を、黙っていてすまないだけではなかったんですね、、、。
 それから韓姫の長男は、どうしたのでしょうか、、。気になります。
 李軼はここで、亡くなったんですね、、、
 最初に隆起した頃が懐かしいです、、あのまま伯姫と結ばれたらって、、想像してしまいます
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