Sleeping in the fields of gold

小麦畑で眠りたい

おやすみなさい

2010-04-29 | Weblog
楽しい事ばかりではなかったでしょうが。
よく、頑張りました。
ほんとうに、お疲れさま。

まだ、辺りはワヤワヤとはしておりますが。
直に静まるでしょう。

ありがとう。

ゆっくり、おやすみなさい。

こぼしちゃん

2010-04-26 | Weblog

こんばんは。
こぼしちゃんです。

起き上がりこぼし、というからには、倒れたら起き上がるのが鉄則ですが。
主人に似たのか、この子はあまり起き上がりません。
腹筋、弱いです。

でも、結構ギリギリな感じで持ちこたえたりしますし、崖っぷちで踏ん張ったり。
崖下を覗いて、足の裏がざわざわする感じがイイ♪んですって。(は?)

今日のこぼしちゃんはロシア人と国際交流中です。
普段は人見知りなのに、意外に酒が入ると、へーき、みたいです(爆)。


パレード

2010-04-26 | Weblog
パレードの後。
昼間の喧騒が嘘のように、ひっそりと静まった町。

魔法の時間は終わり、おとぎの国の鍵は閉められる。

さぁさ、人混みでセットが壊れちゃったよ。
ちょいとあそこの看板をなおしてきてくんな。
親方の指示で、ガチ袋を持った男が一人。
夜の闇に佇む。

おやすみ。
また、380年後の祭りで会おう。




三日後

2010-04-26 | Weblog
ほとばしる情熱に腕を振るう男。
鍵の下には羽がくるくると回り、風を送る。
全ての音は、ヴィブラート。

時おり口から洩れる声は、夜のしじまに響いていく。

空には冴えた月。
身震いする寒さに男はつぶやく。

「満月は三日前か、三日後か」

黒糖焼酎で酔った鯨が、大きなくしゃみをした。


2010-04-26 | Weblog

灯篭の足元には、かわいらしい紫の花が咲いている。
ワタクシの写真の腕では写しきれなかったのだけれど。

そうそう、庭の苔を眺めていたら。

羽化したばかりの、まだ翅の柔らかく乾ききらないような。
美しい蝶の妖精に出会えました。

びっくりしてすぐに木の葉の陰に隠れてしまったのですが。
またどこかで出会えたら良いなぁと思います。

それはまったく。
生まれたての、ひとつの綺麗ないのちでありました。


人それぞれ

2010-04-26 | Weblog

円覚寺はなかなか広い。
しかも入り口が一番低く、奥へ行くにしたがって上りになる。
結構な高低差は、さすが鎌倉だ。

何気なく上ってみた階段の先に広がった庭と仏像。
あまりの静けさと美しさに、思わず微笑んだ。
庭へは立ち入り禁止で柵があったので、その手前で写真を撮る。

するとそばにいた外国人の一団が、「何か面白いものでもあるのか」と後から後から階段を上がってきてしまったので、そそくさと逃げた。

「何が面白いか」は自分で探しましょう(笑)

木洩れ日

2010-04-26 | Weblog

鎌倉を散歩してきた。
友人たちと待ち合わせをしていたのだが、それより一足先に、一人で北鎌倉の寺を歩いてみる。

いい天気だ。
週末であったこともあり、かなりの人出である。

北鎌倉からすぐの円覚寺。
こぼれるような新緑。
別に何をするわけでもなくぷらぷらと歩いているだけなのだが、気持ちいい。

外国の方も多く、そこかしこでイタリア語やらロシア語やらが飛び交う。
ロシア人の少年がカメラを持って、ひょいと数歩先へ飛んでいくセキレイを追いかけていく。

木洩れ日の美しさに、ただただ瞳が洗われるようであった。


2010-04-24 | Weblog
私は、本当のところ、おそらく悲しさの「か」の字も知らないのだろうなと思った。
ただ、随分と恵まれて、それに甘えているだけなのだろうな、とも。

「か」はとても重い言葉なのだ、と。
思った。

仏の慈悲深い微笑のように。


いろいろ

2010-04-22 | Weblog
色々あるもんであるなぁ。
ちょっと年上のマダムたちに誘われて、さほど気乗りはしていなかったのであるが、そのうちの一人が退職するということでもあったので、お祝い?も兼ねて会う。

気軽なフレンチのビストロでの会食。
「どーなの?」という周りの意見を差し置いて「私、エスカルゴ食べたーい♪クスクス食べたーい♪」と勝手に提案。しかし、エスカルゴは美味かったっす。ニンニクは強烈であったけれど。あとではマダムたちも「もっとたくさん頼めばよかったね」と。ほらね、美味いでしょう?

一人は下戸だし、一人は白ワイン好き。
私はワインを飲むなら赤がいいので、全くバラバラ。
注文にも時間をかけ、ウェイターさんに手間隙かけさせるのは、まさしくフランス人並みにわがままな感じであったかもしれない(笑)。

まー、人間生きているといろいろあるよなぁと思う。
叱咤激励もあり、愚痴聞きもあり。
「あなたなんてまだ若いんだから。(若くないよ)今頑張らなくてどうするの?」
その通りです~~~(苦笑)。

偉いなぁと感心。
基本的な生きる力がある、バイタリティーのある方たち。
いやでも、私は到底そのようにはなれませんー。
のらりくらり。

写真はたまたまお土産で友人に買ったSadaharu Aokiのマカロン。
ピスタチオ、木苺、塩キャラメル味。
うん、まぁ普通に美味しかった。
でも、やっぱり「ラデュレ」のマカロンの方が私は好きだな。


つくづく

2010-04-21 | Weblog
なんかほんとうに。
人の相手をするのは疲れるなぁ。

誰それの悪口とか、だからBさんとCさんならいいけど、Aさんには話せないことがあるとか。
そういうのを聞いていると、もういっそ全部ご破算にして、「めんどいから、やっぱ私行かないわ」と言いたい。どーでもいいもの。俺。関係ないし。

めんどくせーなー。
急遽誘われて、マダム達の悪口合戦を聞かなきゃいけないみたい。
自腹切ってねぇ...。

めんどい。
誘っていただけるだけありがたいんだろうけれど。
むしろできれば、ほうっておいて欲しいなぁ(苦笑)。

ま、送別会やからね。
いかな、ならんね。




『1Q84』がっくり節

2010-04-19 | Books
や。
まだ多くの人が読んでいる途中あるいはこれから読むのでしょうから、ストーリーは語りませんが…。

数少ない私の村上春樹読書歴に照らしてみても、『1Q84』はまー、稀に見る駄作。
なんじゃ、こりゃぁ?って感じです。
今まで3巻出版されているが、内容的にはもっと切り詰めれば1冊でも十分描ききることができる。百歩譲っても、上下巻で事たる内容しかないと思う。だらだらと話を引き延ばしたあげく、結末は余りにも予定調和的で陳腐なので、なんとなく「村上春樹も商業ベースに身を売ったな」という気がする。

春樹よー。
一般市民に6000円近く払わせて、1500pくらいはある話で、これはないだろう、おい(笑)。
なんか糸がどうもかけちがってしまっているかな、という印象を受ける。
小説としての質は、残念ながら低いと言わざるを得ない。
描写は美しいし、構成力も無論それなりにあるのだけど。
宗教や政治的なネタを扱って、それらを細心の注意を払ってどの方面にも気配りしすぎたために、文章の持つ勢いとか力とか、メッセージ性というものが根こそぎ殺がれてしまった感がある。今まで読んだ春樹作品の中で、最悪ではなかろうか。

私は正直この話を読み終わって、心に残るものが何一つない。
何一つ。
これは、自分の描きたいことを消化し切れていない小説だ。
(問題提起はしているのかもしれないが、ほとんどそのまま読者に投げ打ってしまっている)

しかし、世の中にはこれに諸手をあげての賛辞を送る人もいる。本当に驚き。心底、驚き。
おそらくはコアなファンなのだろうけれど、どうやったらこの話で満足できるのだろうか。私には全く理解できない。

社会学や比較文学の資料としては数十年後も役立つかもしれない。
しかし、小説として10年、20年経ってこれを読み返したいだろうかと言うと、私はたぶん二度と読み返すことはないと思う。

個人的には。
もし可能であるならば、「全額返金システム」を適用したいほどだ。

6000円あったら、結構いいワインの一本も飲めたよ……(ぼそ)。
月がひとつだろうが、ふたつだろうが。構いはしない。

上手い酒とその日があれば。
私には、それで十分だ。








不夜城

2010-04-19 | Dreams

このところ、恐ろしく夢見が悪い。
目が覚めても、気味が悪くて肌が粟立つくらいに。

***


咽喉の奥からたとえようもない吐き気を催していた。
内臓がまるごと、ひっくり返って口から飛び出してくるような不快さ。
酸っぱい胃酸が込み上げてくる。

堪えられなくなって、トイレまで行くのが間に合わず、洗面所で吐いた。
食道をせり上がってくる「何か」を感じていた。
息も絶え絶えに吐き出すと、口から出てきたのは黄色い胆汁の絡んだ腎臓であった。

豆のような形をした腎臓であった。
しかも、その腎臓は青みがかっている。
切り取られた、ひとつの腎臓が吐き出されたのであったのに、その腎臓は肉の色をしながら緑なのであった。

どくどくと。
心臓のように脈打っている緑色の腎臓。

必死に元の場所にそれを戻そうとして、私はそれを再度飲み込もうとする。
けれども、どうしても耐え難い吐き気に阻まれて腎臓は何度も何度も吐き出される。
吐き出されるたびに、腎臓の脈は弱まっていく。

私の手のひらの上で、緑色の腎臓は少しずつ死んでいく。
脈は次第に弱まり、ひっそりと冷たくなっていく。

私は、それをどうすることもできないまま、ただ泣きながら見つめている。
私は、私自身の死を、黙って見送っている。


星の王子さま

2010-04-18 | Weblog

友人のT君より電話。
ここ数ヶ月、何度か電話を実はもらっていたのだが、鬱でどうも出たくないなーと放置プレイしていたのだ。人としていただいた電話には答えなきゃいかんし、その時は出られなくても折り返すのが筋なのだが、そしてフツーの相手ならおそらくなんらかの形でそうしていたろうけれど、T君なのできっと彼なら分かってくれると拡大解釈して放置(笑)。

離れた場所にいて、どうも電話が鳴っているような気がして部屋に戻ってきたら案の定T君からの着信記録。さすがに返事しないといかんと思ってかけなおした。

第一声が。
「あーーーっ、ぽっちりさんやっとつかまった。入院とかしているんじゃないかと心配しましたよ」

入院?なぜ私が(笑)。
まぁ、心配かけたね、悪かった。
鬱気味でかけられなかったのー。とあっけらかんと返答している自分もどうなのか。

T君、有給を取ってヨーロッパに旅行の予定であった。
が。
皆さん。
ご存知の通り、アイスランドの火山噴火の影響で、欧州方面の飛行機は全滅なんですね。

搭乗予定日空港まで行き、でも飛ばず、近くのホテルに陣取りながら結局どうにも飛ばないので諦めてキャンセルをしたらしい。
わー、不幸だね、君(笑)。
よりにもよって、そう滅多に海外へ行くわけでもない君がいざいこうとすると、なにかとハプニングが起きる。

つくづく君は、そういう星の下に生れているんだなぁ。
かかかかか。




PMS劇場

2010-04-18 | Weblog
本物が欲しい。
欲しいのは、本物の心だ。そう、思う。

美容院へ行った。ここ数年、富に白髪が目立つようになってしまった。
心のストレスの多かったことに加えて喫煙者であるから、年齢よりも老けて見える。
このところの白髪の増え方は尋常ではないなと自分でも苦々しく思う。思うけれども、もう出てしまったものはどうしようもないので、放置するか染めるかの二択しかない。

放置してはあまりに惨めたらしい風貌なので、寒い懐をはたいて美容院へ行くのである。

大方眠りこけていてきちんとチェックしなかった私がまず悪いとは思う。一見、それなりに、そこそこに、まぁ、そんなもんかねという具合に仕上がった。
そこは女だもの。
多少なりとも綺麗になったのだと思えば、少しばかりいい気分で帰ってくる。

ところが、である。
家に帰って少し髪をいじってみたら、一番外側の人目につくところはそれなりに仕上がっているのだが、内側の髪に白いものがかなり混じっている。それも一本二本の話ではなく、結構部分的に束になって白い「エリア」がある。
途端にテンションが撃沈。

あ゛?
なんだ、こりゃぁ?
いや、確かにきちんとその場でチェックしなかった私がいけないのだが。
えーーーー。
これは、美容師さん的にOKなレベルの仕上がりなんだろうか??

地方のこじんまりとした美容院である。
青山や銀座の美容院とは値段も違うし、そりゃぁ多少落ちるのは致し方ないだろうとこちらも理解している。

しかし、である。
カラーを担当してくれたのはちょっとチャラい新米君と思しき男の子で、この子のプロとしての振る舞いにはいささか文句を垂れたい気持ちは以前からあった。が、前回に比べて部分的に進歩していたこともあったので、今回は「シャンプー、気持ちよかったです」という賛辞も贈ったのである。努力していると思ったらそれは正当に評価すべきだと思うし、褒められたら大概の人は伸びるだろう。色々文句は垂れたいこともあるが、まずは頑張っている点があるなら褒めるべきだろうと思ったのだ。

そして、新しいカラー剤では色は綺麗だがどうも抜けが早いので、以前の薬剤にしてください、とわざわざ今回はリクエストしてカラーをしてもらった。つまり、ワタクシが美容院へ行く理由はカットよりも、カラーリングのためなのである。

にもかかわらず、この出来栄えはどうだろうか、と自宅で鏡を眺めながら思ってしまったのだ。日頃の不摂生からの白髪もあるので、そりゃぁ自業自得である。分かっている。だが、高いお金を出してカラーリングをするのだから、せめて。そうさ、せめて美容院へ行ったその日に、自分の白髪に落胆することぐらいは避けたいではないか。せめて、その日ぐらいは「ちょっとは綺麗になったなぁ♪」と鏡を見たいものではないか。

思い返せばかなり長年に渡って通っている美容室である。
いつも店長さんにカットをお願いしていて、ある程度の信頼もしている。とりわけここの美容室を気に入っているわけではない。でも、地方でこの値段では、まぁ、このくらいか、という妥当なラインを行きつ戻りつしているようなレベルの店だ。

新米君。動きにシャープさがない上に、細やかな気遣いに欠けている。悪い子ではないのだが、些細な動作に、どうも誠実さがないというか、プロ意識が欠けていると思えてならない子である。だが、新米であるし、今時の若者はこんなものかという思いもある。私の子供と言ってもいいくらいの年代なのだから。だから、新米君のカラーリングの技術が下手だったとしても、それは致し方ない。

だが、そのあとブローを担当した男子。これはおそらく気づいたはずである。
カラーリングの結果が割りと大ざっぱであることに。
仮に私が彼であったならば、客に謝り、もう一度カラーリングをするよう指示する。

そして、最終チェックをした店長。
彼女が最終的にOKを出したのだから、最終的には彼女の責任である。
わざわざ薬剤を変えてまで、白髪をきちんとカラーリングすることを希望していた客が、この程度のカラーリングで満足するかどうかを判断するのは彼女の仕事である。

つまり、今私が発見して「これはプロのレベルなのか?」と思っているカラーリング技術は、二人の上役の目をスルーしたわけだ。私が腹立たしく思ったのは、この点だった。気づいていなかったのか。気づいていなかったのなら、それだけでプロとして問題だろうと思うし、気づいていたのだったら、それはそれで「でも、ま、いいか」とこのレベルの施術で「通して」しまったのだから、それも問題である。

無論、これを問い合わせて指摘し、やり直してくれと言ったら、おそらくやり直してくれるだろうし、謝ってくれるだろうとも思う。でも、私はそもそも美容院が嫌いなのだ。長時間座っていて、持病の頚椎や肩の筋肉がひどく痛くなってしまうから、できるだけ美容院へ行きたくない。やり直しのために、たとえ無料と言えど数時間座っていること自体が苦痛。ましてや、そうしてやり直しに来た客への気遣い、謝罪に応対することも苦痛。

人の生死の問題に比べたら、白髪が染まったかどうかなんてことは、ほとんどどうでもいい話でもある。どうせ、また出て来るんだし(笑)。

ただ、私はとても信頼を裏切られたような気持ちがした。万単位の料金を払い、足掛け10年くらいはおそらく通っていたかもしれない。そして、信頼していたからこそ、くまなくチェックもせず任せていたが、最終的に出てきたものがこれかよ、と。混んでいて忙しかったのかもしれない、パッと見には分からなかったからかもしれない。

けれども、私が望んでいたのは、その日一日のささやかな満足感のみであった。
その喜びが裏切られた、という落胆は大きい。
決して安くはないお金を、「プロ」としての彼らの労働に払っている。
私の基準から見て、今日の仕事は「プロ」の仕事ではない。

私は、そこまでの説明をもはや彼らにしたくはない。
信頼は、一度裏切られれば充分であるし、別に謝罪を受けたいわけでもない。

私は、即座に切り捨てる。

***


と、大そう私はご立腹だったのだが(笑)。
日にちが変ったら生理になっていて、あぁ、なるほどそういうことかと思い、一人大笑いした。

PMS(月経前症候群。別名、意味なく泣いたり怒ったり)ってのは、すごいもんである。
劇場型の激情(爆)。

白髪なんぞどうでもよくなった。(笑)


猫問答

2010-04-14 | Weblog
うつらうつらとしていると、遠くでラジオの声がする。
「今日の特集は『動物について』です」

随分と大ざっぱなカテゴリーだなと思いながら、聞くともなくラジオのアナウンスを聞いている。
「さて、これはなんと言っているのでしょう?」
「ナーオ。フニャ~オ!」
突然、猫の声を流す。

どこか切羽詰まったような、情熱のたぎるような猫の鳴き声である。
ラジオの声を遠くに聞きながら(あぁ、盛りのついた猫の声に似ているな)と思っていた。
ラジオのゲストが「ご飯が欲しい~♪かしら?」なんてかわいらしく答えている。
(違うよなぁ、そういう声じゃないよなぁ)
パーソナリティーが答える。
「実は、これ『恋の季節』の猫の声なんですよ~~♪」

あ。
当たった(笑)。

っていうか。
日頃猫の声を聞いていたら、こんなん分かるよなぁ。

骨ばった手で私の背骨を上下にやわらかくなぞっている男に、声をかける。
「当たった」
「え、分かったの?」
「うん。うちの近所に半ノラみたいな猫がいるの。夜中にまさにこの声でよく鳴いていたから、分かった。ふふふ」

いや、知らなくても。
たぶん、猫の気持ちになったら分かる。

こんな明日をも知れぬような切なげな声は。
たぎる精子をしめつけて抑えているオス猫からしか、聞こえないものよ(笑)。

ふいに。
櫻の幹に忘れたかけたように咲いている、一輪の櫻の姿を脳裏に思い描いた。