The Pleasure Dome

道楽家・幻彩が音楽好きの方々に執筆

CyberLink PowerDVD 12 ultra で YouTube 3D を楽しむ

2012年06月28日 02時09分57秒 | 立体映像

YouTube は音楽の宝庫です。しかも、3D も楽しめます。



今、私が「ハマッテいる」のが CyberLink PowerDVD 12 ultra で YouTube を視聴すること。
その大きな理由は「画質と音質の改善」と「 2D コンテンツの 3D 化」ができること。
しかも「 3D 深度調整(立体感)」が容易に行えること…など実に魅力的なのです。

気に入ったコンテンツを YouTube の「追加」に登録しておくと
CyberLink PowerDVD 12 ultra で各コンテンツの選択・連続視聴が楽しめます。



また自分でアップロードしたコンテンツは「マイビデオ」で一覧、選択・連続視聴ができます。
視聴は LG CINEMA 3D TV 32LW5700(32V 型 CINEMA 3D テレビ)を使用しています。



CyberLink PowerDVD 12 ultra は Amazon で ダウンロード版 9,700 円。 箱入り版 10,789 円。
箱入り版は「アナグリフ(赤/シアン)グラス」が同梱されています。



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VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 の 3D 編集環境

2012年06月26日 11時34分15秒 | 立体映像

Amazon での実売価格 11,590円 という安価な VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 を
使用する「 3D 編集環境」 の構築は、PCの選択が最重要です。
3D 編集対応の推奨機種は NEC 2012年夏モデルの PC-VW970HS VALUESTAR W 239,400円。
Amazon での実売価格ですが、7~8月になればもう少し安くなると思います。



OS:Windows 7 Home Premium Service Pack 1 (SP1) 64ビット
CPU:第2世代 インテル Core i7-2670QM プロセッサー
メモリ:8GB HDD:3TB(地デジ/BS録画機能付き)
光学ドライブ:ブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能付き)(BDXL 対応)(3D対応)
モニター:23型ワイド(高色純度・偏光板方式3D)(スーパーシャインビューLED IPS液晶)(Full HD)
主なインストール済みソフトウェア:
Microsoft Office Home and Business 2010/CyberLink MediaShow 3D/CyberLink PowerDVD 3D

64ビット 正規版なので効率の良い編集が楽しめると思います。しかもテレビも楽しめます。

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VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 を使う私の 3D 編集環境は自作PCです。
CPUは二世代前の Intel Core2 Quad Q9650 3GHz です。
OSは Windows 7 Professional 64ビット版 です。内臓メモリは 8GB を実装。
サラウンドのオーディオ・インターフェースはCreative
Sound Blaster X-Fi Titanium。
ディスプレイ・アダプターは NVIDIA GeForce GT440 1GB です。



二画面での操作が基本です。1台のモニターでは「 3D 深度調整」が効率良く行えません。
VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 で使用する場合は下図の設定にしています。



編集作業は LG CINEMA 3D MONITOR D2770P-PN(27型 3D 液晶モニター)を使用…
プレビューは LG CINEMA 3D TV 32LW5700(32V 型 CINEMA 3D テレビ)を使用しています。
このテレビは画像表示の応答速度が速く、編集時のプレビューで音声とのズレがありません。

シャープの 40V 型 3D テレビ(AQUOS 3D)は画像表示の応答速度が遅く
約140msecの音ズレが生じてしまうので「 HDMI Lip Sync 」調整機能を有する AV アンプが必要です。

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夏になると心配なのが JVC GS-TD1-B のバッテリーです。
充電する時には涼しい環境で、本体の蓋を開け放って放熱することを勧めます。
本体の内部に装着するので「発熱」の温度上昇が気がかりになります。



真夏…戸外での撮影では直射日光が本体に照射されないように工夫します。
面倒でも日傘を用意しましょう。
また、海水浴場とプールは撮影禁止になっている場合があります。



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VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 と JVC GS-TD1-B

2012年06月21日 10時57分05秒 | 立体映像

安価な VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 と Vegas Pro 11 64ビット版は
基本的に編集作業の操作は同じです。SONY HDR-TD10/20 の 「MVC」ファイルは
そのままでダイレクトに編集できますが、JVC GS-TD1-B の 「MVC」ファイルは
CyberLink PowerDirector 10 を使って“ 3D ”の「H.264 AVC」を選択…
“ 3D 出力形式”を「サイド バイ サイド ハーフ幅(L/R)」にします。
そして…「プロファイル名/画質」を“ AVCHD 1920 x 1080/24p ”に設定して
変換出力したファイルにすると効率の良い編集が行えます。

JVC GS-TD1-B で撮影する時に「 AVCHD サイド バイ サイド ハーフ」の
設定をしておけば、CyberLink PowerDirector 10 を使わずダイレクトに編集できます。
下図は画像の立体感を適切に調整できる機能。タイトル文字の「浮き出し」にも活用します。



SONY HDR-TD10/20 の 「MVC」ファイルは
VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 での編集はレスポンスが悪く苦労します。
その点、JVC GS-TD1-B の「 AVCHD サイド バイ サイド形式」はラクチンです。

草花・祭り・運動会・パーティ・旅行などを気軽に撮って作品にまとめる…という程度なら
VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 と JVC GS-TD1-B を組み合わせると
実にローコストです。しかも、VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 は
Windows XP でも使えるのです。Vegas Pro 11は Windows XP に対応しません。



VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 は Amazon で 11,590円。
JVC GS-TD1-B は Amazon で 47,600円。長時間データバッテリー BN-VF823 12,100円。




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コンサートとバレエの 3D 収録と編集 …つづき…

2012年06月19日 15時22分19秒 | 立体映像

漸く 3D カメラを3台使ってのコンサート収録が実現しました。
2台の JVC GS-TD1-B を舞台の下手と上手をそれぞれ俯瞰で捉え…
SONY HDR-TD10 は楽団の背後から指揮者を中心として狙ってみました。
そして舞台正面の全体は2D-HD カメラ Canon HFS21 を使ってシンメトリーに捉え
CyberLink PowerDirector 10 で 3D 化しました。

JVC-GS-TD1 と SONY HDR-TD10 の「MVC」ファイルは
CyberLink PowerDirector 10 で“サイド バイ サイド ハーフ幅(L/R)”
“ AVCHD 1920 x 1080/24p ”に変換しました。

総合的な編集は Vegas Pro 11 64ビット版で行っています。
全4台のカメラは各々色調を揃える必要がありますが、 Vegas Pro 11 64ビット版なら
綺麗に色調を整えることができます。



演奏者たちのパートと氏名、演奏曲名等を表示する際に Vegas Pro 11 の
“ステレオスコピック 3D 調整で文字列に「浮き出しの効果」を与えることで立体感が増し
作品全体が 3D 作品としての完成度が高まりました。
この画像は1920 x 1080 のフル画面から部分的に切り出したものです。



音声はホールの「三点吊りマイクと司会・ソロのマイクをミキシングしたステレオ・ライン」と
ZOOM H2n でサラウンド収録した音声ファイル(24ビット/96kHz)を画像に同期させ
Blu-ray 3D の総仕上げでは“ LPCM 5.1ch Surround ”にしました。





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コンサートとバレエの 3D 収録と編集

2012年06月18日 11時55分18秒 | 立体映像

サイモン・ラトル指揮/ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏を 3D で収録した
Blu-ray Disc を購入しました。2010年11月22日~24日にシンガポールのエスプラナード劇場で
収録したものでオーケストラの演奏を本格的に 3D 撮影したものとして世界初の試み。



私は吹奏楽団のコンサートを 3D 撮影していますが、このアルバムは大いに参考になります。
従来、オーケストラや吹奏楽の演奏は舞台全体をシンメトリーに捉えることが多かったのですが
3D 撮影では「平板で書割的」な立体感が少ない画像になってしまいます。

2D-HD カメラ Canon HFS21 を使って舞台全体を正面からシンメトリーに捉え
CyberLink PowerDirector 10 で 3D 化して、それなりの効果を得ています。




「2D の 3D 化は邪道でインチキ」と決め付ける人がいますが 3D 映画においても
このテクニックを活用した作品が少なくありません。結果良ければ全て良し…です。

CyberLink PowerDirector 10 の「パワーツール」にある“2D から 3D へ”という機能は
実に良好です。デフォルトの値は「128」ですが、私は「200」に設定しています。
編集画面を下図のように変更しています。つまり「プレビュー画面」を大きくしています。



「シーン深度」を LGの 27 inch 3D 液晶モニター D2770P-PN で視認し、自然な
立体感が得られるように「シーン深度」の値を調整しています。下図を参照してください。
必ず「偏光グラス」を装着して、フルHD(1920 x 1080)の「100パーセント画面」にしてご覧ください。

素材は Hi8 で撮影した SD 画像です。これは「0」の状態…



続いてデフォルトの「128」…



最大「255」にすると…



視認して最適と思う「200」…





「パワーツール」の“2D から 3D へ”を適用する場合は、他の補正や効果の機能を
絶対に併用してはいけません。「出力」は“ 3D ”の「H.264 AVC」を選択し
“ 3D 出力形式”を「サイド バイ サイド ハーフ幅(L/R)」にします。
そして「プロファイル名/画質」を“ AVCHD 1920 x 1080/24p ”にします。
この設定で出力すると、ほぼ実時間で処理します。つまり、30分間の長さは
約30分で処理します。但し、より高速なCPUならば、より速く処理します。



***** つづく *****



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Vegas Pro 11 で高画質/高音質 3D コンテンツを YouTube 3D にアップロード…

2012年06月09日 07時26分46秒 | 立体映像

安価な CyberLink PowerDirector 10 は編集作業でのレスポンスが悪く不満です。
特に「オーディオ・レコーダーで同時収録/別のカメラで同時収録」した素材を同期させる
ことが難しいのです。その点、VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 と
Vegas Pro 11 は完璧に同期させることができます。

私は「吹奏楽団の演奏」「バレエの公演」等を数台の HD カメラとオーディオ・レコーダーで
同時収録し…Vegas Pro 11 で編集および Blu-ray Disc 作成を行っています。
VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 も同様に編集できますが
トラック数が増えるとレスポンスが悪化しますので Vegas Pro 11 64ビット版を使っています。



高価な Adobe AfterEffect を使わずにきめ細かいアニメーションの 3D タイトルもラクチンに作成できます。
5.1ch サラウンドの Blu-ray 3D(フルHD MVC)がタイムライン上から作成できるのです。

未だ 3D による作品は「習作」しているという段階で、勉強中。
現在、SONY HDR-TD10 と 2台の JVC GS-TD1-B を所持しているので
近々、3台の 3D カメラによる同時収録を行って、作品に仕上げたいと思っています。

現時点では SONY HDR-TD10、JVC GS-TD1-B そして Canon HF S21(2D-HD)で
同時収録した素材で「勉強中」であります。試みとしては… Canon HF S21(2D-HD)で収録した
画像を CyberLink PowerDirector 10 で「3D 化」してコンテンツに組み込むということ。
この処理はとても効果的で、あたかも 3D カメラで収録したかの様な立体感が得られます。





SONY HDR-TD10 と JVC GS-TD1-B の「MVC」ファイルも
「MPEG-4(サイド バイ サイド ハーフ幅)」「最高画質 MPEG-4」で変換出力します。



***** つづく *****



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JVC GS-TD1 と CyberLink PowerDirector 10 で高画質 3D コンテンツを YouTube 3D にアップロード…

2012年06月08日 07時39分33秒 | 立体映像

YouTube 3D に高画質 3D コンテンツをアップロードしたいと思うならば
JVC GS-TD1 を「AVCHD(サイドバイサイド)」に設定して 3D 撮影を行い
CyberLink PowerDirector 10 で編集…そしてアップロードする…という
手順が一番ローコストで効率の良い作業になります。





作例は約7分間のコンテンツで、レンダリングの処理時間は約30分間。
アップロードの処理も約30分間でした。アップロードが完了したら…



YouTube にアクセスして下図の設定を行えば YouTube 3D での公開ができます。




YouTube 3Dで視聴



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高画質 5.1chサラウンドのコンテンツを YouTube 3D にアップロード…

2012年06月06日 11時22分02秒 | 立体映像

YouTube 3D のコンテンツは実に見応えのあるものが増えてきました。
画質と音質が良い“ミュージック・プロモーション”が多くなりました。

3D Lady Gaga - Alejandro_(HD) made with 3Dfier
SAMSUNG LED 3D TV - HURRICANE VENUS - Demo
Samsung DEMO 2012 3D - Legend of Flight
LG 3D Demo 1080p Earth Song JOHN FM
ASTRA 3D Demo
Girls' Generation - Genie - Korean version MV - HD 3D

1920x1080 24p または 30p のサイドバイサイト(ハーフ)によるコンテンツです。

■ 高画質/高音質コンテンツのアップロード仕様 ■

コンテナ形式: mp4 1080p 1920x1080

動画コーデック: H.264
プログレッシブ スキャン(インターレースは不可)
1080i 60 のコンテンツは、インターレースを解除して、1080p 30 でアップロード。
ハイ プロファイル
2 連続 B フレーム
クローズド GOP(フレーム レートが半分の GOP)
CABAC
可変ビットレート 推奨ビットレート 平均 5,000~8,000 kbps
色空間: 4.2.0

音声コーデック: AAC-LC
チャンネル: 5.1またはステレオ
音声のサンプル レート: 16ビット 96 khz または 48 khz
ステレオ音声のビットレート: 384 kbps
5.1 音声のビットレート: 512 kbps

…ということなので、Vegas Pro 11 でコンテンツを作成してみました。





VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 の場合は上図のプロジェクト・プロファイルを設定します。



下図はYouTube 3D の画面です。



YouTube 3Dで視聴

画質については過不足なしですが音声は5.1ch サラウンドではなく通常のステレオに変換されました。




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VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 で Blu-ray 3D を作成するために…

2012年06月02日 02時57分23秒 | 立体映像

BS の 3D 番組は前回で述べたように、全て“サイドバイサイド”形式ですが
Blu-ray 3Dがサポートしている画像の解像度とフレームレートの組み合わせは
「解像度: 1920 x 1080 フレームレート: 23.976p 最大ビットレート: 64Mbps」の
“フレームシーケンシャル: MVC”形式です。

音声は「Linear PCM: 48 kHz, 96 kHz, 192 kHz ビットレート: 16, 20, 24 最大 8ch」ですが
VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 は “Linear PCM: 48 kHz 16 bit 5.1ch”の仕様。
再生においては「Blu-ray 3D 対応のレコーダー/プレーヤー」が必要です。
パソコンで再生する場合は CyberLink PowerDVD 12 を推奨します。

■ JVC GS-TD1 は必ず 「 3D/MP4(MVC)モード Full HD x 2 」で高画質撮影する。
「 3D サラウンド」を“ ON ”にする。「マイクレベル設定」を“ -2 ”にすると歪まない。

■ CyberLink PowerDirector 10 で 「 MVC AVCHD 1920 x 1080/24p 」に変換する。
「 Dolby Digital 5.1 」の□をクリックしてチェックマークを付ける。
2ch Stereo の音声を 5.1ch Surround に変換してくれる。
通常の 2D 画像の「 3D 化」においても同様の設定で 3D ファイルを作成する。



■ VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 は 「 Blu-ray 1920 x 1080-24p 」で編集する。
“オーディオ”を「5.1サラウンド」に設定する。

私は Adobe Audition の「マルチチャンネルエンコーダ」で
2ch Stereo の音楽ソースを LPCM 5.1ch 化した BGM を作品に活用しています。





■ コンテンツの構成においては、約10~20秒間の「イントロ部」を作る。
Blu-ray 3D 対応のレコーダー/プレーヤーにディスクを入れた時に「自動認識」で
多少の時間が掛かるので、いきなり「本編部」を作らないこと。





■ 「タイトル文字の「浮き出し感」を適切に調整すること。





“水平オフセット”を「-0.0048~-0.0099」の範囲で設定すると良いです。



このつづきは次回で述べます。




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