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塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

「街を巡る」隅田~向島「橘守部の墓」

2008-09-02 07:03:57 | 街を巡る
 長命寺は江戸の頃より、雪の降った景色に風情があり、それを
詠んだ松尾芭蕉(1644~1694)の雪見の石碑(1858年、三
世・自在庵祇徳の建立)があった。2m以上ある大きなもの。そ
の句は、
 「いざさらば 雪見にころぶ ところまで」
 その他、こちらの境内には十返舎一九の狂歌碑をはじめ、数多
くの石碑が郡立していた。
 また、幼稚園の建物そば(駐車場脇?)に「橘守部」の墓があ
った。橘(1781~1849)は江戸後期の国学者で、48歳を過ぎ
た頃「山彦冊子」を出版し名声を上げる。
 それ以来、名著を出して平田篤胤、伴信友、香川景樹と並び
“天保の四大家”と呼ばれた。橘の国学の元は、本居宣長が
「古事記伝」の学説に対し、「日本書紀」神代巻や「助辞本義
一覧」を意識したといわれる。
(墨田区向島5丁目4番地4号)
芭蕉の句碑