塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

広重「江戸百」今昔 鉄砲洲築地門跡

2007-08-24 06:41:03 | 江戸百・今昔
 一立斎広重の「名所江戸百景」は、川を描いた風景が
多く描かれている。江戸の川といえば“隅田川”だ。
 安政5年(1858)7月の改印がある「江戸百」78景
「鉄砲洲築地門跡」(てっぽうずつきじもんぜき)。
 隅田川の築地一帯を当時は、鉄砲洲といっていた。
何でも鉄砲の形に似ていたとか、大筒の試射場だったとか、
諸説ある。
 築地といえば、築地本願寺。当時の本堂は壮大で
どこからでも大屋根が見渡せたといわれる。元は元和3年
(1617)、京都西本願寺別院として浅草近くの横山町に
創建された。それが、明暦の大火(1657)で焼失し、
延宝7年(1679)に築地に移して再建された。
 現在の本堂は、関東大震災後に建てられた古代インド
様式の建物だ。写真では、右の建物が東京新阪急ホテルが建ち、
築地本願寺は見えない。隅田川東側のリバーサイドより撮影。
(中央区月島1丁目辺り)

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