塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

Weekdayの麺処巡り むろやで蛤

2009-03-16 21:24:01 | 拉麺_09
 がんこの常連さんであり、限定麺の大好きなFILEさんのレポを拝
見すると、四谷の「むろや」で蛤を使用した限定麺が近々登場との
こと。早速、さぐりを入れると15日、その麺が提供されるという。
 ところが、15日は仕事。昼過ぎにその仕事も終了し、13時半を
過ぎたところで「むろや」へ電話してみると淵上店主が出て「今日
は臨時営業で15時で終了。明日の夜の部へ、お出でくださいな」
とのこと。仕事の現場が筑波だから、どんなに頑張っても(ヘリコ
ブターなら可能か)15時までには行けない。
 そして本日、四谷4丁目の「むろや」へ。おお、久しぶりにKen
ちゃんと遭遇。空白時期の話で会話もはずむ。
 むろやの夜の部は客足も少なくゆったり、まったりとした空気の
漂う中、カウンター越しに厨房の作業を眺めているだけで、時が止
まったような錯覚をおこす。
 さて、蛤は縄文時代の貝塚から数多くの貝殻が出土したり、日本
書紀にも記述があるだけに、日本人には太古の昔からなじみ深い食
材のひとつであるので、どのような姿、形で登場するのか楽しみで
ある。
 本日、その注目の一杯が登場。蛤拉麺800円。
 器の中からは蛤の芳香が立ち上り、香りだけでも和ませてくれる。
いつもより鰹節を強く感じる中、とろみと艶、厚さと深みまで感じ
させてくれるスープに仕上がっている。このスープにどっぷりと浸
かりややウェーブのかかった細麺が合っている。旨いなあ。
 明日17日、残りの10食分がラスト限定として提供される。
 正岡子規が蛤を題材に、シチュエーションは不明だが次の句を残
している。
 「掃き溜めの はまぐりがらや 春の行」(1893年)
むろや  蛤の煮染め  FILEさん Kenちゃん

街を巡る 山下町から馬車道 横浜天主堂跡

2009-03-16 06:33:51 | 街巡り_09
 2月15日、雨上がりの朝、横浜中区の旧建物巡りを行った。
昨夜の嵐が去り、横浜の港町は路面もビルも街路樹も朝日を浴び
て、キラキラと輝いていた。すがすがしい気持ちで街巡りとあい
なった。
 まずはみなとみらい線の終点・元町中華街駅で下車。地上に上
がると、以前中華街巡りで訪れたところであり、頭の中で地理が
蘇ってきた。
 元町通りの道端に「横浜天主堂跡」の看板を発見。文久元年
(1862)、横浜居留地80番地(現在の山下町80番地)に、開
国後初のカトリック教会の聖堂献堂式が行われた。名称は「聖心
聖堂」といわれるが、建物に「天主堂」の文字が記されたので
横浜天主堂とも呼ばれた。
 フランス代理公使の通訳として来日したジラール神父が、この
地の借地権を取得し、ムクニ神父と共に建設に従事して天主堂が
完成した。その後、天主堂は1906年に山手44番地へ移転。震
災後再建されたのが現在のカトリック山手教会だ。
 1962年に天主堂創建100年を記念して碑が設置された。
(横浜市中区山下町80)