津軽三霊峰（最終回）

みんなと別れてから再び駅の中に戻りました。
駅舎の中に「大鰐（おおわに）」についての由来は書いてありました。
ここは山の中です。
昔からワニがいたのではなかったようです。
スキーは有名だったようです。



サギソウ

私の乗る列車は１６：１０発の各駅停車青森行きです。
１時間以上時間があったので近くを散策することにしました。
駅には駅員兼駅長が１人いるだけです。
話をしたら、ザックと登山靴を無料で預かってくれました。
宿を出る時、登山靴を脱いでビーチサンダルに履き替えていました。
バスの中もこのほうが快適です。
駅をでてしばらく歩くと「サギソウ」がきれいに咲いていました。
お店の前にあった植木鉢の中でした。




駅から２０分くらい歩くと川がありました。
「平川（ひらかわ）」というそうです。
水が静に流れていました。
この左をまっすぐ進めば「大鰐温泉街」に行けます。
そこまで歩いてみることにしました。




途中に足湯がありました。
おばあさんが二人ほど入っていて「入らないか？」と
声をかけられました。
ズボンを膝までまくり、入っていろいろ話をしました。
津軽弁でしたが、何とか通じました。
ここは「湯魂石薬師堂」といってかなり歴史があるところのようです。
ワニの口からお湯が湧き出ています。
お湯はそれほど熱くなく丁度よい感じでした。




温泉街はもっとにぎやかなところかと思ったのですが、
宿とスナックが数軒あるだけの静かなところでした。
昔は相当にぎわったようですが、今はそれほどでもないようでした。
１時間くらい散策して再び駅に戻りました。
駅前には大きなワニのモニュメントが建っています。
駅近くにも入浴施設があり￥５００では入れるそうです。
かなり立派な施設でした。



駅の改札口には何もありません。
出入りが自由でした。
駅長室に入り、預けた荷物を受け取って青森行きの列車に
乗りました。青森までは約１時間です。
新宿行きの夜行バスは午後９時です。
青森でもまだまだ時間があったので、駅前の「焼き鳥屋」で
時間つぶしをしました。
バスは予定通り出発して途中渋滞もなく翌朝７時に新宿に
到着しました。

「津軽三霊峰」・・・「シーハイル」にでてくる山はそれぞれ
楽しい思い出を残してくれました。
天気にも恵まれ、温泉三昧の素晴らしい山行でした。