「死が近い」という感覚

「自殺願望」というより「死の感覚」がいつも近くにいたって話。うつだった時期に色々調べて同じような感覚の人がたくさん居てほっとしたことを覚えてる。 pic.twitter.com/tnRqu25KIn

— せるこ (@seruko) 2018年4月24日

　まあ、こんな感じよね。「死が近い」という感覚。
　こんな感覚は、割とちょっとしたパーセンテージのひとに発生するのであり、ある種、健康な発展の一形態であるに過ぎない例もあろう。
　…10%程度は自死念慮と言われるようなものが発生したりするはずなので、これを”それなりに健康”に入れておかないと、えらいさわぎになるというのもあるが。なんにせよ、常識的な存在であるのは当然と思う…

　…のだが、パリピでリア充だとかという強者パターンのひとにはご理解いただけないらしく。
　とある会議で、「ああ、こういう自死念慮のようなもの、若者世代には割と起こりがちですよね。私もわかるー」とかいう発言をしたら、「ええっ、そんなことはありえない！　死にたいだなんて、私は若い頃、一切考えなかった！　そんなこと考えるのは不健康だ！」といわれ、その上で「では私たちの大事な学生が自死したりしないように、対策を考えましょう」という会議を進行されたことがあった。

　…その「私たちの大事な学生」のXX％に自死念慮危惧のマーカーが反応してたりするんですが、君たちは彼らを不健康でありえない存在と明言したことになるんだが、物凄い認識じゃないかなそれ、とか、ここにその自死念慮から生き残った生き証人がいるんですが無視かお前ら、とか思ったのだが

　…うんまあ、私の任務は、この健全精神主義マッチョに殺されかけた若者をできれば救助することであろかうなあとか思ったことである。成功例も失敗例もまあその。

　なんというか、世間には、この種の3秒で矛盾するようなひとたちがいるから、1) 私程度でも優秀な部類として生きていけるのだなあとも思い、しかし2) その種の人たちが多数いてのさばるがゆえに私たちが圧迫抑圧されたり死に掛けたりするんだなあとも思う、そんな日々である。

　なお講義ではウケた話である。

いただいたリプライで知りました。「自殺願望」とは違う「希死念慮」ってのがあるようですね（無知すみません）
たくさん共感いただけてうれしいですが、心配です…！
みなさんご自愛くださいませ… pic.twitter.com/bC2YcFf1pJ

— せるこ (@seruko) 2018年4月24日