笑顔あふれる生活へ!~股関節と共に~

田山陽平が、股関節とリハビリについて、皆様のためになる事を、選りすぐって書いています。
頑張ろう!日本!!

歩く時の筋肉の役割は加速ではない!

2014-08-25 11:15:26 | 日記
当院にお越しいただく方から、よく聞かれる発言の1つが、

「筋肉が落ちてきたから、歩いていて足が前に出ません」

「筋肉が落ちてきたから、歩くスピードが遅くなりました」

「筋肉が落ちてきたから、歩幅が狭くなりました」


当然、キーワードは「筋肉が落ちてきたから」です。

以前のブログで、歩行の際は筋肉は必要ない

ジェットコースターの原理で前に進んでいることや(6月9日)、

振り子の原理で足を前に出している事などを(6月16日)、

書いてきました。


ですから、キーワードの「筋肉が落ちてきたから」は、

足が前に出ないこと、スピードが遅くなったこと、歩幅が狭くなったこと、とは直接の原因ではない事が、ほとんどです。


それでは、歩行の際に筋肉は何をしているのでしょうか?

1つは、こちらも今まで過去のブログで書いてきたように、地面からの衝撃を吸収すると言う大事な働きがあります。

そして今回説明したいのは、こちら

「筋肉はブレーキとして働くき、速度を調整する」

と言う事です。

前に進んでいくのではなく、むしろ反対の「減速」を筋肉はしています。


歩行の推進力は筋肉ではなく、重力です。

重力によって歩行は前へ加速していきます。

筋肉は重心が加速し過ぎないようにブレーキをかけながら「減速」する仕事を司っています。


もしも筋肉が「減速」の働きをしないとすると、歩行はドンドンと永遠に速くなってしまい、

ゆっくりと一定の速度では歩くことが出来ません。

そこで筋肉が身体の前への動きに対してブレーキをかけて速度を調整します。


これらの「減速」の働きがあるからこそ、筋肉は地面からの衝撃吸収を効率的に行えています。



今回は、聞いた事のない衝撃的な内容だった方もいらっしゃるかもしれません。

「筋肉が落ちてきたから・・・」

筋肉ではない他の理由を探ってみましょう





夢も初耳だったかな!?









股関節の不安を一緒に取り除きましょう




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