三流は三流なりに、たまには本を読んだりします。 飲みの席や商談の場での話題にでもしてやろーと、流行の本なんかに時々手出してみます。
週末、養老孟司先生の 「超バカの壁」 なんかを読んでみました。 ネタにしてやろーと思っていたのですが、養老先生曰く、
「人件費が安いということだけを理由に中国で物をつくるという考え方は、・・・農村に対する搾取と大差ありません」
そっかー我々のやってることは、「搾取」だったんだー
今の日本で、中国製品を使わないで生活することは、不可能です。100円ショップなど成り立ちません。食品や安いものだけでなく、電化製品の部品もたくさんつくられています。 そういう意味では、日本は、いや世界中の先進国は、搾取国家なのかもしれません。 もちろん、そういったものを作っている人たちには、「搾取されてる」なんて意識はないどころか、
「仕事くれ~っ」
て感じでしょう。
中国の人件費が高くなることは目に見えています。 この本の中でも指摘ありますが、人件費上がったら、その後はどこかの国にシフトするしかないのでしょうか? 中国のあとはベトナム、そして、ラオスやミャンマー、インドと、どんどん離れていきます。 我々が引退するころは、聞いたこともないような国で水産加工やるのかもしれません そういう意味では、この本で指摘するように 「人件費があがって・・・もたないならば、そんな商売はすべきではない」のかもしれません。
はぁ難しい。。 ネタ作りのつもりが、とんだ自己嫌悪です。。
超バカの壁
新潮社
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数年前上海のデパートで売っていた中国製の衣料品は高い上に垢抜けていませんでした。日本ではユニクロでフリースを売ってました。上海のデパートよりも安くてカッコイイ。。。当然中国製です。
100円ショップのアイテムを中国で100円位で売ったらどうなるのでしょう?ユニクロの衣料品を今の上海の若者に売ったらどうなるでしょう?なんか売れる様に思ってしまうんですよね。もし日本と同じ価格帯で売れてしまったら、やっぱり日本の現状がおかしいって事ですよね。
人件費が安いから安く作れる。これは当然ですが、同じ物を国内で利益率が高く売れる様になれば、そちらへ向かいますよね。既にそれらの商品を生産する人・技術・管理方法は知っているのですから。
なんか難しく考えてしまいました。
中国出張お疲れ様でした。
私同様、旧正月でほっと一息でしょうか。それとも、旧正月は全く関係のない、欧米人と格闘中でしょうか。。笑
100円ショップは、各国で流行っているようですね。1ドルショップや10元ショップといった感じでしょうか。
日本人はその安さに惹かれますが、海外では、商品がバラエティに富んでいる点、注目されています。
すなわち、「商品力」で人気があります。
たぶん、中国でも売れると思いますよ。
中国の貧富の差は、我々の想像以上です。
富裕層は我々の何倍も金持っています。
人口14億ですから、一握りの富裕層といっても、日本の富裕層よりはるかに多いことになります。
先日行った中国ビジネス講習会で、中国では初任給の格差が7倍あると聞きました。
日本では、中卒の15歳と大学院卒でも、倍は違わないと思いますが。
日本は平等、中国よりよっぽど社会主義が進んでいます。笑
世界中で、社会主義体制が軒並み崩壊していますので、日本も同じ運命なのかもしれません。
ちょっと難しい話しで、まとまりつかなくなりました。慣れない話しは避けたほうがよさそうです。。