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ドラマ「やすらぎの郷」第11週

2017-06-22 21:14:46 | 見る
ドラマ「やすらぎの郷」第11週

石上の詐欺事件は予想以上に重い結末を誘発した。

だまされたとわかって荒れるしのぶに、犬山小春は詫びて、
みんなが朝食を取っている食堂へ来て土下座して謝った。
床に突っ伏す彼女の手を取って立たせたのは、ひでさんだった。
石上に置き去りにされ、金もない小春。
ひでさんと菊村から、返さなくていいと金を渡された小春は、
翌日、ホームを出て行った。
誰も見送る者もいないと思ったが、門のところで姫とお嬢が待っていてくれた。
二人は餞別を集めて持ってきてくれたの。
泣きながらそれを受け取る小春。

だけど、年取って一人で身寄りもなく、日本に家もなく、ハワイに帰るあてもなく、
幾ばくの金しかなく、これからこの人、どうするの?
と思いましたよ。

この後、しのぶに異変が起きた。
もともとボケ気味だったのが、ショッキングなことがあったためか、
復活番組がはじまると思い込んで、迎えの車が来ないと怒ったかと思うと、
スタジオにいると思っているのか、ピアノを弾いてテーマ曲を歌い、
「40年ぶりのしのぶの庭です!」と収録しているつもりになっている。

菊村、大納言、まろの3人で、いつものように海辺で釣りをしながら、
「まだ夢があるからだまされちゃうんだよ」と話すシーン、
自分だってまだひょっとしたらと思ってる部分はあると言う3人。
辛い話をしてるんだけど、とぼけた軽さがいいのね。

翌朝、新聞で「老女、新宿の10階建てのビルの屋上から投身自殺」という記事を発見する菊村。
犬山小春さん(79歳)とちゃんと身元がわかって書かれていたが、
女優であったことはどの新聞にも出ていなかった。
遠い親戚が一人いるだけと聞いた菊村は新宿警察へ出向いて行き、
そこに駆けつけてきた中山(近藤正臣、元ディレクター)と一緒に、
焼き場の手配を手伝ってやった。

小春は若いころトラブルがあったりすると、同情を引くために自殺騒動を起こした、
いつも3階より下から飛び降りたんだと言う中山。
今度は初めて本当に死のうとした。
どんな思いでいたのだろう。
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