「共犯者」観月ありさ・山本耕史

松本清張ドラマ「共犯者」テレビ東京

観月ありさが、夫を殺した過去を隠して成功者になった女。
二度と会わないと別れた共犯の男（山本耕史）を見かけたことで、歯車が狂いはじめる。

おもしろかった。
観月ありさがよかった。
いままで持ってたイメージと違ったわ、陰影があって。

寺島進が潔癖症で支配欲の強いＤＶ夫の整形外科医をやってる。
寺島さんと耕史くんの死闘シーンも迫力で、展開もハラハラさせる。

刑事が大地康雄なの。
刑事ですと言われなくても、あ、ベテラン刑事なのねと思っちゃうね。

ヒロインに近づく、悪意ある女が仲里依紗で、彼女がちょっとわかりやすすぎ。
出てきた最初から、私、腹に一物ありますって演技なので、
もうちょっと普通の感じだったら、もっとぞっとしたんじゃないかな。

耕史くんは持ってるものを活用されてました。
造園業で働いてるけど、ほんとうはシンガーソングライターをめざしてる。
でも、売り出すことはもうあきらめかけてる青年。
なので、劇中、ギターの引き語りで３曲ぐらい、歌ってた。自作でしょ？
耕史くんが実際に「ミュージシャン」だと知らない人が見たら驚いたかも。

ラスト、仲里依紗に男を取られたヒロインが、二人が買い物したり楽しそうにしてるのを、
ずっと後をつけて見ているシーンがあって、
そこがとてもよかったの。
彼の隣にいるのがあの女じゃなくて自分だったらと妄想する、
その想像の中のありさ・耕史カップルが、ほんとに素で楽しそうにしてる感じなんですよ、
何かしゃべったり笑い合ったり。
それでよけい悲しい場面になってた。

耕史くんとありさちゃんのラブシーン、ベッドシーンがあるので、
これは慎吾くんは照れくさくて見てられないかもね。
幼なじみと親友のラブシーンて。(〃∇〃)