鈴鹿市北部の海岸をふらりと訪ねた。
ある漁港近くの波打ち際で大量のアメフラシが打ちあがっているのを見つけた。
周りにアオサ類も打ちあがっており、海藻を食べるアメフラシがこの漁港近くで暮らしていたのだろうと偲ばれた。
ちょっと触ってみたら緩やかに動くので、海の中に入れてみた。
波の動きに合わせて転がるばかりではあるが、紫色の汁を出し続けていた。
魚の網に時々かかることがあると近くに居た漁師が教えてくれた。
卵は黄色いラーメン状となるため、「海素麺」と呼ばれる。これを「うみぞうめん」と読ませて紹介されているところもあちこちで散見されるが、「うみそうめん」と読むほうが自然ではないかと思う。そう思ったので、ある先生にお聞きしたら、「俗称だから、どちらでも構わないでしょう」という答えが返ってきた。
2009.2.21