多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

木下大サーカス札幌公演本日開幕!! ドリームサーカスでかつて矢野サーカスで見られたあの演目が復活!!

2017-06-10 11:05:45 | サーカスニュース
木下大サーカス札幌公演本日開幕!
これから暑くなってくる季節だけに、札幌ってそういう意味ではいい場所ですね。
私自身、札幌はおろか北海道にすら行ったことがないので地理的なものは全く分かりませんが
多くの方にとってサーカスをみるきっかけになったらいいな〜って思います。
本日からほぼ夏休みいっぱいの8月29日までです。
ショーの成功と皆さんの安全をお祈りしています。

さて、本日のメインはこっからです(⌒▽⌒)
まずは昨日配信されたハッピードリームサーカスのツイッターをご覧ください。

見た瞬間にこれはここ数年でドリームサーカスのニュースで一番嬉しいニュースですね。
この演目、実はサーカスを昔から見ている人にとっては懐かしい演目だと思います。
そして中国雑技好きにとってもおぉぉこの演目は!と思う演目。
この演目が西洋でどう呼ばれてるのかは分かりませんが
中国では清の時代に流行した芸で《飞吊子》もしくは《三上吊》と呼ばれる演目です。
残酷な演目の1つと言われ、演技の出来が悪く、演者が歯を食いしばって演技をする様子を
観客はむしろ喜んだと言われているそうです。
写真の通り、頭髪をよりあわせて高所に吊るし、体を空中に浮かせて
様々な雑技の所作を行うものと言われています。
清の時代の中国人といって多くの人がある髪型を思い浮かべると思います。

辮髪ですね。
この辮髪が海外の人からすると珍しく(当時はネットもないですしね)、これを利用した
三上吊などを海外で演じたりしていたみたいです。
こうやって海を渡った技は中国雑技自身が海外の技を吸収していったように
西洋でも吸収され、そしてこのように今も生き続けているんだと思います。
なおこの演目は実は四半世紀前には日本でも見られました。
40歳以上のサーカスファンならきっとご存知なんではないでしょうか。


矢野サーカスは木下大サーカス並みに歴史が長かったサーカスですがもうすでにありません。
かつて矢野サーカスで活躍された経歴もあられる真枝会長が運営されるドリームサーカスで
この演目が再び復活するというのは往年のサーカスファンにとってもたまらないのではないでしょうか。
そんなハッピードリームサーカスのショーが見られるのは只今久留米にて絶賛公演中です。
この演目はきっと一見の価値があるでしょう。
この演目のためだけでもハッピードリームサーカスを見る価値はあるでしょう!
というか近くに住んでたら見ないって選択肢はないでしょう!!


ちなみに私は中国で2回この演目を見ました。
ともにブラジルからのアーティストさんでしたね。
そしてともにドラグーヌと中国のワンダーグループが手を組んだショーである
Han Show とDai Show です。


ドラグーヌが意外と好きな演目なんでしょうかね(⌒▽⌒)
ただ今はHanShowでは見られませんのでご注意ください。

おまけのさらにおまけ

ドリームサーカスさん
500円記念撮影でこういうのも如何ですか(^_^)v
一昨年の5月にアーティストさんがショーとショーの合間に今ならこの姿で写真が撮れるからと
呼んでくれて実現した一枚です。
この演技の根幹部とも言える部分に触れちゃいました〜

これを機会に日本でもこの演目を習得する人が出てきたらいいな〜
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