辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

なぜ「クロマキー」は、緑や青の背景なのだろうか? 40年前には原理が理解できなかった◯◯◯だった。

2017-10-12 06:20:42 | 映像
NHK 渋谷のスタジオパークに見学に行った小学生の頃、
クロマキーのシステムが展示してあって、
子供ながらにして、「青の部屋の魔力だ!」って思いながら
カメラマンになった。

子供ながらにして、特定の背景色をすげ替える、という
理屈は理解できないけど興味津々でスタジオパークを後にした
思い出が印象深く記憶に残る。

で、数十年後、カメラマンになってクロマキー収録を
頻繁に担当することになり、アナログ、デジタル処理に関わらず
「クロマキーって不思議だよな」て思いつつ仕事をしている。

クロマキーとは、、、

キーイングと呼ばれる切り抜き合成の一種で、
特定の色の成分から映像の一部を透明にし、
そこに別の映像を合成する技術を言います。
背景色には人物の肌色と補色の関係 にある
ブルーやグリーンが多く使用され、
もっとも身近な例ではニュースの天気予報の映像です。
色(クロマ)をもとにしたキー信号を使用するため、
クロマキーと呼ばれています。

で、しょ、原理や理屈は理解できても
不思議だなぁーと思うことが多い。

まぁ、デジタル収録が当たり前の世の中で、
人物の背景にグリーンバックを置いて
キーで抜くことは変わらない。

さらに、「ソフトクロマキー」という
人物の髪の毛が綺麗に合成できる技術が確立され
自分が現場でクロマキー撮影を始めた30年前くらいから
些細なことではあるけど、
照明や被写体への照明着技術も日々、学ぶことが多く、
興味深く知識として増やしてきた。

映画もテレビもCGが常識化してますが
撮影する行為は変わらないので、ますます、忙しくなりそうである。

そもそも、なぜ、緑や青なんだろうと思うとちゃんと理由がある、、、

クロマキー撮影では、人と背景の合成がほとんどです。
人間の肌の色はオレンジに近く、
その補色となるブルーやグリーンが合成時に使用されます。

切り抜き信号(キー信号)を作るためには、
切り抜きたい色の補色を選ぶときれいに合成映像を作ることができるのです。



人肌の補色ねー、面白い!

補色最高と思いながら、今日もクロマキー撮影に従事する自分であった。