匠三刻#(たくみつどきしゃーぷ)

平田匠と「TAKUMI DuO」応援ブログ。及び管理人の『僕の1日は、昨晩の反省を鼻で笑うことから始まる』

『墓場鬼太郎』が本屋に並んでた

2010年08月31日 | 漫画映画小説ドラマ
少し感慨深い。(←なんて倒錯した言葉なんだ)

貸本専門漫画としてスタートした「ゲゲゲ~」の前身である『墓場鬼太郎』が本屋で売られているという事実に。

テレビってすげぇな。

前にどこかで、『ゲゲゲの女房』のワンシーン、皆で正座して鬼太郎アニメを鑑賞する場面に「そんなにありがたがるもんか?」って疑問を感じている意見を観たことがあるけれど、名だたる漫画家と自分を比較して「所詮、自分は貸本漫画家ですから」的な謙遜と自虐とコンプレックスを持っていたらしい水木さん(また、自伝的な本を読んだことがあって、そこに書いてあったような気がする…)にとって、テレビってメディアはやっぱりありがたいものだったんだろう。自分の作品のアニメ化ってのは一大事だったんだと思う。当時のテレビって今と比べてやっぱり特別感も段違いだっただろうし。

『墓場鬼太郎』自体は最初のアニメ化当時、既に貸本からマガジン連載に昇格(←やっぱりここは昇格とすべきなんだろう)していたものの、読者アンケートでは最下位だったらしい。当時の漫画では「人気獲得のためのアニメ化」という手段もあったと聞く。今では人気のある漫画がアニメ化という流れが主流だから、当時の様相を想像するに、受け手の分母自体はテレビより漫画の方が多かったってことなのかなー。それともメディアの完成・成熟度として、まだまだアニメは漫画の販売促進ツール以上の捉え方ができないものだったんだろうか。低年齢層獲得と認知度アップのための。

で、今は朝の連ドラ効果で昔の漫画が復刻される、と。

ああ、やっぱり少し、感慨深いですね。




ドラマー!!

2010年08月30日 | 音楽


うあああああああああああ!!!!!!!






うあああああああああああ!!!!!!!

…でもVTRのつくりはカッケーなー。
電車が横切ってからのカット替わり。
おっさんをアップにしたのかと思ったらいつのまにかカメラ自体が電車の中にいて、電車が発射すると、そのままカメラ自身が現場から立ち去ることで、おっさんがフレームアウトしていくという、主観の転換…って。。。。



うあああああああああああ!!!!!!!


…すんません気をつけます。気をつけないけど。

地獄のミサワさんブログ
↑怖くて全部観てません…。近いうちに頑張ってみたいと思います。。。


最近わからないけど解決するつもりのない36の疑問

2010年08月29日 | 雑記
順不同。敬称略。


1.
モーモールルギャバンのきりどころ。モーモー・ルルギャバン?モーモールル・ギャ バン?モーモー・ルル・ギャバン?その他?

2.
『桐島、部活やめるってよ』というタイトルは、3日に一度は何の脈絡もなくアタマ に浮かんでくるぐらい気になっているのに、読むことを躊躇させる原因

3.
「神聖かまってちゃん」のドラマーみさこかわいい

4.
持ってる服の一つに、体に糸屑つきまくるやつがある。繊維が汗でべったりひっつく

5.
RADWIMPSのファン層

6.
池上彰の過去

7.
韓国ドラマで、吹き替えで放送されていながら日本語字幕もついている

8.
サッカー日本代表監督が決まらない

9.
決まっていないのに収集された選手の気持ちのおきどころ

10.
ビートクルセイダーズ散開の本当のところ

11.
ビークル・マシータのNEWドラム、ミュージアム・コンディションとさえ言われるほど の超ヴィンテージドラムの入手先

12.
かまってちゃんのドラムのみさこかわいい

13.
駅のホームに着いた瞬間に電車のドアが閉まる

14.
ポン・デ・ライオン・ビーチサンダル(何の必殺技なのか)回収のお願いのお知らせが未だにアナウンスされていることの背景(リリースは09年夏)

15.
ちょっと前の映画でアン・ブーリン演じた女優の名前

16.
AKB48の浸透具合(いやね、この間ドトールで飲み会帰りと思われる若者の集団が「おれこじはるぅ~」「私は板野ちゃん」とか言ってたんですよ。ずっと露出は多くてもなんだかんだで局地的アイドルだと思ってたんで少しびっくりしまして)

17.
東京地検とは何だったのか

18.
200年前の戸籍情報を保管する方法

19.
200年前を示すランドマークが島津斉彬である理由

20.
若者のガム離れに続く次の〇〇離れ

21.
かまってちゃんのみさこかわいい

22.
カツマタくんの体育の授業の受け方(は~い、二人組つくってー)

23.
ファンキー末吉の最近の動向(日本での滞在期間)

24.
スマイレージとアイドリングの違い(80字以内で)

25.
「キャラピラー」の著作権の所在

26.
Superfly・越智志帆の身長

27.
「THE DRUMS」のドラマーのアイデンティティの置き所

28.
乾くるみのタロットシリーズは続くのか

29.
綿矢りさとお近づきになる方法(取り急ぎ勝手に震えてみる)

30.
江戸はるみの何がダメだったのか

31.
アンタッチャブル柴田に何が起こったか(動物ネタ好きだった)

32.
イラカンとはなんだったのか(既に終了モード)

33.
林宏司はコメディ好きなんだろうか(ヒガシくんツライっす)

34.
冲方丁のスケジュールと年収

35.
レディーガガの次の手

36.
みさこかわいい


ほんとどうでもいいな(笑)
自分の浅はかさが浮き彫りになってしまいました。



カンカン詐欺

2010年08月28日 | 雑記
まあ月末なんで、
実質フリーのクリエイターなんで、
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(…は、恥ずかしい…が、人に今の自分の状態をイメージしてもらうにはこの言葉が一番伝わりやすい。経験則。個人的には人様にクリエイトしてますと大手を触れる状態にはないと感じてはいる)
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振込・振替・その他もろもろをするために昼下がり、最寄の銀行ATMに立ち寄った。


そんなに混んでいなかったので、割とすぐにATMの前に立てた。
タッチパネルに目をやると、左上上面に見慣れない物体がある。

プラスチックの筐体に埋め込まれた、臨時に使用するインターホンの上に、飲み干した缶コーヒーの缶が置かれていた。

ちくしょう孔明の罠だ。
まさかこんなことろにまで。

あれだ、これ、捨てようなんて親切心を発揮して、缶を

持ち上げた途端、爆発とかすんじゃねーの?


なんて荒唐無稽なことを考えるのは、

<精密機器の上に砂糖の入った液体を飲み干したとはいえ平気で置いておく、
ひょっとしたら飲み干してもいないかもしれないものを置く神経と、
そこに置いておけば誰かが捨ててくれるとでも思ってるんだろうか、
ここはお前の家かなどと、その無神経さにツッコミを入れたくなる衝動と、
当の人物は既にこの場から居なくなってしまっているという事実に対する苛立ちと
最早どうしようもない事態であることを把握せざるを得ないやりきれなさと
何故、こんな事態に遭遇してしまっているのが自分なのか、別にボクの前に並んでいた人や、今隣で何回も機械に「申し訳ありません。もう一度最初からやり直してください」と3回は言われているご婦人でもいいじゃないか、という自分の不運とタイミングの悪さへの不満と怒りと数瞬後に訪れる諦観>

を全てごまかすための僕なりの処世術であって、

決してボクが宇宙人を信じているとか、
某MMOなみの都市伝説や陰謀論が大好きな組織の一員もしくはフリークであるとか、
オカルト雑誌『ムー』をかつて愛読していて、
その復刊に涙を流して喜んでいる似非科学ギークである、

わけではないので、ここで強く否定しておく。

強く否定しておく。


持ち上げた途端、爆発とかすんじゃねーの?
なんて思うわけ無いだろう、バカバカしい。



あーすっきりした。

以上のことを缶を発見してから数秒、既に今日のブログに書こうと決めて、決めたついでにネタを提供してくれた例としてカンカン一個くらい、問題なく捨ててやる、ステに行ってやろうじゃねーか、などと完全に上から目線で対処することで、ボクは自分の虚栄心を満足させることにし、上記に書いたような意味不明の、現役中高生あたりに言わせれば「マジムカツク」のたった6文字の呪文で済ませることができるような、心のざわめきをシャットアウトすることに成功した。

先人はさすが先行く者で、既にこの感情を形容する言葉を開発することに成功している。
曰く、不遜。



さて、本来の目的であるお金の移動は光の速さで済ませることができ、その場を去ろうと目の前の缶に目を向けた瞬間、ボクに声をかける御仁がいることに気づく。

「ちょいと、ちょいと、おにいさん。」

いや、36歳ですけども。ですけどもね。

などと自虐に走る間を自分に与えず振り向くと、そこには確かに30代の男など若造扱いして当然だろうと思えるような年月をそのお体に刻みこんできた百戦錬磨のご老人が後ろにいらっしゃる。

和服をお召になったご老女である。ばあちゃん、それ暑くね?

なんぞ?などと思う暇もなく、ばあちゃんはボクに話しかける。

「いつもは嫁にやって貰ってて3年ぶりぐらいなんだけど、ちょいと教えてもらえませんかね、その機械の動かし方?」

ちゃきちゃきとして、軽快な言葉でボクに事情を説明するご老女、言葉はリズミカルに、ジェスチャーを添えて、右手に銀行手帳を持ちながら、

記帳した最後のページを指で挟んで、ヒラヒラさせながら。



…例えば。

地下鉄の階段で、女子高生に先を行かれたときと同じ感覚。

<で、偶然目があっちゃったりなんかしちゃったりして、
つーかお前が振り向かなきゃ別に目があったりもしないわけなんだが。
「みてんじゃーねーよ!」とか言われちゃったり?
「はぁ?誰がテメーのキタねー○○○なんか見てーと思うか!」
なんて言った日にゃ
「下むいてろよ、カス」
とか言われたりとか
「何でテメーが前にいるってだけでオレがわざわざ下向かなきゃいけねーんだよ!その動作を強制する権利は一体なんだ?大体見られたくないなら、みえちゃうような着方してんじゃねー!」
なんて言ってみたところで
「テメーに見せるために着てんじゃねーんだよバカ!」
なんて言われてしまうのが関の山ちゃん。
あーもうなんて言ったらいいのかわからない。

これ、日常における最も身近な悪魔の証明なんじゃないか?と邪推するほどだ。

きっとこんな状況のハイエンドが痴漢冤罪なんだろうなー>

などと思うのは、もしや自分があられもない疑惑を受けた場合におけるシミュレーションを行っただけであって、

女子高生に階段で前行かれたら、その瞬間、下向いて階段あがるに決まってる。
見上げるなんて真似するわけないだろう、バカバカしい。


あーすっきりした。

先人はさすが先行く者で、既にこの想像を形容する言葉を開発することに成功している。
曰く、杞憂。



話を戻そう。
要するに、銀行手帳を開いた状態で、そんなヒラヒラやられても

目のやり場に困るってんだよ、ばあちゃん。

なぜ、オレがアンタの口座残高を簡単に知ることが出来る立場に強制的に立たされねばならんのだ。そしてその事態を避ける努力を最大限に行う状況に追い込まれなければならんのだ。

などと考えたことなどついぞ見せずに、おそらくは人生で一番スマートな立ち振る舞いで僕は答える。

「かまいませんよ」(キラッ!!)※←前歯の差し歯が)


そうして、ばあちゃんをATMの前にエスコートした途端、僕の眼にある物体が飛び込んだ。

大事なことを忘れていた。

缶コーヒーが
おいてありますよ。
ねぇ、おいてありますね。まだ。





オレが置いたと思われるじゃねーか、バカやろう。




「えーと、まずは【お引き出し】を押してください。あ、そのまま画面を押しちゃえばいいんですよ。ちなみにそこにある缶、私が置いたのではないんですけどね」

「えーカードお持ちになってますか?はい、銀行のキャッシュカード、はい、入れてください。いや、表裏逆。いや前後ろ逆。そうです、そう。ちなみに缶は私は置いてないですよ」

「で、通帳入れます。はい、そっち。ページを開いて、はいそのままでいいですよ。ちなみに缶は僕はおいてません。」

「はい、暗証番号を覚えていらっしゃいますか。はい、押しましょう、入力しましょう。
(あさっての方向を向いて暗証番号を見ないようにしつつ)、あ、ちなみにその缶はボクんじゃないですから」

「はい、数字をそのまま押せば。下ろす金額です。○8万円ですね。【万】は漢字のボタンを押しちゃえば、そう、バッチリです。あ、【確認】のボタンを押しましょう。○8万円でよろしいですね。はい、じゃ【確認】を押してください。缶はボクのじゃない」

「はーいい、でてきましたー。全部一万円札でもよろしかったですか、スイマセン千円札にできる方法もあるんですよ。あ、大丈夫?それはよかった。スイマセン先に言えばよかったですね。申し上げればよろしかったですね、申し訳ありません。缶は私のものではありません」

「いえいえとんでもない。じゃあ僕はこれで。あ、ついでに缶も捨てておきます。僕のじゃないけど。ボクのじゃねーけどな。大事なことだから2回言いました。それじゃ」


先人はさすが先行く者で、既にこの状況を形容する言葉を開発することに成功している。
曰く、姑息。


そして、僕はご老女の年季の入った最早美しいと形容するにふさわしい、丁寧なお辞儀に見送られ、その場をあとにした。

そして数歩歩いた先にある自動販売機の横のダストボックスに缶を放り込んだ。

放り込んで、ふと、思い至る。

僕は何か大切なことを忘れているんじゃないだろうか。
それは無意識に行われていたことだが、そのために何か大切なことを見落としていないか。

先人はさすが先行く者で、既にこの原因を形容する言葉を開発することに成功している。
曰く、保身。





僕は【オレオレ詐欺】の可能性を確認すべきではなかったか?


しかしもう遅い。
僕が某銀行ATM出張所の、数歩先にある自動販売機の側で、思いを巡らせている間に、既に老女は現場から立ち去っているだろう。

今はもう、
僕の姑息な、それでいて不遜とも言える保身のために確かめることができなかった可能性が、杞憂に終わることを祈るのみだ。


先人はさすが先行く者で、既にこの行動を形容する言葉を開発することに成功している。
曰く、後悔。




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いやー大丈夫だと思いますけどね。「普段、嫁にやってもらってる」ってことは恐らく息子さんとは同居なんでしょう。金額も下1桁が8です、半端な数ですからねー。詐欺ではまずそんな金額を要求してこないでしょう。ちゃきちゃきしてたし…いやー…いやー…。

後悔先に立たずとはまさにこのこと。

とかいったりしちゃったりして。

でもまあそもそもこの話、




8割つくり話ですからね。


信じるか信じないかは、あなた次第です。(←都市伝説)




20世紀少年の第2部がテレビでやってたので

2010年08月25日 | 漫画映画小説ドラマ
ビデオで撮っておいて、本日やっと観ました。

豊川悦司カッケー。でした。

いやー、ほぼ完璧に浦沢原作を実写にトレースしています。
だからこそ、漫画でやってることを実写にしちゃうと、こんなにおサムくなってしまうんだなーと思いました。率直な感想です。

今回の2作目にかかわらず、ですが、原作の方、例えば【きょだいろぼっと】の描写ですけど、

<やっぱり実現などできるわけがない→現実的に可能な範囲で製作する(実現させてしまう敵の【怖さ】→実質はハリボテのシロモノで→本当に怖いのは細菌兵器>

っていうプロットは、この作品の根底にあるテーマとも密接に関係していて、【思い込みによる怖さ・強引さ】と、そこから生まれる【客観視したときの滑稽さ】を示す象徴としての、あの【きょだいろぼっと】(もしくはガスマスクサラリーマン)なんですが、

これ実写でそのままやると、本当に滑稽なんで、本来ならその裏にある「その【滑稽】を実現させてしまう怖さ」を表現しなければいけないはずが、滑稽ロボットのビジュアルイメージに引っ張られすぎちゃって【滑稽】だけで終わっちゃうんですね。

じゃあどうーすればいいか。
なんて、わからないんですが(笑)

頑張れ、堤ゆきひこりん、としか言えないわけですが。

ただ、堤幸彦りんの目論見としては、実写として再構築・再翻訳するのではなしに、敢えて漫画の完全再現を目指したのだと思うし、それはおそらく多くの原作ファンが望んだことなのでは?と邪推します。


多分、テレビドラマの「美味しんぼ」からだと思いますが、とにかく漫画のキャラデザインに近づけることが目的の漫画原作ドラマ・映画というのは最早一種のジャンルになりつつあるようで、望まれた役割を完璧に演じる唐沢寿明さんは、きっと罪作りな人です(笑) この人の山岡とモリエール江守徹さんの雄山が全ての始まりですね(笑)

そりゃダイ○ハ○チュ役所さんも口あんぐりだわ~。あのCMのキャスティングは絶妙だと思ってます。

とはいえ、実写・映像・キャメラ(←敢えて)ならではのカットもあったよに思います。

例えば黒木瞳りんの、カンナお母さんがフィルムの中で娘に語りかけるシーン。
同じく【ともだち】が、カッケー豊川オッチョに語りかけるシーン。

いずれも人物のワンショットから中心点を外してキャメラが流れていきます。
(しかもカンナママのときは上手→下手、【ともだち】のときは下→上と逆方向に。多分)

あの、揺らしによる不安定な構図は動画でしか出来ないことですね。ですよね?
漫画だとコマ割の線をたち切ったり破線にしたりトーンで覆ったり波線にしたり、と方法がナキニシモアラズですが、なにしろPAN(カメラを横に動かす=首振ること)ができない=連続した画を動かしながら見せることは漫画が静止画の集合体である以上、理屈の上では不可能なことなので。


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※それをいかに「動かす」かが漫画家としての力量を問われるところなんです、っていしかわじゅんが言ってた(笑) 最近の漫画家は一枚絵=静止画は上手いけど動いていない人がいっぱいいるんだろうですってよ奥様。

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いわゆる揺らしのテクニックは堤幸彦りんが好んで使う技でしたがここでも健在でした。
もう飽きてたと思ってたがそうでもなかったんだな、つつみりん。

で、その直後の【ともだち】がアレするところ(ネタバレ…なの?)では、逆にオーソドックスに鳥瞰からのズームインを使用する、という…。唸らされた一連のシーンでした。

カンナママの“揺らし”は、初めてお母さんに語りかけてもらったカンナの動揺を表していると思うし、【ともだち】の“揺らし”は、カッケートヨエツオッチョの動揺を表しているとも取れるんじゃないか、と。で、両者の感情はともに“揺らい”でいるわけですが、前者はその後おそらくは「喜び」に変わり、後者は恐らく「不快・怖れ」に変わると思うので、PAN方向が逆、と。


あーほんとにPANが逆だったのか不安になってきた(笑)
まー田舎のおっさんの戯言ですからスルーで。


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※なんてことを書き出すと、

「いや別になんとなくカッケーっぽいからやっただけじゃね?」

なんて言われそうですが、つつみんなんで、実際その可能性はありますが、ここはひとつ譲らない方向で行くことをお許し下さい。全ての画には意味があるんだよっ!あるように創らなきゃいけねーんだよっ!“フィーリング”なんて自分のやってることを説明できない時の逃げ口上だっ!!後付けでもなんでもいいから説明すんだよっ!!!
結局ボクらのやってることなんてのは概念の具現化であって、人間考える動物である以上、それは最終的に言葉に変換されるもんなんだよ。できるもんなんだよ。みんなみぃ~んな“言葉⇔それ以外の表現”で、往復するんだよ!!!!!

多分、きっと、でもね、そうだと思う、そうなんじゃないかな、まちょと覚悟はしておけ(さだまさし)

あーでも音楽だけは違うかもしんない。
そう思う理由はあと50000字ぐらい費やさないといけないかもしんないんで(笑)、だいいちそんなに書けるほどの体力ないんで、そもそもまとまってないんで(笑)またいつか気が向いたときにでも書き散らそうと思ってますが多分やりません(笑)どーせこんなチラウラ…。

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その他といえば、60年代後半~の【昭和】のシーンが、非常にノスタルジックでよかったです。

某何丁目かの夕陽で再現?された、汗と涙と泥と油にまみれた体を。ひとっ風呂どころか、亀の子タワシでガシガシに磨いて、その後グンバツ(笑)の効き目の海藻ローションとか使ってお肌の回復を図り、ほんとまぁむきタマゴのような、つるっとした【昭和】より、よっぽど好感をもって観ることができました。

いやまあでも、何丁目かの夕陽のやってることも悪いとは思わないですよ。
人は思い出を美化していくことで生きて行けるんだと思います。

「なにがあったとしても、オマエラはそれを、いい思い出にしちまうんだよ」(柏葉英二郎)


とにもかくにも、企画だけで、もしくは企画が走っても公開には至らず、もしくは三部作なんてぶちあげながら2作目・3作目は創ることもできない、なんてことが当たり前に起きてる中、原作コンテンツが異常な人気作とはいえ、きっちりと映像化し、きっちりと公開にこぎつけ、きっちりと採算が取れそうなラインまで引き上げ、きっちり三部作を世に送り出した堤幸彦をはじめとする映画20世紀少年製作チームには尊敬の念を差し上げたいと思います。すげーなすげー。3作目、完結編も観ます。



あーあと。
トヨエツオッチョの「お前……あいつか!」はちょっとないなー(笑)どんなに考えても、あのシチュエーションで「お前…」って言ったら、その次にでてくる言葉は「お前」の名前だろう。ひっぱるためだけの台詞って感じですっげー浮いてたと思います。


さいごさいご。
木南晴夏がかわいかったッス。かなりいいっす。この映画、ほとんど持ってっちゃってたと思います。カッケートヨエツオッチョより(笑)

原作では【小泉響子(こいずみ きょうこ)】って80年代スーパーアイドルの名前をつけて(漢字は違うが)実際は“ちょいブサ”ってキャラにした(だから感じも違うが)明らかな名前負けギャップを狙ってたのにねー。






きにしすぎ?

2010年08月24日 | 雑記
夜にちょっと出かけたくなって、サンダルつっかけてブラブラしてた。
帰ってきて、ふとサンダル脱ごうと思ったら、

「足裏、汚くね?」

って思っちゃった。

風呂場で洗い流そうと思ったら、

「風呂スリッパ、汚くならね?」

って思って、

「洗い流した水が流れたところ汚くね?」

って思って、

「拭いたタオル、汚くね?」

って思って、

以下略(笑)


…堂々巡りでどうしようもなくなって玄関で立ち尽くす、なんてことをしてしまった。


ヤバイかもしんない(笑)


まあ

結局

「アル・テード・スルー」という得意の技を発揮して(←自虐)、とっとと風呂場で足を流してことなきを得たのだが、

あれだね、

潔癖症のひとって大変だね。

こんなことが日常茶飯事に起こるんだねー。


よく、

「何億という菌と一緒に暮らしてるのに(笑)」

とか

「人の体には皮膚常在菌ってのがいて~」

とか、

「あれはダメなのにこれはいいんだ(笑)」

とか言う人がおられますが、

理屈じゃねーんだろなーと思う。

精神的な疾患ってのは大体そうだろう。

そんなあんたも星占いは信じるんだろう、同じだ同じ、とか、思ってしまったり、とか。


ただ、


よく聞く潔癖症症例のうちに、

「あたしぃ~潔癖症でぇ~とくに~公衆トイレとかぜったいつかわないんだけどぉ~どおしても使わなきゃいけないときはぁ~

ドアノブを足で回します!(笑)

なんてのがあるが、

(実際、
某元バレーボール選手で、
某未来のセッター候補の
某高校生から全日本入りしてた某選手を、
某ビーチバレーに、
某しつこく引きこもうとしていた、
某髪型が一ミリも動かない、
某長身のタレントさんが、テレビでこの話を披露していたのを記憶している)


潔癖症じゃない人でも、


他人の靴底が触れたノブは触りたくないぞ。





それは“潔癖症だから”ってのは理由にならないんじゃないか?

潔癖症だからといって、

次、使う人の事を全く考慮しなくてもいいってのは間違いじゃないか?

僕は、ハンカチでノブを覆って開けてるぞ。

その後、そのハンカチをどうするかで小一時間迷うが(←ウソ)


まあ今はいろんな除菌グッズがでてるから随分改善されてるんじゃないかなぁ~


とか思ったり。

あー、室内除菌スリッパとかないかなー。

履いてるだけで足裏除菌可能、みたいな。


…仕事とか、バンドの練習でスタジオに入るときとか、平気なのはなんでだろう?

フロアとかに直座りも普通にできるんだけどなー。







今日のどうでもいい情報シリーズぅ~

西田尚美さんの飼い犬の名前はゴテンくんだそうです。
かなり前に聞いた話なので、今はどうなのか知りません。
知りたくもありません。うそです。





で、漂流教室

2010年08月19日 | 漫画映画小説ドラマ
えー、『漂流教室』という映画があるんです。(←やっと言えた)

楳図かずお原作の、大林宣彦監督作品。
原作は、一部で楳図かずおの最高傑作との声もある作品です。ある日、突然学校が荒廃した未来へ飛ばされること(笑)から起こるサバイバルもの。これだけ書くと、随分突飛な匂いがしますが、楳図さん独特のタッチで小学生たちが生き残るのに必死な闘争を繰り広げる姿は圧倒されます。生き残るためのサバイバルには、少年たちのヒエラルキー構築のための戦いも含まれますので、絵的にも内容的にもグロテスクです。2002年にロングラブレターという副題(むしろ漂流教室が副題)でドラマ化されてるので、そちらをご存じの方の方が多いかも。バビロンクボヅカさん主演なんでね。

で、映画ですが。はっきりいって

クソ映画です。




でも、ワタクシ、そんなクソ映画が

大好きです。




いや、倒錯的な意味でなくてですよ。純粋に。

恐らく、観た人100人の内、98人がクソ映画だと認定するでしょう。
楳図かずおさん自身も批判的で、試写以来一度も観ていないと聞いています。

以下、酷いところ。

・冒頭からいきなり男子のシャワーシーン。フォスターの『草競馬』(クイズダービーのシンキングタイムの曲っていって分かる?)鼻唄で歌いながら。シャワーしながら歯磨き。

・何故かインターナショナルスクールに登校(原作は公立の「大和小学校」)。
 
・主人公のライバル・マークが、ヒロイン・あゆみに「Good morning!アユミ」と挨拶。

・アユミのほどけかかった靴ヒモを片膝ついて、足乗っけさせて結び直す。
 
・マドンナ先生「先生、実は結婚することになりました!」
 あゆみ「ふぁんたすてぃっく!!」

・原因不明の大地震が起こり、未来世界へ飛ばされる。生徒の一人、花瓶持ったまま外へ投げ出される。

・学校ごと未来へ飛ばされた教室。外は何もない砂漠。絶望感に打ちひしがれる生徒たち。何故か歌いだす。

・そのうち歌が伝染していってミュージカル状態に。2つの歌が輪唱のように重なりだし、生徒たちは踊りだす。本当のミュージカルに。

・マドンナ先生(南果歩)に何故か告白し、しかも振られる男教師(アメリカ人)。そのまま砂嵐吹きすさぶ外へ逃避行。マドンナ先生に捧げる詩を朗読しながら。そして行方不明に。

・巨大なフナムシみたいな未来生物に襲われる。着ぐるみの完成度低い。低いので照明暗めでごまかす。よく見えない。

・主人公である息子のピンチを何故か察する母親(三田佳子)。バットを持ち出し現代世界の小学校跡地の巨大な穴へバットを放り込む。

・何故かピンチの主人公の手元にバットが現れる。

・マドンナ先生何故かフナムシになる。

・砂のシャワーでヒロインが体を洗おうとする。命綱の残り少ない水でパンツ洗う。

・その他etc.etc.…。


全編、大爆笑ですよ。ファンタスティックて。片膝ついて足乗っけさすってオマエいくつだよ。なんでインターナショナルスクールなんだよ。なんでフナムシになっちゃうんだよ。なんで歌って踊ったんだよ。もういろいろおかしいよ。パンツ洗うのはナイス。ナイス大林。アナタもきっと岩井や宮崎某と同じだったんだね、と数年後に確認する僕だった(笑)。


初めて観たのは多分中一で、確か金曜ロードショー。次の日の朝(そう、僕らが中学生の時代、土曜日にも学校があったんですよ。でも半ドンつまり午前中でおしまいだから、土曜日の朝のテンションアゲアゲ感は異常)に早速友達に

「ぐっど・もーにんぐ!アユミ!!」

友達黙って足を差し出す、僕跪いて靴ヒモ直す、ふたりで大爆笑ですよ。


でもね、

女優さんってすごいなーって思ったのはこれが最初でね。
こんな荒唐無稽の設定でも「あなたは息子の危機を察して何がなんでも息子を救うと決めた母親です」ってシーンを与えられれば、凄い演技をするんだなって。あの三田佳子の必死さは、きちんと届いたんですよ、佳子すげーって思った。

ミュージカルシーンもね、2曲が重なっていく様子(その2曲忘れちゃったんだけど、どちらも有名な、授業で習う、フォークダンスで使用するような曲)が、まさかその2曲が同時進行するって発想なかったんで、凄くびっくりすると同時に感心した。知ってる曲だっただけに。流行り歌じゃなくてガキの頃のお遊戯に使うような、昔から知ってる曲だっただけに。「ダンサーインザダーク」とか「シカゴ」とか北野武の「座頭市」を観たあとだったらもう少し素直に受け止めていたかもしれない。


なにより、冒頭からのモノローグ。と【日本語字幕】。

この映画観るちょおっと前から、

「邦画がつまらないのって字幕で観れないからなんじゃないかなー」

と中一の僕は思ってて。それは間違いだと今は思うんですけど。少なくとも、あの、言葉の意味と響きが“分かれて”入ってくる感覚って何か特別で。その特別感が、当時の僕を、映画≧テレビドラマって感覚にさせてた気がしてた。

でも日本人だから字幕ってできねーよなー、って思ってたら!

インタナショナル・スクールって設定で!

使いやがった!

字幕を!



しかも日本語と混合で!字幕を!

(…ちくしょー。)


主人公である林康文くんは、いろいろあってライバルであるマークとリーダー決定タイマンをはることになるんだが(笑)、
最終的に勝利して、その瞬間言い放った

「I am THE leader!!!!!!」

ってセリフのかっこよかったこと!


小学生が!

英語で!

字幕がついて!



「I am THE leader!!!!!!」
(ぼくが、リーダーだ!)






















ふぁんたすてぃっく!!


…ハァハァ。

失礼しました。

要するにね、面白かったんですよ。そして衝撃的だった。
多分、13歳で観たってのも大きいと思う。

そうでなければ、未だに、朝、遅刻しそうなときに、シャワー浴びながら歯磨きもついでにすることで準備時間を短縮して、且つその間『草競馬』を鼻歌うなんてしないと思うもの。

(あとヒロイン・あゆみちゃんの砂シャワーシーンね。あれはね、くるよね笑)



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余談1。
そういうこともあってか、主演の林康文くんは、同じ大林組の主演さん、尾美としのりと同じく、ずっと気になる役者さんでちょいちょいドラマ・映画でその名前を見ては何故か安心しています(笑)。

最近だと林くんはTBSのキムタクドラマ『MR.BRAIN』でちチョイ役ででてたんのと、割とおいしい役では映画『ジェネラル・ルージュ~』で高嶋政伸さんの助手役やってましたねー。あとふかっちゃんが一番かわいかった頃のドラマ(今は綺麗ですね)『きらきらひかる』でふかっちゃんの一番近い先輩監察医やってましたね。目立たなかったが。

多分、彼を確認するのに一番良いコンテンツは、映画『青春デンデケデケデケ』です。

尾美さんは着実に経歴重ねてたけど、最近はクドカン組の準レギュ扱いなんで知名度が若い層にも広がりそうでよかったよかった。


余談2。
その後、邦画字幕ショックはしばらくなかったんだけど、1996年、突如としてその衝撃がよみがえる。岩井俊二の『スワロウテイル』だ。しかもリャンキ話とかイェンタウン話とか作りやがって。一から世界観作っちゃえばいいじゃん、とか言われたみたいで。そんなことできるかよ、って思ってすげー悔しかった。
ちくしょー。
…ちくしょー(笑)


余談3
今のうちに書いておきますが、タイトル『漂流教室』を冠した曲が銀杏BOYZにありまして。勝手に峰田に親近感持ちつつも、当の峰田氏言うところの漂流教室が、楳図のそれか、映画のそれか、全く別の何かか、はたまた氏の造語による偶然かは、まったくの未確認です。未確認でもいいやと思ってます。


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落ち着いたところで。

その他のシーンもでもすね、妙に情緒的に感じられたんですよ。

男教師が去っていくところもね、冷静に観ればかなり笑えるシーンで、友達と話してるときは爆笑しながらマネとかしてたんだけど、妙に心に残っててね、「何もない空間へ向かう(敗走する)いい歳したおっさん」って図がね、なんかこう、キタんですね。確かくっちゃべってたポエムもどきも覚えてましたよ。高校生くらいまで(笑)

何故かフナムシになってたマドンナ南香歩先生もね、フナムシになったまんまpiano引き続けるんだけど(笑)。かなりシュールな画のはずなのに、単音で響くピアノの音(フナムシの足で弾いてるから笑)とともに、描かれるその情景がなんとも言えなくてですね。

あと、あゆみちゃんの砂シャワーシーンね。あれはね、くるよね(笑)

パンツ洗っちゃったこと黙っててってお願いされるんだけど。
そりゃ黙ってるよ!一生黙ってるよ!って感じでね(笑)
秘密の共有は、お近づきになるための重要なファクターです(笑)

いやマジで。情緒的なんすよ、砂シャワー。あれはね、クルよね(笑)


かように、ここまでこだわっているのは繰り返し言うけど、13歳のときに観たからだと思う。

(そして楳図は『漂流教室』の実質的な続編として、その後『14歳』を書く!)


ひょっとしたら、その歳でしか得られない感想・想いってのは本当にあるんじゃないかと思う。その歳でしか書けない描けない作れない創れない造れないモノが確実に存在するように。

でもって、現在36歳おっさん真っ只中の僕は、今までに、そんな大事な瞬間を腐るほど見逃してきてて、もう一生取り戻すことができないことを知っている。(これが、多分、きっと、サウダージですね。好きよ、でもね、たぶん、きっとぉ~は薬師丸ひろ子の探偵物語)


さて、
長々と書いてきましたが、結論づけますと、
映画『漂流教室』はまごうことなきクソ映画で、
だから僕はこの映画が、とてつもなく大好きで、
そして、この気持ちを誰かに共有して欲しいとは思わない。




















…と、ここまで書くと、少しは観たくなりません?(笑)



だが残念。
VHS版は既に廃盤だし、その後のソフト化もされてないし、だいいち未だに最悪の評判がネットで拾える作品、今後もソフト化の予定はないと思われます。

つまり、多分、もう二度とこの映画は観られないわけです。(中古品をどこかで手に入れない限り)

あ、別に観たくなりませんか、そうですかそうですね。
なぁに、観れなくてもあなたの人生に不利益なことは一片もありません。大丈夫です(笑)



…サイコーだ。






で、『漂流教室』について書こうかなーと思ったらその前にたくさん書いちゃった

2010年08月19日 | 漫画映画小説ドラマ
とある漫画家が最近twitterで、「オレのマンガがつまらねーならお前が面白いマンガ描け」と宣ったらしい。いやはや。

言いたい気持ちは分かる。
ただの放言の、酷い悪口も多いしね。
でも、野球について何か言うのに、そいつは野球ができなきゃダメなんだろうか。
サッカーについて何か言うのに、そいつはサッカーの経験者じゃなきゃいけないんだろうか。
絵のうまい下手を論じるのに、そいつは絵を書けなきゃダメなんだろうか?
そうじゃなきゃいけないとして、それは、どのくらいのレベルだとOKなんだ?

甲子園出場経験がなければダメとか?
日本代表選出の過去がなければトラップの制度について一言もしゃべっちゃダメとか?
二科展選出経験がないとダメとか(笑)?

きりがないなー。
「お前が言うな」って言いたい気持ちはすごく分かるけど、その一線ってどこにあるのだろう?

この発言についての擁護派の意見を聞けば、批判派に対して「嫌なら見るな」のオンパレードだ。
これもどーかなーと思う。
同じくらいの多さで「きちんと観ていないのに批判するな」だと。
どうすりゃいいんだ(笑)

作品として世に出した以上、その出来を吟味されるのはしょうがあんめー。問題はその質だと思う。吟味すること自体を否定されたら、世の中その道のプロ以外何も口に出来ない。レストランに入って味に文句言ったら「じゃあお前作れ」ってそりゃあねーだろう。

少なくとも、つくった人本人が、お前がやれって言ったらダメかなーと思う。
じゃあ、なんでオマエ、つくったの?

出来を吟味するのと、好き嫌いを同時に語るのもなんだかなーと思う。
とあるサイトで、ある作品のパクリ疑惑検証をしてたんだが、作品擁護派から

「この作品大好きなんで貶めるのはやめて下さい」

なんて意見が出てた。
あなたが好きだからってのは理由にならないよと思った。
議論の肝はそこじゃない。あなたの趣味趣向を吟味してんじゃない。

好きなら盲目的になんでも受け入れなきゃいけないというのもよく分からない。
嫌いだから、その理由にその作品の粗を挙げへつらうのもよく分からない。

本当にその【粗】が許せないから嫌いなのか?

もちろん、好きだからもっと知りたくなって、詳しくなるってのも分かるし、
嫌いだから普通気にならないようなことでも、いちいち癇に触るってのも分かる。

その作品についての理解を深めたいのか、好き嫌いの気持ちを共有したいのかどっち?

どっちも!

やっはー。わからんではない(笑)

でも、理解を深める=解釈の方向性を探ることは多分に理性的な行為だし、
好きか嫌いかってのは、そのものズバリ感情だから。
この二つを混同するのは、基本的に筋違いだと思う。

解釈の違いを指摘・検証することを誹謗中傷と捉えられても困るよなー。


「ところが、なかなかそうはいかないものなのよ。それが人間ってものよ。」

ってところに行くのも、なんだか“逃げ”のように思えて仕方ないんだなー。
うやむやにしただけじゃん。
こういう齟齬を飲み込んでこそ、男?漢?大人?オトナ?
矛盾を孕んで、それを受け入れてこそ。みたいな?


いやー、最近そのハードル、低くなってないか?


まあ人の好き嫌いと同じで、理屈と感情は常に表裏一体なんだろうけど、ね。

「悪い人じゃ、ないんだけどね」

みたいなー(笑泣)


なんだ。ここでもあれか。繋がっていたい症候群だろうか。

「ワタシとアナタ。好きなものがおなじ、あーたしさくらんぼ」か。
大事だ、うん大事。

好きなものをすきーって言い合う感情と、
嫌いなものをきらいーって言い合う連帯感は、
怖いくらいに同じですね。









『これでいいのだ!! 映画 赤塚不二夫』が制作されるってよォ

2010年08月15日 | 漫画映画小説ドラマ
『ゲゲゲの女房』好評を受けて、という予想がたってますが、どうなんでしょう?
映画の企画って5年10年先まで立てるときあるし、3ヶ月で決まっちゃうときもありますが。恐らく企画自体はお亡くなりになったときには立ってたんじゃないかと思いますが、発表タイミングとしては、ゲゲゲ~の好評ってのはいい後押しになったでしょうね。
どっちでもいーや。

また「内助の功」的な視点で描かれるかも…、的な予想があったり(←なんてはっきりしない文章なんだ)しますが、

何年か前、キムタク御大様が「古き良き時代のオンナ」なんて憚りなく言い出した頃から、「女性の社会進出!!」「もうダンナのパンツは洗わない!!」運動が影を潜めてきた感がありますね。鼻息の荒さが消えてきたというか。
若い子とかお嫁さんになりたいとかかわいいこと言ってくれちゃう娘、増えているらしんですがどうなんでしょう。まあ背景に、不況による将来の不安ってのもあると思いますが。

あーでも蓮舫は人気あるな。さんざんっぱら言われててもう食傷気味な今現在だからこそ、こそっと言いますが、まー2位でもいいんじゃないすか。やる気なくすと思いますけどね。2位を目指して頑張るヤツぁいねーよ。オンリーワンっつうことは並び立つものがないってことですからね、そいつぁ既にナンバーワンってことですよ。殴りあう筋肉バカ親子の息子の台詞「オヤジが人類最弱だったら、オレは人類で2番目に弱いヤツでいい」の方がよっぽど心に響く昨今、皆様如何お過ごしですか?順位はついちゃうもの、無意識につけちゃうもの(でなければイジメなど起こるはずがない)なのだから、どうせなら能動的に関わって、結果は潔く受け入れる、って方がよほど納得がいくような気がします。その過程を人は努力と呼ぶんじゃないのかね。余分かね?誠意って何かね?菅原文太じゃけぇのぉ。

え?僕?
そうさなー。養ってくれる人がいるならいつでも大歓迎だなー(笑)
誰か養ってくんねーかなー。
あーでも「主夫」って言えるほど家事できない(笑)
洗濯は好きよ。
炊事がダメ。
あれだ、みりんの使いどころがよくわからない(笑)
みりんって、何かね?
お肉は焼けるよー。
あー焼肉いきたいなー。







あータイトルに則さなきゃ。
赤塚不二夫さん。
亡くなってすぐの、テレビ局・どこをつけても・これでいいのだ!!には、辟易としてました。「よくねーよ!!」なんて“一人暮らしでテレビと会話するイタいおっさん”をやらかしていたのはいい思い出(笑)


僕の中で赤塚不二夫さんと言えば、コンプレックスの人なんです。
(ちょい前にやってた再現ドラマは、そのあたりもうまくお話に取り込んでましたね。面白かったです。再放送しないかなー)
リアルタイムで漫画読んでない世代なんで、僕が物心ついた頃は、お名前と『バカボン』とその他いくつかのキャラクタと「これでいいのだ」「西から登ったお日様が東に沈む」が一人歩きしてる状態でした。

で、経緯は忘れたけど小学生高学年のときかな?自伝的な本を読んだのです。
(何かは忘れた。雑誌の付録だったかも?著者は本人じゃないかも)

戦後、家族ととりあえずの住居を見つけるまでの話とか、本人の幼少時代のエピソードがちらほら書かれてて。(なので僕の戦後日本の市井イメージは多分この本の赤塚昔話と『はだしのゲン』と『火垂るの墓』でつくられています。比率は6:3:1ぐらいですね笑)

その中でも想い出深いのが、母親に叱られて?押入れに引っ込んだ話で。
(閉じ込められたか自分で入ったのか、どっちか忘れたうろ覚え)

暫く暗闇のなかでじっとしてて、目が慣れてくると目の前に段ボール箱があった。中には大量の飴玉。
一つなめて。あっという間に食べて。
も一つなめて。あっという間になくなって。
気づけば、もう半分以上食べてしまっていた。
で、「こうなったら残しても同じ。絶対叱られるし。」って思って。
残りも全部食べちゃった。


という話(笑)

もう、子供ながらに微笑ましさと共感とユーモアと切なさと、いろんな甘酸っぱい感情が交差してなんともいえなかったのを覚えています。のちのち、これがノスタルジックに近い感情だということを阿久悠に教えてもらうんだけどそれはまた別の話。


もひとつはトキワ荘時代の話。

多分赤塚自身の作画で、「その頃の僕らの関係」を現した「街角を歩く僕ら」を描いたワンカット挿絵が挿入されてて。街角っていってもあれですよ。いわゆる、今の時代完全にイメージとして消化された「昭和」の、左右を一軒家の石垣に挟まれた狭い路地で、両側に側溝があって。いわゆるドブって言われるやつ。その道を、当時のトキワ荘の住人がぞろぞろ歩いてる。
多分石ノ森に連れられてみんなでご飯にいくところ。多分焼肉(笑)
全部石ノ森のおごりで(笑)

で、それぞれに注釈がついている。

・当時最も売れっ子で飛ぶ鳥を落とす勢いの石ノ森章太郎、道の真ん中を歩いている。胸をはり、快活

・その左右に陣取る藤子不二雄。3人は朗々とマンガ論を語りながら歩いている。

・道の隅で、とぼとぼと歩く「僕=赤塚不二夫」。視線を落とし、自信なさげ。自分がここにいることを申し訳ないと思っている。(画に影が差している笑)
もう、なんならドブに浸かりながら歩きましょうかって感じ。
前述の3人の会話に入りたいが、連載も持たず、何も評価されていない自分が、何を言っても説得力がないので、黙っている。


・集団の後ろで、なぜかついてきているつのだじろう(笑)
まだ何も成し遂げていないのになぜか自信アリげ(笑)。
石ノ森なみに胸を張っている(笑)

こんな図。

で、石ノ森もすごくいい人で。仕事のない赤塚にわざわざ自分の連載のアシスタントを頼んでくれる。赤塚もそのやさしさを分かりつつ、やっぱり心のどこかで悔しく思っている。同年代のライバルに仕事を恵んでもらう自分に嫌気が差している。
そんな話がその自伝には書いてあったのでした。

それを踏まえての「これでいいのだ!!」

って書くと、やすっぽいヒューマンドキュメンタリみたいでいやだな。
どちらかといえば、ときどき出てくる破壊願望(漫画逆読みだったり台詞一切なかったり警官が銃撃ちまくったり…)の方がこの人の本質で、それを「ギャグ」としてなんとかギリギリで消化・昇華させてるエッジな感覚が、僕のこの人に対する印象なんです。

あー。
『芸術家』なんだね。
とかいう解釈もちょと違う。
やっぱり『漫画家』なんだと思う。

そのへんの、ほんのさわりでも映像化されてたらうれしいなー、と思います。

“でも”主演:浅野忠信なんだよなー。

いや、公開前に不満はいうまい。(←言っちゃってるから)
いや、浅野忠信が悪いってんじゃなくてね(むしろ好きですよ。雰囲気イケメンを成立させた重要な俳優の一人として笑)、そのキャスティングからみる狙いがね…。
僕のくだらない予想が外れることを祈ります。


そういえばその自伝?でグラサン昼メガネのグの字も出てこなかったなー。
多分面倒みてやってるって感覚なかったんだろなー。
そのへん、器のでかい人でもあるような気がするなー。
気のせいかなー。
編集者に必要ないって判断されてカットされたか、僕の記憶が曖昧で、ホントは書かれてたかもなー。

タモさん大好き。


で?いくらもろてるの?

2010年08月13日 | 雑記
もはやそれがミヤネヤなのかサンデーなんとかなのか、それともまた別の何かなのか分からないほど、ミヤネさん冠番組が出まくってますが、どれなのかわからないのは、そのどれでも、ミヤネさんが誰かに単独インタビューするってコーナーあって、誰にでも「年収いくら?」って聞いてる所為なんではないかと思ったり。

なんで聞くんすかね?
欲しい?ソノ情報?

僕はそんなに欲しいと思わないんですね。
ビル=ゲイツとか、ジョブスとか、孫さんくらいなら知りたいかなーと思いますけどね逆に。経済考察?(笑)的な意味で。影響力っていうのかな、それぞれの世界経済における影響力を現す数値みたいな感じで捉えられたりしねーかな、とか思うんですけどね。

日本のテレビの、何でもない日に、プロモーションついでに出てくるタレントさん有名人さんの年収にそんなに関心ないんです。

だいたい、単独インタビューにGOサイン出てるってことは、ギョーカイ(懐笑)的にいえば「(画が)持つ=出しても視聴率・話題性的に問題ない」とPやDが判断するような人材なんですから、

そら、ある程度貰っとるわ(←赤文字笑)

って思うんですけどね。

まあ、オマエのためにテレビはやってるんじゃねーってのは当然だと思いますし。
テメーの年収には興味はねーが松井の移籍金は気になんだろ、ってのは分かってますが。
そこまで、自意識過剰ではないつもりですげ。(いや?わかってないか?)

なんなんでしょうか?
いわゆる、世間でいうところの、開放的で忌憚のない、オモテ裏のない「あけっぴろげトーク」的なものの一環なんですかね?

同じあけっぴろげトークなら、ぐーたんぬーぼのガールズトークの方が好きです(笑)
でも、同時間帯にシルシルミシルがやってるので、残念ながら、非常に残念ながら、シルシルミシルの方を観てる場合が多いです(笑)
もはや番組のコーナータイトルを言う為だけに存在するかのような優香の、面目躍如な場面を観たくて仕方がないのですが、シルシルミシルの方が好きなので観れません。返す返す残念です。

…ぶっちゃけ録画しておきたいほど観たいわけでもないッス。スンマセン、エヘヘ。

まあ、どちらもホントにあけっぴろげなのかどうかは難しいところですけどね。
おっとまた自明の理に突っ込んで失笑を買ってしまう…。


年収ってスペックでしかないと思うんですよ。基本性能。もちろん重要な情報ですけど、なんかペーパー1枚にまとめておいてほしい、そんな感じなんですね。経歴紹介VTRとかの一環にね、テロップで「年収◯◯◯円」とか、シュッて入れといてくれればそれでいいよってもんです。

まあ、そういうわけにはいかない情報だから、その人に「ちょい踏み込んでみる」感じの、具体例としての年収トークなんだと思うんですけどね。

でもそんなことより、
「そんなことより」僕が聞きたいのは、
どうせなら僕が聞きたいのは。

その人が何が好きで、どうして好きで、どうやって好きでいようとしているのか、とか、そういうことを聞きたいんです。その人の世界の作り方を教えてほしいんです。なんでもいいんですよ。ヨークシャーテリアに惹かれるのは何故か、って話を延々してくれても全然構わないんですよね。
年収ってつまるところデータだもん。如何にしてソノ年収を得られるようになったかって話なら興味あるんですけど、そういった話は金曜の深夜とか日曜の朝の番組の方が向いてるんでしょうねー。


偏見あるかもしれないけれど、そういう「包み隠さず話す、ことで心の距離を縮める」って傾向?文化にはどうにも馴染めない。西の方にその傾向は高い気がするけれど。偏見かもだけど。
年収知って縮まりますか?心の距離は?





話ぐるってかわって最近、友人同士・合コン・飲み会・会社の知り合い等、近しい人間関係、あるいは初対面でも、「SかMか」みたいな話が頻繁にされるようになりましたね。ちなみに僕はSです(笑)。

この間、ミスドの喫煙席で思いックソ腹式呼吸で腹から声だしながら、わっかいねーちゃんが、あけっぴろげにガールズトークしてましたけどね(笑)。SだMだと。

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え?聞ぃてんじゃねぇ?

すみませんでした。でもな。あの音量は聞くなって言う方がムリだ。
おれ、iPodの音量最大にしてたんだぜ?
そしたら横の、
豆乳坦々麺をものすごい勢いでずぞぞぉぉって啜ってた、おばちゃまに
音漏れうっせぇよって感じで、すっげぇ睨まれちまったんだもん。
四面楚歌だぜ(笑)
唄ってたのはiPodの中の人だけどね(笑)

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で、そのわっかいねーちゃんの一人が

「アタシ、ドM~」

なんて言ってくれちゃうもんだから、自称Sの僕としてはですよ、

(あ、今カバンの中に取り急ぎ、シャーペンがあるなー)

とか思っちゃうわけでしゅ(笑)

(あー、ホッチキス持ってくりゃよかったなぁ~

とか思っちゃうわけでしゅ(笑)。


…。


…。



文房具でも、人の体を傷つけることは、
簡単にできるからね。


道具は道具。
ツールはツールです。
要は使いどころと使い方です、よ。

目的はもちろん、彼女を喜ばすことですよ。
いや、悦ばす、か。
だって、彼女はMだって、自分で言ってるんだもの。

きみの気持ちに、応えてあげたい。
ココロから。。。

そう、思っただけですよ。










































冗談ですけどね!!!!





まあ。

本来ネガティブな性癖であるはずの(だからこそ【ボンテージファッション】って主張が生まれたと思うんだけど違うかな?)SM論は、一般人レベルで、もうなんかどんどん独り歩きし出してるようで、

「Mはぁ~Sも兼ねるからぁ~」

まで行っちゃう=言っちゃってて。
まー僕も詳しいわけではないですが、発言自体に大きな間違いはないと思われるんだけども。

…。なんですかね。

きっと、血液型とか星座のような、性格判断・占いの一種になってしまったんでしょうね。
まあ血液型だって、そもそもは血液の系統分け・インデックス作成のための概念でしたしね。そうしなきゃ死んじゃうわけだし。

まあ、でも。
人前であけっぴろげにSだMだと言いたい人は、山本直樹作『夕方のおともだち』をご一読することを、是非、オススメします。(ベストワークス集としてイーストプレスから絶賛発売中ですっ!!笑)




かように?,人には隠しておきたいこともあるわけでして(笑)
何を隠しておきたいかは、それこそ「人それぞれ・個人の自由」なわけで。

それを解って、敢えて一線越えてこようとするのなら、
何をあけっぴろげにされても、ヒクような態度とるんじゃねーぞ、と言いたいわけです。
あけっぴろげにされなくても、「ノリ悪ぃーなー」とか言ってんじゃねーぞ、と言いたいわけです。

あー、国民総キャラ化時代に続く、国民総芸人化なのかとツッコミたい、
日常会話に、常に、常に!「フリ・ボケ・ツッコミ・オチ」を強要するノリとか、オマエ天丼言いたいだけちゃうんか、とか、もう少しこの話、読んでて不愉快になるような発展(笑)をさせてみたい気もするんですけど、あんまりあけっぴろげにするのもなんなんで止めておきます。

(あ、天丼ってのは、「同じボケ2回繰り返す」んじゃなくて、同じ立ち位置・立場・関係性の、例えば二人が、全く違うシチュエーションで、直前のネタと同じボケをかぶせることで成立すると思ってたんですが違いますか?まーいーや)




では最後に、こんな排泄物のような文章を読んで頂いた方に申し訳ない気持ちもありますので、僕もあけっぴろげな会話の糸口に(最後なのに笑)、年収トークをしたいと思います。

ワタクシ、職業柄、固定給ではないので、ぱっと年収計算できないのですが、



「ワタシの銀行口座の残高は、53万です。」(フリーザさま)




オマエの経済事情なんかダレもキョーミねーし!笑

すいやせん。こころのぉ~きょりうぉ~近づけたかったんでぇ~
エヘヘェ、ねぇ、ヒイた?ヒイたぁ~?

うん、オレが一番ヒイてる(笑)


ぼ、ぼくも、あけっぴろげになれたかなぁ???


4枚で1000円

2010年08月11日 | 雑記
某レンタルビデオ屋に行ったら「新作・準新作が4枚で1000円」になってたので、大して見たくもないものも入れてレジに持ち込んだ。

「1680円になります。」

…。

…。

…。


なにィ!?(高橋陽一)


まてまて。まあ落ち着け。
よく見てみると。

【新作】



【新作なのに7泊8日】

が、あるやんけ。

ほほぉ。なるほどなるほど。
つまりは【新作】と【新作なのに7泊8日】は同じ基準では考えられない、合計で4枚だと合算するわけにはいかない、と、こういうわけだな。

…。

…。

…。

なにィ!?(キーパー森崎くんだから取れなーい!)

なんだそのプチボッタ。

まてまて。まあ落ち着け。
ゆーても、わいも30代や。あらふぉーや。
タクシーに乗ったなら、680円の釣りなぞ

「とっとけや、運ちゃん」

言わなあかん額や。そういう年齢や。
家族がおるんならまだしも、わいは悠々自適の独身貴族や(笑)(泣?)

いいでしょ。
ここはのんどきましょ。

そうして僕は、金髪の兄ちゃんに気持ちよく1680円払って帰宅したんどすえ。

ちなみに帰り際、「4枚で1000円」の広告を確認しつつ、例外事項がないか確認しつつ、帰るっていう、コスい行為もしながら。

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その日の夜。

4枚のうちの1枚は新作なんで、今日のうちに観とかんとー、と思って頑張って観つつも頭の中でどんどん膨れ上がる違和感。

(本当にそうなんだろうか…)
(【新作】は【新作】なんじゃないだろうか…)

ビデオの内容は全く頭に入らない。

…。

…いや。

別に680円を返してほしいわけじゃないよ?
ただね、今後のために、確認の必要はあると思うんだ。
どの基準で「4枚で1000円」なのか、をね。
但し書き的なものもなかったわけだし。
こっちで勝手に考えた理屈で納得するのも、それはそれで身勝手な話だ。
うんうん。違う違う。断じて、決して守銭奴ではない。
断じて。
決して。

自明の理を敢えて確認することで、思い込みのミスを防ぐのは、もはやビジネスマンの嗜みである。(江田島平八)←ウソ

…ビジネスマンじゃ、ないけどね。

ビデオを止め、PCに向かい、某レンタルビデオ屋のカスタマーセンター電話番号を調べる。


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翌日。
電話した(笑)。

「~(ことの経緯を端折って説明)~で、結局【新作】と【新作だけど7月8日】は別にカウントされるってことでよろしいんでしょうか?」

電話口担当。
「…なるほど、しばしお待ちください…」

「お客様。大変申し訳ございません。基本的には【新作】はどんなものでも【新作】でカウントされます。」
「ただ、店舗ごとにフェアのシステムは店長判断でやらせていただいていることもありますので、当該店舗に確認し、店長よりお電話させますので!」



お、おおごとになってしもた…

1時間後。
当該店舗より着電(笑)。
以下、会話の概要。

店長
「申し訳ございません。お客様。私どものミスでございます。7泊8日であろうとなかろうと【新作】扱いで4枚1000円でございます。

プラス680円は私ども、いくらなんでも取り過ぎでございます!!!

すぐに返金の準備を致します!」


「(…「いくらなんでも取り過ぎ」って笑)あ、ああ~いやいや。単純にこれからどう考えればいいかな~と思っただけなんで。その確認のためだけにいちいちお店にいくのも正直面倒だし、そのためにレジを占拠するのも嫌だな~と思って、カスタマーセンターに電話することを選んだだけなんですけど。あは。あははは。」

店長
「とんでもございません!もしご迷惑でなければ

今からご指定の場所まで、680円をお届けに参りますが!!


「いやいやいやいやいやいやいや!!今、お借りしてるビデオ見終わったら返しに行くんで、その時に頂ければそれで構いませんので!」

店長
「わかりましたお客様!では、どの店員に仰ってもわかるようにしておきますので!今回は大変申し訳ございませんでしたぁぁぁ!!」



…ふう。

店長。すまない……!


あーなんだろう。
やっぱペナルティになっちゃうんだろーか。
悪いことしたなー。

…は!まさか!


店長 ペナルティ

これを機に他の不祥事が偶然見つかる

店長 クビ

店長 この不景気のおり、再就職できず

店長 over40のため、ろくにバイトも見つからず

店長 家族に白い目で見られる

離婚 一家離散

店長 孤独にさいなまれ…

てんちょうが、しんじゃう!!
(ルナ先生)


まてまて。まあ落ち着け。
そんなわけあるか。
それより、何か重大なことを見逃しているよな気がする。
なんだろう、気付けオレ。
は!もしかして!
エビバディもしかして!!




おれ、クレーマーだと思われてる???

クレーマークレイマーだったりする?

で、店長がバイト叱って?
バイト落ち込んで?
バイト仲間で、励まし会とかやっちゃって?
普段わざわざ酒飲まなくても楽しめると思ってても「酒飲んで嫌なこと忘れる」ってイニシエーションやってみたかったりして?
和民あたりで呑みにケーションとかいっちゃって?




====================(以下、絶対妄想)====================


W夫センパイ
「まーまー、今回は大変だったね、Xくん」トクトクトク

X男くん
「あざっす。まったくまいりましたよホントに」

Y子ちゃん
「ねー、おつかれちゃーん」

Z美さん
「まー事故にあったと思って」

X男くん
「みんな迷惑かけてごめん。すんませんでした」

一同
「いいっていいって」


X男くん
「ほんとウゼーわ。オレはただレジに打ち込んで出た金額言っただけだっつの」

Y子ちゃん
「そーだよねー」

Z美さん
「うんうん、ワタシもレジんとき、何にも考えてないもん。勝手に手が動いてる感じ?」

W夫センパイ
「まーなー、流れ作業になってくよなー。こっちもロボットになんないとやってられないってとこ、あるしねー」

Y子ちゃん
「店長も言い方考えろって感じだよねー」

W夫センパイ
「まーまー、そのへんはテキトーに空気読んで、いいときにオレが店長に言っとくから」

X男くん
「マジッすか。あざっす。」

Z美さん
「なにW夫くん、かっけー」


X男くん
「つーかさ。その場で言えばよくね?後から本部に電話とかほんとウゼーわー」

Y子ちゃん
「ねーだよねー」

Z美さん
「マジ、クレーマーだよねー。こっちは忙しいっつの」

W夫センパイ
「まーあいつらはあいつらで、自分の正義ってのがあるんだろね」

Y子ちゃん
「わーオトナだー」

X男くん
「うっわ、ウッゼーわ。マジウゼー。そーゆーヤツの正義とか関係なくないっすか?」

W夫センパイ
「うーん、ストレス解消だよストレス。」

X男くん
「なんでそいつらのストレス解消にオレが使われなきゃいけないんだっつの。」

Z美さん
「ホント、クレーマーとかモンペアとかシネばいいのにw」

X男くん
「だよねー。『自分が嫌だと思うことは人にするな』とか知らねーのかよ。オマエラいっぺんクレーム入れられる立場になってみろっての」

Y子ちゃん
「自己チューなんだよ自己チュー」

W夫センパイ
「まあ、ぶっちゃけオレもそう思うよ。前も客にキレかかっちゃってさー。ぶん殴ってエプロン捨てて、店出て、そのまま辞めようと思ったことあるもんねー」

Z美さん
「あったあった。あのクレーマーは酷かったw」


Y子ちゃん
「今回のクレーマーの人、どんなん観てるのかなー」

X男くん
「あーいーねそれいーね。レンタル履歴覗いてやろーか。ぜってー鬼畜系AVとか借りてんよ。」

Y子ちゃん
「きちくけいってどんなの?」

W夫センパイ
「そりゃY子ちゃん。例えば○○の××を△△して×××に■■してたりとかするヤツだよ」

Y子ちゃん
「うわー!キンモーい!モジキモイ!!ギャー!」

Z美さん
「W夫くんそれセクハラだから」

W夫センパイ
「あーごめんごめん。あーX男くん。見るときはこの4人以外、誰もいないときに見ろよー」

X男くん
「みよ絶対みよ。今度来たら『あんなん借りてんだなてめー』とか言ってやろ」

Y子ちゃん
「うわーわたしもう絶対その人の接客できなーい!」


W夫センパイ
「まーでもさーY男くん、今回は災難だったけどさー。結局客商売なんてそんなもんだからさー。割り切っちゃった方がいいと思うよ。割り切れ割り切れ」

Z美さん
「なにー。ホントにオトナじゃんどーしたの?」

W夫センパイ
「そりゃオレも来年就職だからねー。いろいろあるけど我慢して切り換えていかないとって思うわけよ。納得できないことを飲み込むってのもできないとな、とか思う」

X男くん
「マジすか、W夫さん。」

W夫センパイ
「うん、大丈夫だよX男くん。お前がいいヤツだってのは皆わかってるから。仲間がわかってりゃ、それでいいんじゃね?」

X男くん
「かっけー。」

Z美さん
(なに、いいじゃんコイツ。あれ?ドキドキしてる。今までなんとも思ってなかったのに…)

X男くん
「かっけー。W夫さん。前からすげーなって思ってましたけど。マジリスペクトっすよ、W夫さん。」

Y子ちゃん
「わたしもついでにリスペクトー!」

W夫センパイ
「ついでって何だよ、Y子ちゃんww」

Y子ちゃん
「えへへへへ!」

X男くん
「あはははは!」

Z美さん
「うふふふふ!」

一同
「あはははははは!」


====================(以上、間違いなく創作)====================

…。

…。

…。


うわあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!





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翌日。
取り敢えず、新作2泊3日の分を返却にいく。
あいてるレジへ。
コトの概要を報告。

バイト君はすぐに手配して、お金を返却してくれた。
お金を渡すとき、実に申し訳なさそうに。

「大変申し訳ございません。」

と、一言添え。

いやーこちらこそ。
君がやったミスではないのに、謝ってくれてありがとう。

…。

…。

…。



あーAVを借りてなくて、本当によかった(笑)


おしまい。




前に書いた、似たような話


役に立つ・遊び

2010年08月10日 | 雑記
むかしむかしのある日のこと。
友人A、Bと僕のうちに集まって、ダラダラと時を過ごしていた。

そのうち、僕と友人Aは、プレステ2のサッカーゲーム「ウイニングイレブン」をやりだした。
ウチにある雑誌や本をパラパラ読んでいた、友人Bは、暫く経ってこう言った。

「なんでそんなゲームに夢中になるのかわからんわ。だって何の役にもたたないじゃん。」


そのまた昔のある日のこと。
会社の先輩Aが、『1年のうちに100本映画を観るぞ』計画を立てていた。
バタバタと仕事をこなし(実はこなしきれてなかったりもしたが笑。直属の部下である僕の立場としては、ぶっちゃけ腹が立ったりもしたが)、その日もいそいそと、最終上映時間に間に合うように会社を出た。
その背中に、先輩Bが嘲るように声をかけた。

「意味ないって!!笑。100本観れたとしても、何の役にもたたねーって!!笑」


またまた昔のある日のこと。
ぼーっとテレビを見ていたら、とある女優さんがインタビューで言っていた。
「役に立たないことはしたくないってゆーか。それ、ほんとに意味あるの?ってこと、あるじゃないですかー。人生長くないんで。疑問に思ったことははっきり言って、無駄なことはしないようにしてます。常に自分の身になるようなことだけしていたい。」


僕はとある映画の台詞を思い出す。
「…(前略)…金物屋だってそうさ、誰かが必要としているからこそ金物屋でいられる。この世に全く不必要なものなんてないと思ってる。そんなものはいられるはずがないよ。そこにいること自体誰かが必要と認めてる。必要でなくなったとたん消されちまうんだ。こう思う。どうだ?」


友人Cに、この台詞のことを話すと、
え?必要とされなきゃ、いちゃダメなの?オレまずいじゃーん!

って言ってた(笑)。

彼は車のディラーで、自分で車をいじることが好きで、特に、ハンドルやアクセル/ブレーキの、動かしてから効き始めるまでのラグ、つまりは“遊び”の具合を調節することが大好きだそうだ。

今は無事に家庭を築いて、二児の父になっている。


僕はと言えば、最近は手当たりしだい、いろんなものを乱読してる。乱読乱聴乱観してる(笑)。いろんなものだ。
そうして得たもの(得ているかどうかも怪しいが)を、役に立たせられるかどうかは、なんのことはない、僕の能力と行動次第だったりするが、つまりは僕のさじ加減ひとつだったりするが、
ぶっちゃけ、別に役に立たなくてもいいと思ってる。


サマーウォーズやっててん

2010年08月09日 | 漫画映画小説ドラマ
てれびで。
カットありで。

実は映画を観に行っていた。
高校野球の部分がバッサリカットされてた(笑)。
まーありゃーあれだ。曲でいうなら裏メロ的な扱いだから仕方ないといえば仕方ない。
まだノーカット放映するには何かが足りないということか。ポストジブリにはまだ届かせないというわけかのか日テレ。

で、それでも観てたわけですが。

丁寧でようできた映画ですね、と。

ネット上の世界(OZ)関係は全てビジュアライズして表現する演出。
セキュリティは鍵と鍵穴。
アカウント検索は家紋だったり。
プログラム侵入の形跡は本当に足あとで表現。mixiの足あととはちょと概念が違うんですが、まー似たようなもんで。AIがほんとに“あしあと”つけてるっていう(笑)。

悪の親玉ウィルスAI「ラブマシーン」との対決も、キャラクタ同士の肉弾戦で見せる、と。

一方で、セキュリティブロックの解読・計算は紙と鉛筆(最後は暗算)で人間がやってる。本来コンピュータが得意な分野を人間がやってるという逆転の構図の面白さ。

主人公含めた人間関係と行動動機と伏線も綺麗に整頓されてました。

主人公の健二くん(なのかなー?夏希ちゃんじゃないの?)の普段のヘタレ具合から、おばあちゃん含む陣内家の人々との交流を機に成長する姿とか。

もともとの数学好きからでてくる「あきらめたら負け」という姿勢とか。
よくあるスポ根のあきらめるなとはまた別な、多くの研究者が持つ静かな意思を、ドラマ
チックな展開に入れ込むことで、スポ根ものと同じような効果を生み出す、という。
(このへんが並列に展開してる高校野球とうまく対比されてたんだけどねー)

珍しくはっきり発言してみたらとたんに女性の現実主義に跳ね返されて凹む健二くん。でもその姿勢がもともと女系家族で頭が上がらなかった男衆の共感をよんで、その後のラブマシーン対策に協力的になる流れに説得力を生んでいる。

その、ラブマシーン対策が、スパコン運んだり、イカ釣り漁船持ってきたりとダイナミックな画にすることで、下手するとPC上だけのキーボードパチパチしてるだけの画になっちゃうところをうまくかわしてる。(しかもフルCGの格闘シーンだけに逃げていない)

一方で現実に対処している女衆が淡々と葬儀の準備を進めていく様子が並行して描かれていく。先の健二くん演説を一蹴した「理想主義の男と現実主義の女」の平行線も描かれている。
ネット世界のヤバイ出来事をそれでも画面の中でしかおきていない「ゲーム」としてしか認識できないおばちゃん達が次第に事態に気づいていく様子とか。

まあその他、各人の細かい描写(脚本上でもそうなんだけど、食事シーンは前編とても重要なシーンとして扱われていて、食い物の好みもキチンと設定されていることも伺える)も非常に細かく丁寧につくりこまれています。詳細は地デジのデータ放送によるシーンGUIDEがついていたので、本放送をご覧の方はよくおわかりかと。
※しかしあれだね。リアルタイムであんだけ演出意図を説明されるっていうのも、なんだかね。よくわかるんだけども…。丸裸にされるな(笑)。地デジが怖いのは妙齢の女性タレントだけではないかもなー。


しかし敢えて書かせてもらう僕なりのサマーウォーズに対する違和感。

そのいち。

夏でなくてもいいんじゃね?

なぜ夏なんだ?いや、気象条件としての夏はすごくよく描かれていたけれども。
物語で夏を扱うには、しかもタイトルに夏を冠するなら、もっと夏でなければいけない理由が欲しかったなー。

そりゃね、夏希ちゃんが縁側で泣くシーンとかね、夏の日差しだから尚更よいシーンになったりはしてるんだけど。

お盆休みで帰省してた、からみんな集まったってことでもないんだし。わざわざ一家の長老であるおばあちゃんの誕生日っていう設定までつけて。

例えば、ごくわかりやすい単純なシチュエーションを書くとすると(←なんて恥ずかしいんだ笑)

「コーヒー」ってタイトルで(笑)。

男と女がいる。恋人。

女が男に「コーヒー飲み過ぎ、やめて」って言ってた。

男はコーヒーを飲むことをやめた。

女が死ぬ(←見事なケータイ小説です笑)

墓前に立つ男。缶コーヒーのプルタブをあけ、飲む。

っつう、エチュードがあるとしますよ。この場合、男が最後に飲む飲み物はコーヒー以外ありえないわけですよ。で、なぜ墓前でコーヒーを飲んだか、に物語としてのキモが集約されるっていうね。
新しい相手ができたから、区切りをつけるための儀式、なのか(笑)←ひでーヤツ。
コーヒーを飲まないオレは、お前といたときのオレだけ、っていう墓前の誓いなのか(笑)。
お前がいねぇと、おれ何もできねーよ、自分を律する手立てがなにもないよっていう、自虐なのか(笑)。
だからタイトルは「コーヒー」でなければならんのですっ!
ならんのですっ!

ってことにして(笑)。

そ、そういう必然が「サマーウォーズ」の夏、にはないんだよなー。少なくとも僕には感じられなかった。
これが例えば、カットされちゃった高校野球のシーンをもっとクローズアップして、常に並行して進行させて、陣内家のひとりであるピッチャーの子が、汗ダッラダラ流すカットを印象的に突っ込んで、一方、ネットの世界では有機的な、生理現象である“汗”は一切でていない。でもどちらも熱戦。っていう描写がはっきりあれば、まだ夏の意味はあったかもしれない。高校野球っていうキーワードだけが夏を背負っていたのに、テレビではそれをカットしちゃってたし、聞くところによると今回のTV放映版を編集したのは監督自身らしいので、高校野球にそこまでの意味は持たせてなかったってことが明白になっちゃったんです。



そのに。

キレーすぎね?

毒がない、と言ってもよいかも。
夏希ちゃんが実は侘助に惚れてて健二くんのことなんかどーでもいいってとことか。
健二くんが数学オリンピックの代表になれなかったコンプレックスとか。
カズマくんが、元苛められっ子(だったよね?)で、その過去を乗り越えるための(はずの)キング・カズマとか。

なんか描写がサラッとしすぎてる感じがしました。
もっとドロドロしちゃうと思うんだけどな。

プロットも見事なほど、全員に出番が用意されてて悔しい思いをする人が一人もいない。
はい、おばあちゃんのターン!
はい、夏希ちゃんのターン!
はい、カズマくんのターン!
はい、侘助のターン!
おまたせ!健二くんのターン!
…うーん。出番が平等に訪れるのは、小学校の学芸会のようで(映画の出来が学芸会レベルだってことじゃなくて)ちょっと行き過ぎの平等主義を感じてしまいました。

勧善懲悪を求める気はないけれど「誰も悪くない」ってのもどうか、と。
主に国家的犯罪や事件を描くドラマ映画には「困ったときはCIAの所為にしとけ」という自虐的でネタ的な「逃げ芸」がありますが、トラブル・パニックを起きた、という描写がある以上、何かに罪を被ってもらう必要はあるわけで、それを全てアメリカに押し付けてしまうのはさすがにご都合主義すぎやしないかと思うわけです。侘助自首したけどね。

いやむしろ今の世の中、勧善懲悪を描ききることの方がよっぽど難しいと「ダークナイト」を観た僕は思うのです。
サマーウォーズ観て「サイコーだぜ!」って言ってた人が「ダークナイト」を「でも、バットマンなんでしょ?(だから観てねーよ)」とか言ってたら、僕ぁやってられないっスね。

あれだけインフラがパニくってて、死傷者ゼロっていうのもね。
…ネーヨ。。。

まあ、「家族で見られる楽しい、道徳的な要素も散りばめた面白いアニメ映画」を引き継ぐポストジブリの育成は順調ってことなんでしょうか日テレさん、というとこです。
ザキさんはもう、そういう映画創れないからなーたぶん。(←衰えた、ということではない)



そのさんでさいご。

仲里依紗が声をあてていたのが眼鏡おばちゃんなのは

「時かけ」の頃とは、いろいろ3倍ぐらいになってしまった彼女への、スタッフのブラックジョークなのか!!(笑)

ウソウソ。いやほんと3倍になりましたよ。
知名度とか。
演技力とか。
いや、なんにも言ってませんよ。なんにも。



以上、敢えて書かせてもらう僕なりのサマーウォーズに対する違和感でした。
いや、面白かったですよ。
ドイツの男の子のアバターが
「ナツキへ。ぼくの、アカウントを、つかってください」
で、泣いたもん。

いやほんとほんと。