楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

29.6月の暮らし 2

2017-06-30 05:49:11 | Weblog

ジャーマンアイリス 黄色 5月 裏の庭

暑い日が続く。昨日扇風機をだした。熱中症対策に休養と水分の補給を欠かさない。毎日庭の手入れを励んでいる。剪定と除草だ。雑草は取っても取っても生えてくる。禅の修行では、心の邪念を取るつもりで、除草に励むそうだ。私もその心を参考にして取っている。だから飽きないし、むしろ楽しみだ。毎日主に漢詩を吟じている。健康のためでもあるし、修養にもなる。
王陽明や朱喜、程明道、杜甫の詩などが心の糧となる。中国の古典に教えられることが多い。毎日、論語や孫子を読んで研究している。現代でも通じる処世訓だ。生活のバークボンとしたい。

28日夜俳句会。4名。私の選句から2句。「牛飼いの死や筒鳥が弔辞読む」皆に好かれていた実直な村の牛飼いが死んだ。何時も付近で鳴いている筒鳥が寂しげに啼いている。地味な鳴き声がぴったりだ。「鳥らの弾け散ったり麦の秋」麦が熟れていることの夏の季語だ。雀たちもそれを喜んでいるように活発に飛び回っている。収穫の喜び。私の一句
「手水鉢水の溢れて虎耳草(ユキノシタ)」

今日の午前中は室内ゲートボールの予定。夫婦で参加する。


29.6月の暮らし 1

2017-06-15 13:22:45 | Weblog

侘助  4月27日 居間の前の庭

毎日50本以上ある庭木の手入れをしている。半数は躑躅などの低木だ。今躑躅は見ごろで楽しんでいる。腰痛のため枝切りは難儀だ。休み休みしている。
今日胡瓜の初なりを1本とった。豌豆も食べている。後の野菜はまだまだだ。
昨夜俳句会。5名参加。私の選句から2句。「自転車に苗籠一つ夏ひばり」高齢者の農家も多く、棚田などでこじんまり耕作しているような人もいる。あまり動力も使わず、自転車で少量の苗を運んでいく。空では夏ひばりが鳴いていた。農村風景の一齣だ。「佳きことは直ぐに忘れて葉桜に」華やかな桜もあっという間に過ぎて夢のようだ。もう葉桜の季節となった。人生も過ぎてみれば、これと同じだ。過ぎ去った佳い思いでは忘れて、苦しく辛かったことのみ思いだされる。私の発表句の一つ。「小判草ふえてつましきたつきかな

毎日詩吟を自宅で自習しているが、最近李白の好きな詩文を吟じている。
夏らしく豪快な詩だ。「廬山の瀑布を望む」日は香炉を照らして 紫煙を生ず 遥かに看る瀑布の長川をかくるを 飛流直下三千尺 疑うらくはこれ 銀河の九天より落つるかと」