楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

3月の花(3)

2008-03-31 17:21:20 | Weblog

クロッカス  (3.27)  奥の庭。ナナカマドの下。

白も咲いているが青は色鮮やかだ。

朝、0度。雨雪が降っていた。櫻の上に雪が積もった事もあるので
今時珍しいことではない。咲いている花は寒かろうと思う。言葉は
言っていないだろうが、神が定めた意志を推察し、寒いと感じていると
思う。そのような気持ちで何時も植物と会話を交わしている。

今日午後ストアーに出かけて買い物してくる。新発売、糖質ゼロの
サントリーの発泡酒を買ってくる。4月から75歳未満のメタボ検査が
始まるようだ。私のような高貴(最初にパソコンに出た文字)。これは残念
ながら当てはまらず後期高齢者は勝手にしろということらしく検査もない
が気に掛かり今朝腹囲を計ってみた。83センチ。85以上が要注意な
そうだから、一応合格ラインだ。しかし糖分は控えた方がよいと思い
今日の買い物となった。妻は辛口な発泡酒だという。私もそう思う。
糖質ゼロだから当然だろう。

本も買って来た。技術評論社刊「無料でできるフォトレタッチGIMP」と
いう本だ。修正ソフトは幾つかあるが、まだ不満なので参考書を見て
新たなフリーソフトをダゥンロードし挑戦して見たい。

今日の俳句クロッカス

クロッカスいきなりピアノ鳴り出しぬ      計次

庭つきの家にあこがれクロッカス       トキ子

子が植ゑて水やり過ぎのクロッカス      汀子


3月の花(2)

2008-03-30 08:27:36 | Weblog

アセビ(赤花) (3.27)咲き始めたばかり。 奥の庭。

もう1本ある普通の白い花のアセビはまだ咲かない。万葉時代から

歌に詠まれる花。

昨日は風が強く日差しが照っても寒かった。落葉は飛んで掃きづら
かったので、庭の石を掃いた。冬に雪かきをした時、一緒に入るよう
だ。小さな植物の芽の邪魔になる。その芽を踏まないように注意する。
またシドケの芽が殖えている。片栗の芽も伸びてきた。

2日前に市内の美味いと聞いたラーメン店に行って来る。1杯税込み
304円と安いし、美味しかった。コシの有る麺だ。私は気づかなかった
が妻が丼が少し小さいようだという。しかし私達には丁度良い量だった。
昼頃だったし、込んできた。子供等もどやどや入ってきた。立って待って
居る人達もいる。メニューも多いし餃子もある。それは次の楽しみ。

今日の俳句芝不器男「ふきお」)

明治36~昭和5年。享年26歳。愛媛県生まれ。東大林科中退。
ホトトギスに投句。大正14年冬彗星の如く表れ昭和5年短い生涯を
終わった。茅舎と共に若手として光彩を放ったが、抒情俳句に近代性
を加えた作品を残し夭折した。

まのあたり天降りし蝶や桜草

白藤や揺りやみしかばうすみどり

あなたなる夜雨の葛のあなたかな

人入って門のこりたる暮春かな

寒鴉己(し)が影の上(え)におりたちぬ

 


3月の花(1)

2008-03-28 10:41:57 | Weblog

椿 (3.27) 裏庭にまず一輪咲いた。乙女椿という品種と記憶。

間違っていても、この清楚で恥じらいを感じるようなピンクの一重
の花は、この名前がふさわしいと思う。

今朝は-1度と寒い。まだ台所にストーブを焚いている。今日の午後の
予報は雨か雪なそうだ。
2日前の夜の俳句会は女3、男5計8名。いつも会員の句に感動する。
私の全然気づかない視点と用語で沢山の句が発表される。全部で80句
投句された訳だが特に感動を覚えた句を20句選んだ。選んだ句を読み
上げ、その時作者名が明らかになるのも楽しみだ。その後、各自選句の
中から7句前後を選評する訳だが、自分の句に全然違う視点から評される
ことも珍しくない。発表すれば、もう自分の手元を離れた独自の独立した
存在となる。予期しない評価を受ければ嬉しいし励みになる。

静岡県にいる娘の孫達二人(男)にそれぞれ大学、大学院入学のお祝い
を微額ながら送る。郵便局から電送する。瞬時に届くし送料も安く便利だ。
今日は午後から室内でする最後のゲートボールの予定。来月からは待望
の外だ。
昨日午後クラブ20年度総会の、議案書原案を作成した。

今日の俳句(夏目漱石)

文豪の漱石は子規に勧められて俳句を作った。明治43年胃潰瘍で
修善寺に転地療養し数回吐血し生死の境を彷徨った。その時のことを
俳句に残しているが、句に深い陰影を与えた佳句と評されている。
その他多く句を残した。

腸(はらわた)に春滴るや粥の味

朝寒や生きたる骨を動かさず

酸多き胃を患ひてや秋の雨

有る程の菊抛げ入れよ棺の中(友の夫人大塚楠緒子の死に)

秋風や屠られに行く牛の尻



3月の景(11)

2008-03-26 16:38:45 | Weblog

白鳥(3) (3.19) 人に馴れているもう1羽。

昨日は吟詠会。段位審査の最終仕上げ。真剣に稽古する。

今日、午前中、屋外コートでゲートボールの練習をする。第1ゲート
通過練習を主体。打撃の瞬間の僅かの左手のブレがコースを
狂わせるのが分かった。この癖を矯正すべく何回も練習。幾分
良くなった。1時間で終了。午後夜の俳句会に備えて出句10句自選整理。
後ウイルスバスターの検索実行。1時間半位かかった。

今日の俳句(杉田久女)

明治23年鹿児島生まれ。昭和21年失意孤独の中に病院で死去。
虚子に師事し「ホトトギス」の巻頭作家として活躍。人と同ぜず、
功名心強く、性向常軌を逸し昭和11年、虚子により「ホトトギス」
同人を除名され師の門に出入りを禁じられた。以後ノイローゼ昂じる。
魅力的な句を沢山読んだ。女流俳人の草分け的存在。

朝顔や濁りそめたる市の空

足袋つぐやノラともならず教師妻

谺して山時鳥ほしいまま

紫陽花に秋冷いたる信濃かな

風に落つ楊貴妃櫻房のまま


3月の景(10)

2008-03-25 14:26:55 | Weblog

豊沢川の崖(3.12) 水松園の裏。雫がたり春の訪れを

告げていた。

昨日午後からの雨もあがった。朝早く庭掃除。大分石が入っている。
クロッカスや雪割り草が咲いている。裏庭では馬酔木、サンシュウが
咲き出した。明らかに春の始動だ。しかしこの時期雪が降るのが
珍しくないので油断は禁物。夕方は何時も掃除道具を片付ける。
今日午前中は吟詠会例会だ。朝、声だし、予習をする。毎日の練習は
詩文の記憶の補充にもなり大事な日課だ。

今日の俳句(芥川龍之介

著名な作家。(1892~1927)漱石門下。「鼻」「芋粥」等作品多数。
東京生まれ。自殺。生涯に得た俳句は約六百といわれる。句集で
残された句は77句。繊細な神経で作られた句が多い。

白桃や莟うるめる枝の反り

明眸の見るもの沖の遠花火

木がらしや目刺にのこる海のいろ

竹の芽も茜さしたる彼岸かな

初秋の蝗つかめば柔かき


3月の景(9)

2008-03-23 15:19:41 | Weblog

豊沢川  (312)ホテル水松園の裏の渓流。

北岸には雪が残っている。橋の上から。左上はホテル。

朝は-3度と寒かったが、日中は暖か現在19度。裏庭の除草は終わった。
これでだいたい庭の落葉掃きと除草は終わり。後は毎日少しづつ仕上げ。
蕗味噌を作る。早春の味で美味しい。フキノトウを摘まんで、擂り潰し調味
料を加える。生と煮あげたのと二種類作ってみた。好みにも拠るであろうが
私は生臭くなくて煮て潰したのが美味しかった。発ガン物質を含むそうだが
微量なので差し支えなかろう。春に一、二度作るのみだ。山形に行った時
お土産にフキノトウの加工品を売っていた。名物なのだろう。先日天麩羅が
料理店で出された。好きなので五つほど食べた。家では作らない。
今日庭のイチイの木の下で、可愛らしいモミジガサ(シドケ)の芽を見つけた。
これも美味だ。栽培種よりも味が良い。山に生えるのはもっと良いと思う。
蕗はまだ生えないので、今日スーパーで買って来た。勿論確認して国産。

今日の俳句蕗味噌

蕗味噌や山は一夜の雪被り      裕明

蕗味噌のにが味手窪に祝い酒   光治

蕗味噌を飯に拡ぐや野の光り    哲雄

蕗味噌や老をゆたかに遠き母   待子

 

 

 


3月の景(8)

2008-03-22 12:34:28 | Weblog

白鳥(3) (3.19) 黒い大きな水かきの足だった。

この鳥ともう一羽人懐っこい白鳥がいた話を友人にしたら
去年傷ついて帰れなかった鳥が居たが、それではないのか
とのことだった。或はそうかもしれない。他の群れと離れて
いたし、とすれば可哀想な白鳥だ。しかし皆に特別可愛がられて
餌を多く貰っていたのがせめてもの幸せと思う。
5羽ほど白鳥が沼に帰って来た時、沼にいた一団の数羽がそれを
見て大きく羽ばたきした。おそらく幼鳥なのだろう。帰る時期に親鳥
達が居なくなって、置き去りにされたと思い、不安でいたのに帰って
来たので安堵し大喜びしたのだと思った。

快晴だ。白鳥の北来行が上空を飛んでいった。毎日のように見られる
と思う。朝、落葉焚き、蒲団干しをする。岩手山と早池峰山の銀嶺が
碧空にくっきり見える。

今日の俳句(白鳥   冬の季語

白鳥をあたたかく見る焚火して       静塔

白鳥の声のなかなる入日かな       信子

上野発白鳥ゆきのきつぷかな       鷹夫


3月の景(7)

2008-03-21 17:07:35 | Weblog

白鳥(2) (3.19) 子供らが写真を撮ったり餌を呉れていた。

風の強い日だ。焚き火は取りやめだ。
今日の予定に市内の評判のラーメン店に探訪味見に行く予定だったが
所用が発生し取りやめて残念だった。ラーメンの味巡りは私の財力でも
出きる楽しみの一つだ。目立たない店で、美味しさを発見した時はささや
かな喜びを噛み締める。昔は美味しい汁もあまり残さず食べたが、血圧が
高くなってからは、塩分を控える為大半残している。昨年行けつけの店で
食べていたら、逆流症が起こり苦しくて食べられなくなり半分以上残した。
その後薬を出してもらい、毎夕食後服薬しているが、それでも食べすぎと
か、なんらかの理由で起きてご馳走をフイにする事がある。またある時
向かいの席に知っている女性が途中から合席になり、私が食べている間、
話しかけられたことがあった。十分味わって食べたかったのだが、返事しない
訳にも行かず、随分損した気分になったこともある。


今日の午後は室内ゲートボール。男女各4人。私もようやく馴れた様で、第1
ゲートがよく通過した。しかし室内は来週のみ。4月から待望の、外で、火、木
、土の午後プレーすることを今日申し合わせた。待ち遠しい。


3月の景(6)

2008-03-20 12:19:13 | Weblog

ラーメンショップ「ヤンセン」  (3.19)江釣子

昨日初めて寄った店。テレビでよく取り上げられる店。外観は地味

北上市国道4号線から横手方面に向う。信号で、江釣子旧市街地に入
らず直進。北銀支店を過ぎて間もなく道路南側。テレビの取材を受けると
その店は得だ。他のマスコミも殺到し益々有名になっていく時代。しかし
後の繁盛はやはり店の実力次第。

彼岸の中日。早朝霧雨。落葉を焚く。昨日隣のフェンス越しにわが家の
軒下に吸殻20本ほど散乱。現場を見たわけでは無いが、アパートの住民
と推定。早速北上市の業者に事情を話し「火災の危険もあることだし」と
丁重に対策を依頼した。以前にも同様のことがあり、申し入れたが改善さ
れずやむを得ず警察に解決して貰ったことがあった。困った風潮である。

今日の俳句富田木歩の俳句

明治30年本所向島生まれ27歳で他界。貧家に生まれ2歳で足萎えと
なり4人の姉妹と聾唖の弟があったが、姉妹は次々苦界に身を沈め
妹1人と弟は肺疾患で死んだ。彼も胸を患い貸し本業等で細々と生計
を立てた。小学校にも行かなかったが独学で文字を覚え、俳句を発表
した。いまだに評価の高い俳人。境涯の詩人、俳人と言われる。
彼も幾度も喀血したが関東大震災で行方不明となった。

かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花

夢に見れば死もなつかしや冬木風

面影の囚はれ人に似て寒し

寝る妹の枕ずれ言ふ春の暮

虫見てもをののきやまず秋の暮

 



3月の景(5)

2008-03-19 16:48:08 | Weblog

白鳥(1)  (3.19) 北上市新堤

昨日の朝我が家の上空を北へ帰る白鳥の群れが2編隊通過した。
一つは約20羽、一つは約50羽の大編隊で壮観だった。どちらも
1羽を先頭に不等辺な鈎型だった。見に行きたくたくなり、今日
丁度北上市に所用があったので、少し足を伸ばし見に行った。
大分少なくなっていた。近くでクズパンを1袋100円で売っていた
ので買って与えた。2羽が特に馴れていて人の手から取って食べる。
この写真はその1羽。

午前中妻が北上病院に通院の日なのでまだ胃腸炎の後で少し疲労
が残ったが、運転手を務める。帰り白鳥見物。今年初めてだ。
その帰り江釣子地区に寄り、ラーメンの評判の店「ヤンセン」を探し
あて食べてくる。地味な作りの店構えだが、中に入ると、各テレビ局
のアナウンサーや当時の増田県知事等著名人が立ち寄った写真が
沢山飾られて評判を立証している。体調を考え、今日はボリュームの
少ない普通のラーメンを食べてくる。自家製の麺はしこしこして歯ごた
えがある。味はあっさりした淡白な味だった。
午後二人で相撲始まるまで、庭の落葉掃きと草取り。