楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

冬の景(16)

2009-01-29 10:41:58 | Weblog

雪の朝 (1.26) 裏庭から南を望む。

昨夜は俳句会。参加6名(男5.女1)と少なかった。しかし皆熱心
に内容の濃い句会となった。何時もながら皆の句から貴重なもの
を教えられて楽しい。各人の視点から独自の句が発表される。
唯、人数が増えないのが残念だ。超結社の句会なのだから、もっと
増えそうなものだが増えない。ベテラン揃いなのが、新人が加入しづ
らくしているかも知れないと言うのが一会員から聞いた意見だが、そう
かもしれない。私の加入している俳句結社「天為」の有馬朗人主宰に
昨年秋盛岡でお会いし話した折、天為の会員を殖やして下さいとのこと
だった。私個人としても、良い趣味だと思うし是非勧めたいと思う。
新人が入れば、それだけ新鮮な個性ある俳句に接すること
が出来るので、励みになる。今後も積極的に「天為」の会員に
なり俳句の楽しみ味わうことを勧めていきたい。結社に入っていなくても
又作ったことの無い人でも俳句を好きな人は沢山いると思う。「より
楽しむ為に加入を」。

今日の俳句片山桃史

片山は銀行員で昭和12年に軍隊に召集され、16年に再度召集。
19年東ニューギニアで戦死。行年31歳。以下中国戦線での作句。

風に揺れかかるさびしき灯をしらず

冷雨なりニ三は遺骨胸に吊る

飢餓うすれ陽炎重く眠りたる

木の葉落つおちて吹かれぬ歩くは兵

難民の駱駝秋風より高し


冬の景(15)

2009-01-27 14:50:05 | Weblog

奥の庭(1.26)  右側やや半分。木々もすっかり冬眠中だ。

時々猫が歩いている。暖かなのだが今年は小鳥もあまり来ない。

昨日は1時から花巻俳句協会の新春俳句会兼懇親会。26名参加。
いつもの通り無記名で3句出句。互選3句。多選数で5位まで入賞。
私は辛うじて5位入賞。賞金受け取る。
私の入選句は「獅子頭泣く子を甘く噛みにけりというもの軽い句。
懇親会では日頃疎遠にしていた人達と話が出来て良かった。酒、ビール
は健康を考えて我慢しほどほどにした。

今日午前中は吟詠会。体調不良の人が多く少なかった。しかし参加者
は心身の健康を願い精一杯吟じた。一会員が沖縄土産のお菓子を
持参した。「
石垣の塩ちんすこう」という菓子だ。甘党に弱い私でも美味しく
食べられる。15年前岩手県の米籾が低温で処理できなかった時、沖縄に
依頼して処理して以来の交流で、今回の親善旅行70名の一員として旅行
して来たそうだ。

午後は明日夜のグループによる俳句会の為に俳句を作る。以前に作って
いたのも入れて9句準備出来た。あと1句だ。


冬の景(14)

2009-01-26 08:49:52 | Weblog

雪の中のフキノトウ (1.26) 今朝の蕗畑

今朝雪が少し積もっていた。

昨日は「天為岩手支部総会」に参加。朝8時自宅をでる。電車で
盛岡に行く。中の橋通り「こみや寿司」にて10時より開催。参加者
27名(男8名女18名)。小畑事務局長より活動報告。現在会員36
名の由。小原琢葉全国同人会長兼県支部長より挨拶。その後
俳句会。1人5句出句。5句選。同人8名の特選には、それぞれ自作
の短冊が送呈された。併し同人8名中5名が短冊を貰い偏った。私も
幸い貰った。女性同人から「日当りのよき笹山の初音かな」という
短冊だった。句会終了後席を移して懇親会。一人一人発言し、
今後の会の発展を期し、各自精進することを誓った。2時終了した。
盛岡地区に会員の70%在籍している。四五人の古い会員は面識
があったが、大半は初対面の会員だ。いつも天為誌上ではなじみ
の名前の人達だ。知り合いになれて良かった。
4時帰宅し相撲を見た。

今日は1時から花巻市俳句協会の新年句会がある。3句出句である。
これから句を作って準備する。


冬の景(13)

2009-01-24 12:51:12 | Weblog

冬田(2)  畑もりんご園も含まれる。時々狐が見られる。

昨日の画面を未熟ながら参考書を見て挑戦してみた。結果は
ご覧の通りだ。初心の私としてはまずまずの出来と思う。
使用したのはフリーソフトの「GIMP」。原版は英語なのですが
ダウンロードしたのは日本語版です。機能は高性能です。その点
多岐にわたっているので初心者には使いずらい。参考書は
技術評論社のものを購入した。今後もよく読んで使いこなせる様に
努力する。折角の多機能をマスターしたい。

暫く振りにここ2日庭でゲートボールの練習。例年に比べてこの時期の
練習は珍しい。しかしどこか底冷えするし、背を丸くする運動なので、
肩の痛みやコリに悪い姿勢と思うので短時間で切り上げる。毎朝6時
半から始まるテレビ体操を行っているが、背中を伸ばし、手を上に上げ
る運動の方が気持ちいい。早起きは辛いがここ数ヶ月実行している。

10日ほど前から蕗畑にフキノトウが数個咲いている。例年より早い。
摘まんで味噌汁にはなして早春の香りを味わいたいと思ってきたが
生憎雨や雪が降ったり、忘れたりで、未だだ。


冬の景(12)

2009-01-23 14:49:02 | Weblog

冬田  (1.10)どう言う現象だか忘れたが横に断線が入ってし

った。修正するフリーソフト「GIMP」をダウンロードし使用解説書も
あるのだが方法を良くマスターしていないので残念ながらそのまま
載せた。賢治碑の丘からの映像だ。線の辺りが堤防だ。

新聞に粕汁の作り方が載っていた。子供の頃よく母が塩酒の粕汁を
作った。寒い冬にふうふう吹きながらの粕汁は絶品だった。
昨日スーパーに行って載っていた通りの材料を買って来た。運良く何時
もは無い塩鮭のアラがあった。そして一緒に入れる油揚げ等を買ってくる。
今日の夕飯用に作ることにした。頭は2枚入っていたが、妻が切るのに
自信が無いと言うので私が調理した。氷頭はコリコリして好きだし5mm
位に切った。新聞にあるように水洗い後煮立てて匂いを消した。
のち畑から大根を1本堀上げ自家水道で洗って妻にバトンタッチした。
人参、牛蒡、油揚げ、蒟蒻を交ぜて妻が作る。最後に出来た椀の上に
芹を乗せて終わりだ。酒粕は蛋白質、ビタミンB、カリューム等含み栄養価
が高いそうだ。粕汁は俳句では冬の季語だ。今晩食べた後一句作ろうと
思う

今日の俳句粕汁

粕汁にあたたまりゆく命あり    桂郎

粕汁に鮭の鱗の浮びけり      陶石

小屋掛けて牛市あての粕汁屋   渡洋


冬の景(11)

2009-01-19 15:41:23 | Weblog

1月の雪椿(2)  (1.10)

17日は地区老連の新年交賀会。約100名参加。わが単老からは
5名男のみ参加。来賓からは賀詞。駐在所所長からは、それと共に
交通事故とおれおれ詐欺の予防の話。耳の痛い話であった。良薬
は口に苦しか。ある地区代表2人が「御祝い」なるものを歌った。5分
位かかり結構長かったが、私には意味不明。市内の昔からの農家
集落には伝統になっているようだ。そして各地域で歌詞、曲とも微妙
に違うそうだ。私の地区は昔は同心屋敷町だったので、そのような
伝統はない。もっぱら聞くのみ。

今日午前中は2日前の新年会時、室内ゲートボールに人数が少ない
からと強く誘われ、右肩が悪いのだが、交際上無理しない程度に参加
してきた。やってみれば面白かったし、健康にも良いと思うので、今後も
適度に付き合うことを約した。

今日の大半を俳句研究と作句だ。25日盛岡で「天為岩手県支部」の
総会兼俳句会兼懇親会がある。5句出句だ。約30人の会員と思う。
各同人が選した高位の作者に進呈する句をしたためた短冊も用意して
来るようにとのことなので、用意した。以前に詠んだ句の中から代表作
と思うものから選んだ。「微醺もて李白の詩編筆始」というものだ。
気にいっている句だ。


冬の景(10)

2009-01-15 10:33:23 | Weblog

1月の雪椿  (1.8)  書斎前の庭。

昨夜に続いて雪降りだ。俳句会の帰りは雨だった。
俳句会参加は9名(男5女4)。ささやかな会食の後何時もの通り句会。
後、抽選による短冊交換会。私は忘れていったので貰うだけだった。
次回持って行くことにした。今まで貰ったことのない新進の女性会員の
短冊に当たったので満足した。内容の俳句も新鮮なものだった。

今日はどんど祭に出かけ古いお札、お守りを差し出してくる。まだ燃やして
おらず雪の中神官が祝詞をあげていた。信者も大勢参加していた。

今日の短歌山部赤人

田子の浦ゆ   うち出て見れば   真白にぞ

不盡の高嶺に  雪は降りける

註訳

田子の浦から出かけて眺めてみると、真っ白に冨士の山頂に雪が
積もっているではないか

赤人は聖武天皇の頃活躍。下級官吏。後世人麻呂と共に歌聖と言われ
る。出典は万葉集 巻三 318番。

以前私は、ここを通り過ぎたことがあった。娘夫婦が私を三保の松原に
車で案内してくれ、海岸沿いに走ったのだが、その途中田子の浦にさし
かかった。快晴の日で富士山がくっきり右手に見えた。素晴らしい眺め
だった。とっさにこの歌を思い出した。赤人が見たのはまさしくこの景色
だったのだ思い感激した。ただ違うのは山裾にびっしり建物が密集して
いた。そのことだけが歴史の経過を強く感じさせられた。
23年度日本詩吟学院「岳風会」の吟詠段位審査会で10段を受ける予定
であるが、その折短歌部門でこの「不盡の山を望める歌の反歌」を選んで
受審したいと思って稽古している。


 

 


冬の景(9)

2009-01-14 11:50:13 | Weblog

冬の池  (1.5) 桜町地内。春には花菖蒲、夏は紅白の睡蓮が咲く

池も何も無く淋しい。前方には家屋とイグネの杉木立が見える。イグネ
も防風の役目を果たしてきたのだが、茅葺の家屋も無くなり防寒の家屋
が増えてから、切り倒す家が多くなりめっきり少なくなった。

朝は雪であったが、良く晴れ上がった。さすが寒中で寒かったが9時に
歯科の予約があったので出かけた。後循環器科に寄って4週間分の薬
を貰ってくる。血圧は130、下が77と正常だった。私なりに努力した結果
と思う。
昨日は詩吟の例会。皆で各自吟初めをした。新人の40代の女性が来た
ので活気がでた。我吟詠会の宝だ。大事に育成しようと思う。この新人を
呼び水にして仲間を殖やし起死回生を計るのが今年の悲願だ。

今晩は新年会兼句会。私は遠いので車で出かけるので、酒は飲まず、
ウーロン茶でもっぱら我慢会。帰宅してから家で呑むことにする。持参の
10句はどうにか出来た。

今日の和歌和泉式部

あらざらむこの世のほかの思ひ出にいまひとたびの

あふこともがな

注訳

私は病気で死ぬかも知れません。死んだあの世で思い出になるように

今一度あなたに逢いたいと思います。

情熱の歌人、和泉式部の歌である。その他彼女にはよく知られている
有名な恋の歌がある。自由な恋愛のできる時代にあっても極めて自由
奔放な生き方をしたようだ。結婚しても、不倫が知られるところとなり
離縁され、父からも勘当される。その後も妻ある若い男性と関係をもった。
岩波文庫の「和泉式部日記」があるので、読み返してみて詳しく調べたい。



冬の景(8)

2009-01-10 15:19:04 | Weblog

白鳥(2)  新堤(1.4)先の1羽と離れてもう1羽いた。

私達に近づき追いかけてきた。餌をやれないのが辛い。
早く鳥インフルエンザの心配が無くなり以前のように与えられ
るようになれば良いと思う。今後そのように回復するのだろうか。
それとも今後もずっと続く情況なのだろうか。

明日はもっと荒れる予想だ。今日は殆ど炬燵で過ごした。昨日書店で
2冊本を買って来た。1冊目は「俳句脳」茂木健一郎。黛まどか共著。
脳科学者と若い女流俳人と異色の組み合わせ。発想、ひらめき、美意識
について論じていて面白そうだ。もう1冊は隔週刊CDつきマガジン「落語
・古今亭志ん朝」創刊記念特価490円と安かった。次回からは1190円
だ。全26巻だ。

今日の俳句(白鳥)

白鳥の声のなかなる入日かな     信子

一羽だけ来て白鳥の湖(うみ)となる  雹子

白鳥へねんねこの子を傾ける     文夫



冬の景(7)

2009-01-08 13:17:04 | Weblog

白鳥(1) (1.4) 北上市新堤

昼近く行ったのだが、ご覧の通り、今までなら数え切れないくらい
沢山居たのだが、少なくてがっかり、餌をやれなくなったので、交流
もできなく淋しい。白鳥は事情も分からず戸惑っているに違いない。
この時間は田に餌を求めに行き、夕方には帰ってきているのだろ
うか。今後の飛来数にも変化があると思う。

5日は小寒で、今は寒中であるが、穏やかな天候だ。7日には七草粥
を食べた。袋に入った乾燥しているものを買った。粥の上に振りかけて
交えるのみだ。やはり硬くて気分がでない。少々高くついても自然の
物の方が良かったと後悔した。一応健康を願う伝統行事は果たした感じ
だ。今年は丑年なので、関することわざを調べてみた。幾つかある中で
面白いと思ったのを二つ。「牛も千里馬も千里」「牛の角を蜂がさす」だ。
後者は、ある事をしても無駄で、何も影響を与えない事由の譬え。
昨日センサーライトを買ってきて、裏の勝手口に付けた。私の所の椋の
大木を切ったし、よその家屋も無くなったりで100m位隔てた道路から
空き地を隔てて丸見えだ。無用心なので、夜、人が近づいた時だけ点灯
するライトを取り付けた訳だ。昨日消防署の職員が来て近い時期に市で
65歳以上の世帯に火災報知器2個を差し上げることになったと連絡に
来た。高齢者世帯は何かと心配の種が尽きない。


 

.