雪の朝 (1.26) 裏庭から南を望む。
昨夜は俳句会。参加6名(男5.女1)と少なかった。しかし皆熱心
に内容の濃い句会となった。何時もながら皆の句から貴重なもの
を教えられて楽しい。各人の視点から独自の句が発表される。
唯、人数が増えないのが残念だ。超結社の句会なのだから、もっと
増えそうなものだが増えない。ベテラン揃いなのが、新人が加入しづ
らくしているかも知れないと言うのが一会員から聞いた意見だが、そう
かもしれない。私の加入している俳句結社「天為」の有馬朗人主宰に
昨年秋盛岡でお会いし話した折、天為の会員を殖やして下さいとのこと
だった。私個人としても、良い趣味だと思うし是非勧めたいと思う。
新人が入れば、それだけ新鮮な個性ある俳句に接すること
が出来るので、励みになる。今後も積極的に「天為」の会員に
なり俳句の楽しみ味わうことを勧めていきたい。結社に入っていなくても
又作ったことの無い人でも俳句を好きな人は沢山いると思う。「より
楽しむ為に加入を」。
今日の俳句(片山桃史)
片山は銀行員で昭和12年に軍隊に召集され、16年に再度召集。
19年東ニューギニアで戦死。行年31歳。以下中国戦線での作句。
風に揺れかかるさびしき灯をしらず
冷雨なりニ三は遺骨胸に吊る
飢餓うすれ陽炎重く眠りたる
木の葉落つおちて吹かれぬ歩くは兵
難民の駱駝秋風より高し